6001031 限定クエスト ファンキル学園(学園編)(ファントムオブスクール) ファンキル学園8月ストーリークエスト ストーリークエスト「開催!学園夏祭り!」 3 - 第3話「伝えたい、ごめんなさい」 学園浴衣イベント 「伝えたい、ごめんなさい」戦闘前
朝からフォルカスを探していると、 教室で一人、 なにかをしている彼女を見つけた
【フォルカス】 ごめんなさい…
【フォルカス】 …いや、もっと明るく?
【フォルカス】 めんごっ!…
【フォルカス】 いや、どう考えても ふざけてるよね。んん~…
【マスター】 あの…ちょっといいですか
【フォルカス】 …!
取り込み中だった彼女は 声をかけられ、一瞬うろたえたが、 すぐに冷静な顔になった
【フォルカス】 おほん あなたどこかで…? 私になにか用?
マスターは慌てて自己紹介をした
【フォルカス】 ふーん…マスター、ね 理事長が話してた テストケースの人ですね
【マスター】 う、うん。君がアロンダイトと 言い争っていた時に 偶然居合わせて、それで…
【フォルカス】 …あの人じゃなくて、 あなたが来たんですね
【マスター】 そ、それは…えぇっと…
【マスター】 ご、ごめんなさい…
【フォルカス】 …別に怒ってるわけじゃないです あなたも、あの人も お節介だと思っただけ
【フォルカス】 あの後、急に冷静になってきて、 考えてみると別にアロンダイトは なにも悪くなかった…
【フォルカス】 “なにかあったのなら相談に乗る”
【フォルカス】 そう、言ってくれたのに、 それを私が素直に 受け取ることが出来なかっただけ…
【フォルカス】 ロンギヌスを前にすると私は…
【フォルカス】 そんな… ずーっと約束してたじゃない!
【フォルカス】 あの公演チケットをとるの、 すっごく大変だったのに…
【ロンギヌス】 …ごめんなさい
【ロンギヌス】 私がもっとちゃんと 予定を考えてたら…
【ロンギヌス】 私、本当にダメダメで…
【フォルカス】 どうしてそんなふうに すぐ自分を卑下するの!?
【ロンギヌス】 そ、それは…
【フォルカス】 それは!? もう、はっきりしてよ!
【ロンギヌス】 …………
【フォルカス】 本当はあの子と… ロンギヌスと もっと仲良くなりたい
【フォルカス】 この前のチケットも あの子が喜ぶかな、とか そういうこと考えてた
【フォルカス】 あの子はね、 すごく優しい子なの
【フォルカス】 私みたいに トゲトゲしてないし
【フォルカス】 それに、 どんな人に対しても 態度を変えたりしない
【フォルカス】 でも、優柔不断だから アドバイスしてるんだけど、 全然治らなくて…
そしてそのイライラを ついあの子にぶつけてしまう、 とフォルカスは続けた
打ち明けてくれたフォルカスは、 机の上のカードを無意識に触りだす
【マスター】 それは?
【フォルカス】 占い…
【フォルカス】 私、占いが好きだから、 よくいろいろなことを 占ってるんです
【フォルカス】 でも今回は駄目だった どうやれば素直になれるのか、 わからなくて…
【マスター】 なにか、 キッカケがあればいいんじゃないかな 今度の夏祭りとか!
【アロンダイト】 話し声がすると思えば…
【マスター】 ちょうどよかった、 今フォルカスと…えっ?
アロンダイトと目があった瞬間、 フォルカスの周りの空気が ブワッと変わったような気がした
【フォルカス】 アロンダイト、 最近は一人なんですね
【アロンダイト】 なにが言いたいのです
【フォルカス】 あなた、 常に会長のそばに くっついて歩いてるし…
【アロンダイト】 …用事があって 一緒にいないだけです
【アロンダイト】 それより、 二人でなにを話していたんですか?
【フォルカス】 あなたには関係ないことです
先ほどまでの彼女とは、 まるで様子が違う
周囲の空気も、彼女の周りだけ 冷たくなっているような…
【アロンダイト】 あの時のことでしょう それなら私も…
【フォルカス】 だとしても放っておいて!
二人の体から、あの時以上に 強く黒い瘴気が噴き出し、 教室を塗り替えていった
【マスター】 そんな… 二人の異族は 浄化したはずなのに!
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