60071301 リサストーリー お菓子作り
休日の調理場… マスターが覗くと、 一人でなにかをしている女の子が
【リサ】
…あれ？…あれぇ？
確かここに入れたと思ったんだけど
リサが椅子に乗り、ゴソゴソと 戸棚の中を物色している 彼女に声を掛けてみるマスター
【リサ】
あ、マスター
別になんでもいいでしょ
休みの日になにしてたって…
【リサ】
…ふぅ、しょうがないなぁ
まぁ邪魔しないんなら、
別に見てるくらいはいいけど
なにって…？
お菓子作りよ
【リサ】
おかしいなぁ～
絶対、ここに入れたはず…
あった！…あっ！
ガラガラガラ…と、 調味料の入った缶なんかと一緒に 椅子から転げ落ちるリサ
【リサ】
あいたたたたた…
一見クールで しっかり者に見える彼女だが、 結構頼りないところもあるようだ
【リサ】
どれ、ちょっと味見…
【リサ】
…っ！
これ、カカオパウダーじゃなくて
カレースパイスだぁ！！
頼りないっていうか…ドジ？
【リサ】
…あ！ダメだよ、邪魔しちゃ？
え？この子？かわいいでしょ？
そ、私が飼ってるネコちゃん
【リサ】
わかった？
いい子にしてるんだよ
よしよし…
戦いの時は凄まじい殺気を見せる 彼女だが、こうしていると 普通の女の子だ
【リサ】
材料も揃ったし…さて…
【リサ】
おりゃぁぁぁっ！！
突如、物凄い勢いで、 お菓子作りを始めるリサ
前言撤回…この迫力は普通の女の子… じゃないかも、と思うマスターだった
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