610010021 限定クエスト 未分類 戦姫絶唱シンフォギアXDコラボ ストーリークエスト前編 「響け、つなぐ世界の交響曲」ストーリークエスト前編 2 - 1話 響け、つなぐ世界の交響曲 1話 響け、つなぐ世界の交響曲 1話
晴れ渡る青空の下 盛り上がるライブ会場 舞台上には一人のキル姫がいた
【ラブリュス】 は~い! みんな盛り上がってるぅ~?
【ラブリュス】 今日は~、キル姫界のアイドル ラブリュスちゃんのライブに 来てくれてありがとぉ~♪
【ラブリュス】 い~っぱい楽しませちゃうから みんな、盛り上がってこ~♪
うおおお!と雄たけびがあがる 一曲目から会場はファンの 熱気にすっかり包まれていた
【ファン1】 ラブリュスちゃ~ん!! さいこ~!!
【ファン2】 ラブリュスちゃ~ん! こっち!こっちだ 俺の方を向いてくれ~!
【ラブリュス】 は~い♪呼んだかな~?
【ファン3】 うおおおおっ! こっち向いたー!! かわいいー!!
【ラブリュス】 ありがと~! もっと褒めていいよ~!
【ファン達】 うおおおおおお!! 好きだ~!愛してる! ラブリュスちゃ~ん!!
【アルマス】 なに、これ…
【アルマス】 ラブリュスに来てって 言われたから ライブに来たけど…
【アルマス】 正直、ついてけないわ…
【ファン達】 L・O・V・E ラブリーラブリュスー!
【アルマス】 …! 絶・無理…!
【ラブリュス】 じゃあ、二曲目いっくよ~! どんどん盛り上がっていこ~!
ノリのいい大音量の楽曲に乗せ 会場内にラブリュスの歌が 響きわたる
【ラブリュス】 あぁ~♪
【アルマス】 ノリにはついていけないけど ラブリュスの歌はいいわね 絶・いい感じ…!
【アルマス】 ふふっ
気付けば、アルマスの周囲の人々も すっかりラブリュスの歌に酔いしれ そのリズムに身を任せていた
【アルマス】 みんな日々の大変なことを忘れて 心から楽しんでいるって感じね
【アルマス】 これが、歌の力ってやつかしら?
アルマスも目を閉じる そしてラブリュスの歌に 聞き入ろうとした、その時――
【異族1】 キシャアアアアアアアアアアッ!!
【ファン1】 うわああああ! 異族だっ、異族が出たぞっ!
【ファン2】 たっ、助け… ウアアアッ!!
【アルマス】 危ないっ!
逃げ遅れたファンをかばい アルマスが異族の攻撃を とっさに受け止める
【アルマス】 くっ! なんでこんなところに 異族がっ…!?
【異族2】 シャアアアアッ!
【アルマス】 う、くっ!? 次から次へと…
【アルマス】 このままじゃヤバいわ なんとか会場のみんなを 避難させないと
【異族2】 キッシャアアア!
【異族3】 シャアアアアッ!!
【アルマス】 邪魔よっ! さっさとどきなさいっ! ハアッ!
【異族2】 シャッ……
【アルマス】 退けても次から次へとっ… 絶・不愉快!!
【???】 不愉快? それはわたしのセリフだよ!
【アルマス】 ラブリュス!? あなた、ファンの人達は?
【ラブリュス】 うん、ちゃ~んと 避難誘導もしてきたよ~
【アルマス】 そう、よか……
【異族3】 シャアアッ!
【ラブリュス】 お触りはダメだぞっ
異族の不意打ちを ラブリュスがとっさに躱す
【ラブリュス】 も~、怒ったんだからね! ラブリュスちゃんのライブを 台無しにしてくれちゃって~!
【ラブリュス】 覚悟しなさいっ! キル姫界のアイドル、 ラブリュスちゃんの~…
【ラブリュス】 特別ライブ、第二幕っ! 殲滅ライブの開幕よぉ!!
【アルマス】 ラ、ラブリュス!?
怒るラブリュスが突っ込んでいく とっさにアルマスが後を追うも ラブリュスの勢いに出遅れた
【ラブリュス】 はあっ! 討伐討伐―!!
【アルマス】 待って、ラブリュスっ! 一人じゃ危ないわ!
【ラブリュス】 平気だよ! それにわたし ライブを邪魔されて ぷんぷんだし~!!
なおも突進していくラブリュス アルマスは後を追いながらも 違和感を覚えていた
【アルマス】 それにしても、この異族 見た目もそうだけど いつもと違うのよね
【アルマス】 攻撃があまり効いてないって いうか…
【異族4】 ギャアアッ!!
【ラブリュス】 ふっふ~ん、どう? 殲滅のアイドル ラブリュスちゃんの怒り!
【ラブリュス】 わたしのライブを邪魔した罪! 異族達にはた~っぷり 反省してもら――
【異族4】 シャアッ!
【ラブリュス】 ええ! 攻撃が 効いてないっ!?
【異族4】 ギャアアアッ!!
【アルマス】 はあああ!
【異族4】 グガアア!
間一髪でアルマスは 異族の手からラブリュスを 救いだした
【アルマス】 ラブリュス、一人じゃ絶・危険よ
【アルマス】 あの異族、今までの異族と違うわ いつもより攻撃が 効きにくいっていうか…
【ラブリュス】 それは、わたしも感じた いつもこのくらいの数なら すぐに倒せるのに~
【アルマス】 でも、弱音なんて吐いてられない 一気に行くわ! はあああ!
【ラブリュス】 ええ!? 一人じゃ危険って アルマスが言ったのに!
【ラブリュス】 しまっ……!
【異族】 ギャッ、ガアアアアアアッ!!
【アルマス】 しまった!
異族の攻撃に防御態勢をとった その時――アルマス達の耳に 美しい歌声が遠く響いてきた
【???】 大丈夫、ここはわたし達にまかせてッ! 未来、行くよッ!
【???】 ええッ!? ちょっと待って、響ッ!
【???】 もうッ… わかった、援護は任せてねッ!
【???】 はああああッ!!
【異族】 ア? アアア…アアアア…
【アルマス】 い、今のは……
【立花響】 いや~、間一髪だったねッ~! 間に合ってよかったよッ~!
【小日向未来】 もう、響ったら 弦十郎さんに無理するなって 言われてたのに…
【立花響】 そ、それは~…あはは 仕方ないでしょぉ…こっちに 着いたら人が襲われてたんだもん
【立花響】 放っておけないよ
【アルマス】 …あなた、達は…誰? 見たことないキル姫だけど
【立花響】 キル姫? いやいやいや違いますッ! わたし、お姫様なんかじゃありません
【ラブリュス】 違うの~? でも、異族を倒してたじゃない
【小日向未来】 異族、やキル姫…という言葉は わかりませんけど…
【立花響】 わたし達二人、 別の世界からこっちの世界に やってきたんです
【アルマス】 別の世界…?
【立花響】 そう、わたしの名前は立花響 ここと違う世界から来た シンフォギアの装者だよッ!
【異族】 ギャアアアアッ!!
【立花響】 わわっ、話はあとで 今はカルマノイズを倒すのが先ッ!
【小日向未来】 響、今度は無茶したらダメだよ
【アルマス】 あ、待って! 私も戦うわ! 行くわよ、ラブリュス
【ラブリュス】 もぉ~、しょうがないなぁ ラブリュスちゃんの本気 見せてあげちゃうっ♪
そして出会ったばかりの装者と キル姫達は互いに手を携えて 異族へと向かっていった
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