Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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66610381 Unit666 アルマス

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2103811.png 【アルマス】 来たわよ、マスター

2103811.png 【アルマス】 急に呼び出して、どうしたの?

花火をしよう そう言って 線香花火を差し出すマスター

2103811.png 【アルマス】 花火?  私と二人で?

ダメかな? と不安そうな顔をするマスター

2103811.png 【アルマス】 ダ、ダメとは言ってないでしょ!

2103811.png 【アルマス】 やるに決まってるじゃない

2103811.png 【アルマス】 ほら、早く火を点けてよ!

火をつけた線香花火は 火球の蕾ができ、 パチパチと火花を散らし始める

2103811.png 【アルマス】 線香花火って落ち着くわよね

2103811.png 【アルマス】 まさか、あなたとこうして 並んで眺める時が 来るなんて思わなかったけど

アルマスとこんな風にできて 僕は嬉しいよ、とマスター

2103811.png 【アルマス】 わ、私だって別に 嬉しくないとは言ってないわよ!

2103811.png 【アルマス】 ただ…そうね

2103811.png 【アルマス】 出会ったばかりの頃を思うと、 意外ではあるわ

2103811.png 【アルマス】 あの頃は私、 あなたがマスターであることが 信じられなかった

2103811.png 【アルマス】 自分で戦う力がない、 前線に出たら足手まとい、 雰囲気もすごい頼りないし…

2103811.png 【アルマス】 すごく重要なポジションなのに なんでこの人が? って思ってた

ご、ごめん… 思わず謝ってしまうマスター

2103811.png 【アルマス】 別に謝ってほしいわけじゃないわよ

2103811.png 【アルマス】 …どちらかと言えば、 私が間違ってたしね

線香花火の火は 激しく火花を散らし 文字通り、火の花を咲かせる

2103811.png 【アルマス】 初めはなんで?って思ってたけど、 一緒に戦っていくうちに分かってきた

2103811.png 【アルマス】 あなたの持つ真の力、 私達にとっての重要性、 共に戦う仲間としての大切さ…

2103811.png 【アルマス】 内に秘めた熱さや 誰も見捨てない思いの強さを知って、 今では納得しているわ

2103811.png 【アルマス】 …あなたがマスターでよかった

改めて言われるとなんだか照れるなぁ と照れ笑いをするマスター

2103811.png 【アルマス】 ちょ、ちょっともう、こっちまで 恥ずかしくなるからやめてよね!

釣られてアルマスも 恥ずかしそうな表情を浮かべる

2103811.png 【アルマス】 と、とにかく! 私はあなたに、か、感謝してるの!

2103811.png 【アルマス】 私の悩みに付き合って 特訓してくれたり

2103811.png 【アルマス】 私に必要なことを見抜いて 教えてくれたり…

2103811.png 【アルマス】 ビーチでうまく動けないことで 悩んでた時も助けてくれた

2103811.png 【アルマス】 まぁ、いきなりビーチバレーを させられたのは驚いたけど

2103811.png 【アルマス】 でもあの特訓のお陰で 自分の弱点に気付き、克服できた

2103811.png 【アルマス】 あれは、嬉しかったな

線香花火の火花が丸みを帯び 静かで淡い光に変わる

2103811.png 【アルマス】 …なんて言うか、 あなたって結構私のこと 分かってるわよね

2103811.png 【アルマス】 あのビーチバレーの 特訓でもそうだったし

2103811.png 【アルマス】 …ほ、ほら、 一緒にカフェに行った時だって 私の好物をすぐ当ててたし…

アルマスが僕の口元の クリームを取ってくれた時のやつ? とマスター

2103811.png 【アルマス】 そ、それまだ覚えてたの!?

2103811.png 【アルマス】 そのことは 忘れてって言ったでしょ!

印象的だったから、つい… とちょっと申し訳なさそうなマスター

2103811.png 【アルマス】 もぉ… マスターの絶・ばか…

そう言って 恥ずかしそうにするアルマスの頬は 闇の中でも伺えるほど赤かった

線香花火の火花が消え、 火球だけが残る

マスターは意を決して アルマスを見つめた

2103811.png 【アルマス】 え…? な、なに?

2103811.png 【アルマス】 あの時のことをこれ以上 掘り返すのは許さないからね 絶・許さないわ

その反応にちょっと気が抜けて、 小さく苦笑をこぼすマスター

改めてアルマスを見つめ直し

2103811.png 【アルマス】 マスター…?

アルマス…

選択肢:

アルマス…

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2103811.png 【アルマス】 え…っ!?

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2103811.png 【アルマス】 せ、誓約? 私と…?

戸惑うアルマスに、 そうだよ と頷くマスター

2103811.png 【アルマス】 私と… そっか…

アルマスは 決意のこもった表情で頷き返す

2103811.png 【アルマス】 こんなことになるなんて 思っていなくて、 正直驚いているけれど

2103811.png 【アルマス】 でも、私だってもう、 あなたのことを 共に戦う仲間って認めてる

2103811.png 【アルマス】 そんなマスターに 選んでもらえたのは…嬉しい

2103811.png 【アルマス】 誓うわ あなたと共に戦い続けることを

それを聞いたマスターは頷き、 僕も誓うよ と宣言する

同時に、線香花火の 火球が地面へと落ちる

地面に落ちた火球から 光りが広がり、

マスターと アルマスを包んだ

2103811.png 【アルマス】 …感じるわ、マスターの想い

2103811.png 【アルマス】 マスターのバイブスと、 私のキラーズの共鳴…

2103811.png 【アルマス】 この力を得て、 私は更に絶・強くなるわ!!

こうしてマスターと アルマスの誓約は 結ばれたのだった

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