510231213 アスカロン・D. plug・レヴィアタン 解罪『受け入れた羨望』
あれから数日後――
【アスカロン】 はっ!やぁっ!!
草原でドラゴンと共に、 剣の修行をしているアスカロン
【アスカロン】 …あっ!
そんな彼女の元に、 マスターがやってくる
もう誰かのこと、 羨しいと思うことはなくなった? と彼女に尋ねる
【アスカロン】 そうですね あれ以来、嫉妬の気持ちは より強くなってます
え?そうなの!? 驚くマスター
【アスカロン】 でも、それは… いいことなんじゃないかって… そう思えるようになりました
【アスカロン】 私にとって、嫉妬の感情はむしろ “伸びしろ”だと 思えるようになったんです
【アスカロン】 以前は誰かを羨めば羨むほど、 自分を嫌いになりましたけど… 今は違います
【アスカロン】 私はもっと強くなれるんだってと… 自分を信じられるようになりました
【アスカロン】 不思議ですけど… 嫉妬の心が強くなればなるほど、 むしろみなさんと仲良くなれたんです
【アスカロン】 そしたら… なんだか力が湧いてきました
その心の変化は、 彼女に新たな力を授けていた
【アスカロン】 あ、そうだ
【アスカロン】 この前、マスターのことが 羨ましいと言ったけど、 その理由が分かりました
【アスカロン】 それは…
【アスカロン】 あなたは大きな愛を持った人だから
【アスカロン】 みんなの上に立って、 包み込んであげる大きな愛を
【アスカロン】 だから、羨ましかったんです
【アスカロン】 私も…そんな戦士になりたいって
【アスカロン】 『大罪の獣』の力だけじゃなく、 大きな愛で戦える戦士に
【アスカロン】 そうなれるように… これからもマスターと一緒に 新たな道を進んでいきます!
【アスカロン】 だから…これからも よろしくお願いしますね、 マスター
未来を見据えたその目の輝きは、 マスターも羨むほどの力が みなぎっていた
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