516011211 アスクレピオス(キラーメイル) 別にいいけど…
今日は戦闘の合間の休息日 皆、思い思いの時間を過ごしている
そんな中、マスターは あるキラーメイルに声を掛けた
【アスクレピオス】 …? なんだい、マスター?
【アスクレピオス】 え? これから、 みんなで食事に…?
彼の名はアスクレピオス 医療を研究している杖使いだ
【アスクレピオス】 …………
一瞬の間を置いて、 彼が笑顔で応える
【アスクレピオス】 ありがとう
【アスクレピオス】 でも…
【アスクレピオス】 せっかく誘ってくれて 申し訳ないけど遠慮しておくよ
どうして? そう尋ねるマスター
【アスクレピオス】 実は、やっておきたい事があってね
【アスクレピオス】 欲しい本が入荷したらしくてね、 今日を逃すと もう手に入らないかも知れないんだ
【アスクレピオス】 医療は僕の生き甲斐だから、 どうしても手に入れたくて
【アスクレピオス】 本当に申し訳ない
【アスクレピオス】 そういうわけで、 食事はまたの機会に
…と、読み掛けだった 分厚い医療書を閉じ、 爽やかにその場を後にしようとする
【アスクレピオス】 …ん? なに?
いつも笑顔の彼だが、 どうも距離感があると言うか…
そのことがずっと 気に掛かっていたマスターは、 ある行動に出た
【アスクレピオス】 …えっ! ついてくるの…?
【アスクレピオス】 …………
【アスクレピオス】 まぁ…別にいいけど
とは言うものの、 少々不服そうな アスクレピオスであった
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