60081207 パラシュストーリー お洒落に目覚めて
【パラシュ】
どうだ、マスター？
似合うかい？
新しく買った洋服を 嬉しそうに見せるパラシュ
【パラシュ】
少しずつ暖かくなってきたからな
季節に合わせた服装を心がける
それも女性として大切なことだろ？
以前はオシャレになんて 気も使わなかった彼女 しかし、最近は少し変わったようだ
それに…
【パラシュ】
お、よく気がついたね！
そう！香水だ
【パラシュ】
美しい女性になるためには、
外見だけじゃダメだろ？
【パラシュ】
だ、だからと言って、
もちろん日々の鍛錬を
怠ってはいないぞ？
【パラシュ】
今も、斧の素振り一万本、
やってきたところだ
得意げに斧を『ブン！』と 振るパラシュ
【パラシュ】
強さと美しさ、
両方を兼ね備えた姿こそ
ボクの理想の女性像なんだ
【パラシュ】
ところでマスター
今日は久しぶりの休み
何か用があって呼んだんだろ？
【パラシュ】
もしかして…デートの申し込みか？
あ、暖かくなってきたし
マスターも気持ちが浮き足立って…
【パラシュ】
じょ、女性は男性と向き合ってこそ、
真の美しさを得られる…
こ、ここは逃げずに誘いを受け…
【パラシュ】
え…っ！
な、なに…！？
【パラシュ】
行くって…
どこへ？
【パラシュ】
ば…ばぁげん！？
せぇる！？
【パラシュ】
緊張したけど…
少しホッとしたボクもいたりして…
【パラシュ】
な、なんでもない！
こっちの話だ！
【パラシュ】
で、その
『ばぁげん』ってのは…？
【パラシュ】
へ〜、洋服がいつもより
安く売られているのか
それはいいな！
【パラシュ】
デートもいいが、
その『ばぁげん』とやらも
楽しそうだね！
爛々と目を輝かせる彼女は 少女の愛らしさに溢れていた
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