60014303 アスクレピオスストーリー 『スウィートヒット』
2月14日 バレンタインデー 深夜――
【アスクレピオス】 まさか…こんなことになるなんてね
ベッドに横たわり、 マスターに怪我の介抱を されているアスクレピオス
【アスクレピオス】 痛ッ!そうじゃないってば! 包帯はもっと丁寧に… もう…不器用ね!
【アスクレピオス】 っ! ど、どこ触ってんのよ! もう!!
【アスクレピオス】 ちょっと…そんなに咳して 伝染さないでよ!?
【アスクレピオス】 まったく、しょうがないわね! 今、お薬出してあげるから! そこに座ってなさい!!
【アスクレピオス】 ほら、口開けて?
ポイとマスターの口に放り込む
選択肢:
- …んぐ!?これ…っ…薬? → select_label_01へ
- な、なにを入れたの? → select_label_02へ
- 本当にこれ…薬? → select_label_03へ
ポイとマスターの口に放り込む
select_label_01:
【アスクレピオス】 そう、特効薬よ
select_label_02:
【アスクレピオス】 まぁ一種の…栄養剤?
select_label_03:
【アスクレピオス】 普通じゃ手に入らない アスクレピオス特製の秘薬よ
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それは、あの包みに入っていた 彼女の手作りチョコレート そして、次の瞬間
『ボーン…ボーン…ボーン』 古時計が深夜12時を示す 鐘を鳴らした
【アスクレピオス】 よかった…間に合って マスター、 ハッピー・バレンタイン
そう言って、 にっこりと微笑む彼女
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【アスクレピオス】 ふふ、新技 『スウィートヒット』 …って、ところかな
【アスクレピオス】 私ね… これでも感謝してるのよ
【アスクレピオス】 いつも口やかましく言っちゃうけど… それは…マスターを 心配しているから
【アスクレピオス】 マスターがいたから…今の私はあるの マスターは私の恩人 私…そんなマスターが…
深呼吸を一つし、 意を決すアスクレピオス
【アスクレピオス】 あの…その…マ、マスター! 私、マスターのことがす…
【アスクレピオス】 …え? に、にが…い?
【アスクレピオス】 あ…ふ~ん そんなにむせ込むほど…
【アスクレピオス】 言っとくけど、それ… チョコだから… 本当のお薬じゃないから…
【アスクレピオス】 ほんと…人の気も知らないで…
彼女のメガネがキラ~ンと光った
【アスクレピオス】 マスター!?
ガバッ! っとマスターから チョコを取り上げるアスクレピオス
【アスクレピオス】 この…鈍感男~ッ!! もうマスターには 絶対にチョコあげないからねッ!
医療の方はすごいが、 お菓子作りの腕は、 どうやらまだまだだったようだ
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