512019211 ミョルニル(キラーメイル) 廃墟に住むゴースト
戦闘の最中、 郊外に駐屯することになった マスターたち
しかし隊とは離れ、 近くの廃墟に篭る男が一人…
マスターはその男の様子を探るべく、 廃墟に入った
【ミョルニル】
誰だ…？
ひぃぃぃっ！ 暗闇の中で目だけが光っている 現れたのは…
【ミョルニル】
…なんだ、あんたか
雷神トールの神槌のキラーズを 持つ戦士・ミョルニルだった
【ミョルニル】
なんの用だ？戦闘の時以外は
放っておいて欲しいんだがな
【ミョルニル】
は？別に睨んでねーよ
元々、こーいう目なんだよ
うるせーな
【ミョルニル】
それがいけないって…
なにが？
【ミョルニル】
はぁっ！？
近くの民間人が
俺を怖がってる！？
【ミョルニル】
いやいや…あのよ…
人前にいたら怖がらせると思って、
廃墟に入ったんだけど…
【ミョルニル】
むぅ…なんてこった…いつの間にか
「廃墟に住むゴースト」
とか言われてんのか…俺
【ミョルニル】
まぁ、雷を放ったりもしてたからな…
ポルターガイスト現象と
思われたんだな
【ミョルニル】
強力な技を開発したくて特訓してた
だけなんだが…あぁ、わかった…
大人しくしてるよ
【ミョルニル】
…ったく、民間人はむやみやたらに
怖がりやがるから嫌いなんだ
【ミョルニル】
まぁ…あんたみたいに
俺たちキラーメイルといる
人間の方が珍しいのかもな…
注意を促し、マスターは 廃墟から抜け出すのだった
次の日─
【ミョルニル】
誰だ…？
ひぃぃぃっ！ 尻餅をついたのは一人の老人
【ミョルニル】
なんだ、あんた…？
特訓中だったミョルニルが 声を掛ける
【ミョルニル】
あん？その格好…
医者…いや、研究者か？
それが、老人と ミョルニルの 出会いだった
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