66620011 Unit666 ミョルニル
【ミョルニル】 はぁ~い! マスタお待たせぇ~! ミョルニルちゃんだよ~っ
【ミョルニル】 あれ、マスタ 何持ってるの~?
線香花火だよ とマスターは線香花火を ミョルニルに差し出す
【ミョルニル】 わぁ~!線香花火! 夏だもんねぇ
【ミョルニル】 マスタと花火だ、 うっれっしぃ~! やろうやろう♪
火をつけた線香花火は 火球の蕾ができ、 パチパチと火花を散らし始める
あまり揺れると火球が落ちるから 気をつけてね とマスターが声をかける
【ミョルニル】 揺らさないように そーっとそーっと、 優しく優しく、ね?
【ミョルニル】 ミョルニルちゃんだって やるときはやるんだよぉ~?
【ミョルニル】 可愛いねぇ、線香花火 マスタもそう思うでしょ?
【ミョルニル】 …もうっ、こういうときは ミョルニルのほうが可愛いって 言ってよねっ!
【ミョルニル】 マスタのそういうとこ、 初めて会ったときから 変わんないね~?
【ミョルニル】 でも優しいとこも 変わんないなーって思うよぉ
【ミョルニル】 あのね、 マスタに初めて会ったとき、 ミョルニルはピンときたの!
【ミョルニル】 マスタと一緒なら きっとずーっと ぴっかぴかでいられるって!
線香花火の火は 激しく火花を散らし 文字通り、火の花を咲かせる
【ミョルニル】 わわわ! 花火が大きくなったぁ!
興奮したミョルニルの手元で 火球が危なっかしく揺れた
【ミョルニル】 ひゃあああ! そーっとそーっと…
マスターはミョルニルの手に 自分の手を重ね、 線香花火の揺れを弱めてやる
【ミョルニル】 おぉ~っ、 ギリギリセーフ!
【ミョルニル】 …んっふふふふ、 マスタはいつもこうやって 助けてくれるよね?
【ミョルニル】 ミョルニルはマスタに 助けられると 嬉しくなるんだよぉ~
【ミョルニル】 私、プールで何回も すってんころりんしたよね? どうしてか全然わかんなかった…
【ミョルニル】 水のなかに落っこちて ぶくぶく沈んじゃうし、 とっても悲しかったな…
【ミョルニル】 でもね! マスタが水のなかから 助けてくれて…
【ミョルニル】 すご~くビックリしたけど カッコよかったぁ~
【ミョルニル】 マスタの顔を見たとき 胸のここらへんが きゅーってしちゃった
【ミョルニル】 どうしてきゅーってするのかなぁ
【ミョルニル】 あのね~? でもきゅーってするの、 全然嫌じゃないの
線香花火の火花が丸みを帯び 静かで淡い光に変わる
【ミョルニル】 ミョルニルのお部屋に マスタが来たときも きゅーってしたよぉ
【ミョルニル】 でもすっごく楽しかったね~? ベッドにえいってダイブして、 ごろごろ~って♪
【ミョルニル】 何回もごろごろしてたら ごっつんこしそうだったし!
【ミョルニル】 ふふふっ そのときのマスタの顔、 すっごくビックリしてたぁ!
線香花火の火花が消え、 火球だけが残る
マスターは意を決して ミョルニルを見つめた
【ミョルニル】 マスタ?どぉしたのぉ?
ミョルニル…
選択肢:
- 僕と誓約を結んでほしい → select_label_01へ
ミョルニル…
select_label_01:
【ミョルニル】 誓約~? 私と何か約束したいのぉ?
select_label_end:
【ミョルニル】 じゃあミョルニルも マスタと約束するっ!
【ミョルニル】 はいっ、マスタも小指出して~
ミョルニルはそう言うと 花火を持っていない方の小指を マスターに突き出した
おずおずとマスターも 小指を差し出す
【ミョルニル】 ゆびきりげんまん♪ これからもずーっと マスタと一緒にいーますっ♪
【ミョルニル】 どんなことがあっても マスタと離れませんっ!
【ミョルニル】 そのためにミョルニルちゃん、 がんばるよぉ~!
ミョルニルは 小指を放そうとしたが、 マスターがそれを引き留めた
【ミョルニル】 むーん、どしたのマスタ? 指切りはおしまいだよぉ?
それを聞いたマスターは微笑み、 僕も誓うよ と宣言した
同時に、線香花火の 火球が地面へと落ちる
【ミョルニル】 へっ!? なになにぃ~!?
地面に落ちた火球から 光りが広がり、
マスターと ミョルニルを包んだ
【ミョルニル】 これ…マスタの想い? なんだか胸の奥が きゅーってしてきた!
【ミョルニル】 …マスタのバイブスと 私のキラーズが びびっとくっついたかも~!?
【ミョルニル】 ねぇマスタ、 はぐはぐしよ?
【ミョルニル】 なんだかマスタと ぎゅーってしたくなっちゃった
【ミョルニル】 これからもずっとずっと ず~っとミョルニルちゃんを ぎゅーってしてね♪
こうしてマスターと ミョルニルの誓約は 結ばれたのだった
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