512019213 ミョルニル(キラーメイル) 『サンダーボルト』
あれから数日後─
突如、降り出した強い雨 足を滑らせた老人は、 転倒し腰を強打していた
体は動かず、雨は強さを増すばかり… 老人の体力は限界に差し掛かっていた
その時!
【ミョルニル】 …ったく、 仕事熱心なじいさんだぜ
老人の前に現れる ミョルニルとマスター
【ミョルニル】 まぁ、そう言う俺も… 特訓の最中だったんだがよ
【ミョルニル】 頼んだぜ、マスター
うなずき、 老人を背負うマスター
【ミョルニル】 ここにじいさんの言ってた お宝が眠ってんだろ?
【ミョルニル】 いいぜ? 俺がそのお宝… あんたに拝ませてやる!!
【ミョルニル】 うおぉぉぉぉーーーっ!!
巨大な鉄槌を振り上げるミョルニル
【ミョルニル】 危ないから離れときな! 雨の日は特にだ!!
発生する強力な電気 ミョルニルは鉄槌を 激しく地面に打ち付けた
【ミョルニル】 礼を言うぜ、じいさん! 新奥義『サンダーボルト』、 完成だーーーっ!!
それはまさしく、 彼が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
砕けた場所から現れたのは、 レアメタルと呼ばれる抽出困難な 鉱物資源だった
【ミョルニル】 鉱物科学研究者だったのか、あんた 俺にはよくわからんが、この資源が 人間の未来の光になるのか
【ミョルニル】 じいさん、やっぱあんた… カッコイイぜ!
なぜ、助けてくれたのか? と老人がミョルニルに尋ねる
【ミョルニル】 礼だよ、握り飯のな それと…
【ミョルニル】 民間人って奴は、俺らキラーメイルを 最後の希望だなんだって言うくせに…
【ミョルニル】 むやみやたらに怖がるから 正直、嫌いだったけどよ…
【ミョルニル】 あんたみたいな奴もいるんなら… 人間のために戦うのも悪くねぇって… 改めて、そう思った
【ミョルニル】 その礼さ
選択肢:
- いい友達ができたみたいだね → select_label_01へ
- ちゃんと見てくれてる人もいるんだよ → select_label_02へ
- 君もお宝、見つけたみたいだね → select_label_03へ
その礼さ
select_label_01:
【ミョルニル】 友達!?このじいさんが俺の…? …へへ、悪くねぇな
select_label_02:
【ミョルニル】 あぁ、それをこのじいさんが 教えてくれたよ
select_label_03:
【ミョルニル】 あぁ、このじいさんがくれた 最高の宝だぜ
select_label_end:
戦う理由を見つけたミョルニル 相変わらず目つきは悪いが、その瞳の “中”には希望の光が宿っていた
君は雷神様じゃぁっ!! と嬉しそうに 大きな声を張り上げる老人
【ミョルニル】 ゴーストの次は雷神かよ?
【ミョルニル】 …ったく、勘弁してくれよ …ま、悪い気はしねぇけどな
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