6005031 限定クエスト ファンキル学園(学園編)(ファントムオブスクール) ファンキル学園12月ストーリークエスト ストーリークエスト「真冬のアングレカム」 3 - 第3話「守りたい温室」 12月学園ストーリークエスト3 3話「守りたい温室」戦闘前
【マスター】 この温室って 一般開放されてたんだ…
【シタ】 そうなんです ミストルティンは ずっと通ってくれているんですよ
【シタ】 この季節は、普段外で育てている 植物の避難先として なくてはならない場所なんです
【シタ】 それだけでなく 一年を通して、暖かい地域の 植物も楽しめるんですよ!
【マスター】 なるほど…! じゃあ、普段は 他校生で溢れてるんだ!
…妙な空気が流れる シタもミストルティンも… うつむいている…?
【シタ】 実は… そうでもないんです…
【シタ】 園芸部も… 私、一人でして…
【マスター】 地雷を踏んでしまった…
【ミトゥム】 …だから、温室がいらないって 言ってる運動部がいるんだ
【マスター】 え、そうなの!?
【ミトゥム】 ここ、一年中暖かいしさ… そういうの、ほら、お金とか かかるだろ結構!
【ミトゥム】 それをさ、運動部に回せって 言ってるんだよ、あいつら!!
【シタ】 温室が閉鎖されるなんて事態は なんとしても阻止しなければ なりません
【シタ】 今では私だけになってしまいましたが この温室は歴代の先輩方が 大切に守り育んできた場所なんです
【シタ】 中には卒業された先輩が植えられ、 何十年も受け継がれてきた 伝統ある植物だってあります
【シタ】 それらを守り、 未来へ紡いでいくことが園芸部の… いえ、私の使命です
【シタ】 それに根強いファンの方々もいます 皆さんの想いが詰まった場所を 絶対になくす訳にはいきません
【ミトゥム】 そうなんだ! 偉そうで卑怯な生徒会と運動部は 絶対とっちめてやる!
【シタ】 ミトゥムちゃん! これはデリケートな問題だって 言ったでしょう?
【シタ】 なるべく穏便に進めないと… 失敗はできないのですよ?
【シタ】 他校のミストルティンに 不必要な迷惑はかけられませんし…
【シタ】 トラブルだけは、絶対に 起こさないようにしてくださいね?
【ミトゥム】 なんだよぅ…それじゃ、 ミトゥムがいっつもトラブル 起こしてるみたいじゃないか…
【シタ】 み、ミトゥムちゃん? 違うの、お姉ちゃんはそういう つもりで言ったのではないですよ!?
【ミトゥム】 じゃあ、あいつら とっちめてもいいよな!
【シタ】 そういう思考がよくないと 言ってるんです!
【ミトゥム】 なんだよー! さっきはトラブル起こしてもいいって いっただろー!
【シタ】 ああ…ミトゥムちゃん… こんなに可愛いのに…どうして ちょっとだけおバカなのかしら…
【ミトゥム】 あーー!あーー!バカって言った! バカって言ったほうがバカなんだぞ! 姉ちゃんのバカ!
【シタ】 はぅぅぅ!!! ミトゥムちゃんに… バ、バカって言われた…
【シタ】 ショックで心臓が止まりそう… で、ですが!ここは踏ん張らないと…
【シタ】 ミトゥムちゃん… お姉ちゃんの言うことを聞いて ダメなものはダメなんです
【ミトゥム】 んんも~! いいよ、姉ちゃんはそうやって 日和ってればいいんだよ!
【シタ】 ミトゥムちゃん!?
ミトゥムは、温室を 飛び出していってしまった
【シタ】 ああ… ミトゥムちゃんに捨てられた… 私…もう生きていけない…
【シタ】 うふ…うふふふ… もうこのまま土に埋もれたら… 私も綺麗に咲けるかしら…?
【マスター】 シタが自分の世界に!?
【ミストルティン】 いつものことです…
【マスター】 いつもなの!?
【ミストルティン】 そうですね… でも今日は少し深刻かも…
【ミストルティン】 あああ! 自分用の穴を掘らないでください! シタさん!!
【マスター】 シタの体から黒い霧が!!
【マスター】 とにかくシタを落ち着かせないと!
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