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【ミストルティン】 あ、あの…
年の頃は、15~6だろうか 羨望の眼差しで ミストルティンを見ている少女
【ミストルティン】 どうしたんですか…?
あ、ごめんなさい 私も…お姉さんみたいに 綺麗だったらな…って
【ミストルティン】 …えっ?
【ミストルティン】 そんな…とんでもないです、 私なんて…
【ミストルティン】 …?あ…あのぉ… どうかしたんですか…?
何か訳ありな様子の少女に、 ミストルティンが尋ねる
【ミストルティン】 なるほど、好きな男の子が… でも告白できずにいるんですね
その人はモテるから… 私なんかじゃ釣り合いが取れない …と落ち込んだ様子で話す少女
【ミストルティン】 その気持ち…すごくわかります 私も…自信が無いから…
【ミストルティン】 私が着ているこのドレスだって、 人に勧められて着たものだし
【ミストルティン】 私は、自分から 何かをしたという事がありません
【ミストルティン】 でも、あなたは… したい事があるんじゃないですか?
私…その人とお付き合いがしたい… 顔を真っ赤にして、少女が答える
【ミストルティン】 かっこいいです、 自分のしたい事が ハッキリと言えるなんて
【ミストルティン】 実は私も… 将来、なりたい自分があるんです
【ミストルティン】 それは…隊のみんなを率いたい
【ミストルティン】 いつも人に頼りきりだから… 本当は… みなさんをちゃんと仕切って、
【ミストルティン】 導いてあげられるような… そんな強い存在になりたいんです
それって…お嫁さんみたいだね 少女が答える
【ミストルティン】 え?どうして…ですか?
だってお嫁さんになったら、 家を守って、子供たちや 家族を仕切っていくから
あどけない笑顔で少女が答える
【ミストルティン】 あは、確かにそうですね
私…素敵なお嫁さんになれるかな
【ミストルティン】 なれます!だから… 自信をもって下さい
ありがとう
そう言って、少女は去って行った
【ミストルティン】 うふふふふ
洋服屋に戻る ミストルティンとマスター
マスターは気になっていることを 彼女に尋ねてみた
選択肢:
- どうしたの?嬉しそうな顔して → select_label_01へ
- それは何の笑いかな? → select_label_02へ
- あれ?元気が戻った感じ? → select_label_03へ
マスターは気になっていることを 彼女に尋ねてみた
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【ミストルティン】 少し、自信をもらいました
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【ミストルティン】 自信と…勇気を分けてもらったんです
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【ミストルティン】 元気と…少しの自信と…です
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【ミストルティン】 小さな恋の戦士に 勇気をもらった気がします
【ミストルティン】 私も…変わりたい これからは、自分から 行動を起こすように心がけます
【ミストルティン】 ということで、 マ、マスター…
【ミストルティン】 お、お姫様抱っこ… してくれませんか…?
それは初めての 彼女からの誘いだった
その変化は、彼女に新スキル 『シャイネスブーケ』を もたらしていた
【ミストルティン】 ダメ…ですか?
いいよ
手を差し出すマスター
受け身じゃなく、 彼女からマスターに近づいたのも 初めてのことだっ…
【ミストルティン】 あぁっ!!
緊張のあまり、よろめく彼女
この分じゃ先が思いやられるな …と、優しい目で見守る マスターだった
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