60161203 ユリ 『終劇・空に踊る』
【レナ】 記憶を取り戻すだけじゃない… なんの為に演じるのか…?
【レナ】 私は…なんの為に…!
【レナ】 ダメ…分からない…
答えを見つけようと 自問自答するも、 辿り着けないレナ
演技をしている時のレナは あんなに楽しそうなのに…
【レナ】 …!
なにかを見つけたように、 彼女が顔を上げた
【レナ】 楽しい…
【レナ】 そう…楽しいから…
…え?
マスターの前で、 くるくると舞踏のステップを 踏み始めるレナ
【レナ】 自分じゃない 誰かの人生を演じられるなんて… うぅん…
【レナ】 自分じゃない誰かの人生を “生きられる”なんて…
【レナ】 こんなに楽しいことはない! 苦しくて… 挑み甲斐のあるものはない!
【レナ】 その感覚に目覚めかけていた
【レナ】 始めは、 記憶を取り戻す為に始めた お芝居だったけど…
【レナ】 今では… “楽しい”…! 心の底からそう思えるの!
それに気づいた時、 彼女の中で変化が起こった
それは奥義 『終劇・空に踊る』 誕生の瞬間でもあった
選択肢:
- どうして楽しいと思えるように…? → select_label_01へ
- 何かキッカケがあったの…? → select_label_02へ
- 自分の中で…吹っ切れたの…? → select_label_03へ
それは奥義 『終劇・空に踊る』 誕生の瞬間でもあった
select_label_01:
【レナ】 わからない…?それは…
select_label_02:
【レナ】 キッカケは…この世界に来たこと… そう…
select_label_03:
【レナ】 吹っ切れたって言うか… 教えられたの…
select_label_end:
【レナ】 それは…
【レナ】 あなたに出会ったから…
え?僕…?
【レナ】 あなたは純粋で… 真正面から 私の演技を見てくれる
【レナ】 見て… 心で感じて… 心を動かしてくれる
【レナ】 演じている私が… 見ているあなたから 不思議とエネルギーをもらえる
【レナ】 そう感じたから
【レナ】 自分の記憶を取り戻すことも もちろん大事だけど…
【レナ】 今は… あなたの人生を知りたい… もっと…もっと…!
【レナ】 それが… 私の記憶を蘇らせる “引き金”になる気がするから
【レナ】 良かったら… あなたのことを教えて? マスター
そう言って、 真っすぐに見つめてくる彼女
スッと心に入られたようで、 全てを見透かされているようで、 ドキリとするマスターだった
Next: 60161204