60171203 学園八咫鏡 『セントストリーム』
【アクア】 もう、どうして私がこんな事を…
渋々ながらも、 山火事の現場へと やってきたアクア
さぁ、今こそ水の女神の力を! マスターが彼女にけしかける
【アクア】 あのー、マスター そのですね… めんどいんじゃなくて…
【アクア】 ちょっと…自信がないんですけど…
選択肢:
- はぁ?なんで?水の女神でしょ!? → select_label_01へ
- 水の女神の力は!? → select_label_02へ
- 女神の奇跡、起こしてよ! → select_label_03へ
ちょっと…自信ないんですけど…
select_label_01:
【アクア】 だ~か~ら~
select_label_02:
【アクア】 あなたには記憶力がないの?
select_label_03:
【アクア】 あなたの脳のキャパはノミ並ですか?
select_label_end:
【アクア】 いつだったか言ったでしょ!? こっちの世界に来て、 失った能力もあるんだって!!
【アクア】 崇高な女神様だって… 出来ることと出来ないことが あるんだからぁぁーーっ!!
くっ…!ここに来て、 また駄々っ子のように 泣き出すとは…!
そこでマスターは、 彼女を奮い立たせるため、 ある賭けに出た
【アクア】 ちょっと…なにする気?
これよりアクシズ教の御神体にして、 水の女神アクア様がこの山火事を 見事 消してご覧に入れまーす!!
街の人々に向かって、 マスターが演説を始める
【アクア】 な、なに勝手なこと言ってんの…!?
そして、 アクアの耳に 小声でつぶやく
燃えているのは、 この街一番の富豪である 地主の山だ
消したらきっと、 目もくらむような恩賞が…
【アクア】 やるわ
【アクア】 絶対やるわ
なんと現金な女神様だ…
【アクア】 …とは言え、 どうしたらいいの…? 水を操る力は失ったし…
と、その時…
【アクア】 !!つ、杖が…!?
見ると、仲間の姫達が アクアの杖に力を集約してくれている
【アクア】 み、みんな…!
【アクア】 なんだか… 力がみなぎってきたわーっ!
【アクア】 おおぉぉぉっ!! 消え去れ、猛き炎よ! 『セントストリーム』!!
放たれる強力な光
水を司る女神の力で、 見事 火事を消し止める アクアだった
【アクア】 あは…あはは… 本当に…できると思わなかったわ
やれやれ… 当の本人が一番驚いている
とにかく、望み通り 街の人達から 崇められるアクア
【アクア】 えへへ、どーもどーも!
すぐ調子に乗って… でも街の英雄になったことは事実だし もう少しこのままでいさせてあげるか
優しい目で彼女を見守るマスター
「あなたが女神様ですか?」 山の所有者である地主が、 彼女に声を掛けてくる
【アクア】 はい、女神です! そんな、いいんですか? 恩賞だなんて~!
まったくなんて事してくれたんだ!?
【アクア】 …え?
大金を出して、焼畑農業用に 山を燃やしてたのに!! これじゃ大損だよ!
【アクア】 えぇっ!?どういうこと!?
街の人も知らなかったし… ごめん…今回は僕の… 勘違いだったみたい
【アクア】 ふぅ~ん…
まるでゴミを見るかのような 冷たい目つき…
【アクア】 私…女神じゃありません この人が女神です
…と、マスターの肩に 羽衣をかけるアクア
【アクア】 じゃ、女神様 後はよろしくね♪
彼女の満面の笑みの下に、 恐ろしいまでの たくましさを感じるマスターだった
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