60321213 オルフェウス ワンステップメロディ
【オルフェウス】
次で最後…これで終わってぇ！
【オルフェウス】
終わった…よね？
こんな風に誰かと一緒に
戦ったのはじめてだよ
【オルフェウス】
あなたのおかげかな…
オルフェウスが頑張ったんだ とマスターは答える
【オルフェウス】
そうかな…とそれより
リュディはどうしたのかな…
【オルフェウス】
辺りに痕跡はないから
異族と遭遇してないと
いいんだけど…
【リュディ】 あ、いたいた！ もー、めっちゃ探したし！
【オルフェウス】
リュディ！
無事だったんだね…
【リュディ】 無事ってこっちのセリフっしょ 急にいなくなるんだもん 心配しちゃったじゃんか～
【オルフェウス】
あ、あのね…
【リュディ】 ん？
オルフェウスはちらりと マスターを見る
マスターはそんなオルフェウスに 頷いて返す
【オルフェウス】
あ、あたしね！
あなたのファンになったの！
【リュディ】 あははっ！ 知ってたよ！
【オルフェウス】
え…
【リュディ】 あたしの曲で あんなに泣いてくれた人 ほかにいないからさー
【オルフェウス】
あ、えっと、それは…
【オルフェウス】
だめだ、これ以上
言葉が出てこない…
熱烈なファンなんだよね とマスターが話す
【リュディ】 マジか！ ってか、あんた誰？
自身がオルフェウスと出会った 経緯やリュディについての話を 伝えるマスター
【リュディ】 やば、マジで嬉しいんだけど…
【オルフェウス】
そ、そんなに言ってたかなあたし…
【オルフェウス】
でも、代わりにありがと
あたし、話すの上手くないから…
でも、一番大事なことは自分で 言ったから少しお手伝い とマスター
【オルフェウス】
この人はなんであたしなんかに
こんなにしてくれるんだろう…
【リュディ】 そんじゃあさ、はい
リュディはオルフェウスに ギターを差し出す
【オルフェウス】
え、これって…
【リュディ】 弾いてみなよ、ギター
【リュディ】 リーダーが、オルフェウスが あたしの音楽の話ばっかしてて 興味あるみたいって言うからさ
【リュディ】 仲良くなるのにも 一緒に音楽やるのが一番っしょ！
【オルフェウス】
音楽…
【リュディ】 そ、音楽 あんたはあたしの音を 楽しんでくれてたっしょ？
【リュディ】 あとは一緒にやればバッチリ！
【オルフェウス】
でも、あたしギターなんて弾けない
【リュディ】 そんなのフィーリングだって あたしが教えるしさ
リュディからギターを受け取り 教えられた通りにコードを押さえ 鳴らしてみるオルフェウス
【オルフェウス】
あはは、下手っぴだね…
けど、これがあたしの音…
【リュディ】 いいじゃんいいじゃん！ センスあるよ、ね！ リーダーもそう思うっしょ？
リュディに尋ねられ 頷いて返すマスターは ファンになったよ、と話す
【オルフェウス】
…ねぇ、ところでその
リーダーって何？
【リュディ】 奏官って指揮を執る人… ようは指揮者っしょ？
【リュディ】 ギョーカイでは指揮者のことを リーダーって呼ぶからさ！
【オルフェウス】
たしかに…戦闘でも
指揮者って感じだったかも
【オルフェウス】
あたしとリュディを繋げてくれた
そんな感じも…指揮者みたい
【オルフェウス】
リーダー、かぁ…
マスターとオルフェウス そしてリュディの間に芽生えた それは絆と呼べるものだろう
絆、そのあたたかさが 『ワンステップメロディ』 というオルフェウスの力となる
【オルフェウス】
じゃあファン１号のリーダーに
いつかあたしの曲を聞かせたいな！
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