6011011 限定クエスト ファンキル学園(学園編)(ファントムオブスクール) ファンキル学園10月ストーリー ファンキル学園10月ストーリークエスト 1 - 第1話「奪っちゃいなさい作戦開始」 第1話「奪っちゃいなさい作戦開始」 「奪っちゃいなさい作戦開始」戦闘前
新たにラグ女へ転校してきた、 留学生のフライクーゲル
ハルパー先生から彼女の世話を 申しつけられたマスターだったが、 彼には心配事がひとつだけあった
【フライクーゲル】
ヘーイ、シスター！
最近のコンディションはどう？
【ラグ女生】 は、はーい… 最近は…えっと、普通かな
【フライクーゲル】
それはベリィグーだね～☆
ヘァピィな気分になっちゃうよね！
【ラグ女生】 あ、あはは… そうだね…
【フライクーゲル】
あははは！
ハヴァグッデ～イ♪
フライクーゲルのテンションに ついていくような 生徒はほとんど居らず
当のフライクーゲルも一方的で、 相手を置いてけぼりにしても なにも気にしていなかった
【マスター】 このままじゃますます 孤立してしまう… なんとかしないと！
【フライクーゲル】
オォ、マスター！
ワッツアップ？
【フライクーゲル】
え？
相手のことも考えろって…？
【フライクーゲル】
ホワァイ？友達とか仲間なんて
自分が毎日を楽しむために
必要な存在だよね？
【フライクーゲル】
わたしは毎日をエンジョイしてるよ？
だから別に友達とか
必要ないんじゃないかなぁ？
【フライクーゲル】
まあでも…
マスターがわたしのことを
心配してくれたのは嬉しいかな♪
いや、そうではなくて とマスターが言いかけたその時…
【芭蕉扇】
あなたーーーー！
【芭蕉扇】
正妻である私を差し置いて…
他の女と楽しそうにするなんて！
浮気よ浮気っ！完全に浮気よぉー！
【フライクーゲル】
ヘイマスター
この…バショウセンってガールと
お付き合いしてるの？
【マスター】 別にそういうわけじゃ…
【芭蕉扇】
そんな！酷いわあなた…
あんなにトキメキを感じたのに…
【マスター】 お腹空いたなー 購買にでも行こうかな…ん？
【芭蕉扇】
ちょっとそこの女子！
飲み物を買ってきて
すぐにね！
【ラグ女生】 は、はい！
【芭蕉扇】
私が名家のお嬢様だと知って、
クラスの生徒達は
みんな媚びへつらうイエスマンね
【芭蕉扇】
そう言えば、
この間からこの学園に
男が入ったとか…あら？
【マスター】 うわ こっち向いた
【芭蕉扇】
あなたが噂の男子ね？
ちょっと甘いものでも買ってきて
【マスター】 それくらい自分で行きなよ
【芭蕉扇】
なっ！？
【マスター】 なんで驚いてるんだろう 変な女の子だな…
【芭蕉扇】
な、なによ…私に命令なんて…
でもなに…？なんなの…
この胸に…
【マスター】 え、えっと… なんか呟いてるけど… 早いとこ購買に行こう
【芭蕉扇】
あっ、待ちなさいよ！
待ちなさいったらぁ！
【芭蕉扇】
初めてだったのよ…？
私にノーを言った、初めての人…
これはすなわち運命よ！
芭蕉扇の一方的な想いに呆れる フライクーゲルとマスター
その光景を、 ハルパー先生が遠くから眺めていた
【ハルパー】
ふふ…なにかが起こりそうですね
【芭蕉扇】
マスター！
またその女とイチャイチャしてえ！
浮気は許さないんだから！
【フライクーゲル】
イチャイチャなんかしてないよ？
マスターはわたしに
ベリィ優しくしてくれるんだよー
【芭蕉扇】
覚えてなさいフライクーゲル！
絶対に後悔させてやるんだから！
【フライクーゲル】
毎朝シャウトするなんて
クレイジーなガール…
【ハルパー】
ほんと…嵐のような子ですね
首を斬り落としたくなるくらい
【マスター】 ハルパー先生… いきなり物騒です…
【マスター】 嵐のような子ってところは 同意ですけど…
【フライクーゲル】
ティーチャーハルパー！
毎日がデンジャラスだよー
【ハルパー】
ふふ…
そんなに面倒なら…
力で解決してしまえばいいんですよ
ハルパーはフライクーゲルと マスターにそう耳打ちした
【フライクーゲル】
ティーチャー！
暴力なんてノンノンノン！
【ハルパー】
力は力でも、暴力じゃありません
略奪愛…ですよ
【ハルパー】
愛憎入り交じる略奪愛…
力尽くでも愛を勝ち取る美学…
素晴らしい…素晴らしいでしょう？
【ハルパー】
略奪愛こそ至高の恋愛ですよ…
そ・こ・でぇ…
【ハルパー】
『恋愛の秋！マスター
奪っちゃいなさい作戦！』
開始でーす！
話がさっぱり見えず、 困惑するマスター
【フライクーゲル】
ティーチャーハルパー、
どういうオペレーションなの？
【ハルパー】
フフフ…それはですね…
【フライクーゲル】
ヘイ、マスター！
もっと身体を寄せてね！
【マスター】 いやいやいや、 いくらハルパー先生の作戦でも、 腕を組んで行動するのは…
【フライクーゲル】
芭蕉扇を諦めさせるには、
これしかナッシングだって、
ティーチャーハルパーも言ってたよ？
【フライクーゲル】
マスターは芭蕉扇にダーリンだと
思われるのがノーグッドなんでしょ？
【マスター】 それはそうだけど…
【フライクーゲル】
マスターが困ってるなら、
わたしがなんとかしてあげたいし、
手伝ってあげるよ！
【マスター】 それは嬉しいんだけど… あんまりくっつかれると、 まわりに勘違いされちゃうような…
【フライクーゲル】
勘違い？
フライクーゲルが周りを見渡すと、 そこには好奇の目で見る女生徒達の 姿があった
【フライクーゲル】
あ、あはは…
そうだねマスター
さすがにくっつきすぎ…
【フライクーゲル】
…あれ？
マスター、なんだか…
なんだかバッドな予感がするよ？
【フライクーゲル】
これって、
ティルフィングの言ってた…
【マスター】 ティルフィングだって！？ どこでティルフィングと…ん？
マスターは殺気のこもった視線を感じ 周りを見渡すと、 恨めしそうな表情で睨む女生徒が…
【女生徒】 あの子はあんなに テンション高くて変な言葉遣いで、
【女生徒】 クラスでも浮いてて 友達もいないのに彼氏がいる！
【フライクーゲル】
『変な言葉遣い』に
『友達がいない』って…
【女生徒】 あたしはちゃんとしてたのに… なんで…なんでフラれるのおおお！
【マスター】 あの子…黒い霧が溢れてきた！？ …放っておくわけにはいかない！ ごめんフライクーゲル！
【フライクーゲル】
え？マスター！？
い、いったいどうしたの？
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