66650011 Unit666 ケラウノス
【ケラウノス】
ビーチに来てって言われたから
水着の美少女、美少年に
ナンパし放題って思ったら…
【ケラウノス】
もう夜だよ！
誰もいないよ！
【ケラウノス】
もう、これじゃあ君を
ナンパするしかないね～
マスターは線香花火を出し、 ケラウノスに差し出す
【ケラウノス】
あ、線香花火…私と？
【ケラウノス】
あはは、君もちゃんと
ナンパできるようになったねえ
【ケラウノス】
いいよ！一緒にやろう！
火をつけた線香花火は 火球の蕾ができ、 パチパチと火花を散らし始める
【ケラウノス】
線香花火っていいよね
この小さな光に美しさが
ぎゅって詰め込まれててさ
【ケラウノス】
内気だけどその気にさせたら
燃え上がる美少女って感じ！
【ケラウノス】
え？あ、ごめんごめん
せっかく二人きりなのに
違うとこで熱くなっちゃって
【ケラウノス】
でも、君ってだいぶ一途だよね
ずっと私を誘ってくれるし
【ケラウノス】
…最初、この隊に入った時は
可愛い女の子だらけで
最高だーってなったけど
【ケラウノス】
カフェとかご飯に誘っても
なんかよそよそしくて
【ケラウノス】
結局、声をかけてるのは私だけ
みたいなことばっかだったもん
【ケラウノス】
でも、君はよく話しかけてくれたり
色々と誘ってくれたりしたよね
【ケラウノス】
だから、実は最初の頃って
君と過ごしてた記憶しかないんだ
【ケラウノス】
それはそれで嬉しかったけど…
その時の私はそれだけじゃ
満足できなかったんだよね
線香花火の火は 激しく火花を散らし 文字通り、火の花を咲かせる
【ケラウノス】
それで美少女が構ってくれないのは
頑張りが足りないからだ！
って、思ったんだ
【ケラウノス】
私の最強ぶりが伝われば
もっと話しかけてくれるって…
【ケラウノス】
だから、戦闘も頑張ったんだよ
抑制がかかってるけど
それでも私の強さがわかるくらいね
【ケラウノス】
そしたら「すごく強いんだね！」
って声をかけられるようになった
なったんだけど…
【ケラウノス】
声をかけられるだけ！
それじゃ意味ないんだよ！
もっと仲良くなりたいのに…
【ケラウノス】
結局、構ってくれるのは
君ひとりだけ…
【ケラウノス】
君って本当に優しいよね
私のナンパがうまくいかない時も
真剣に考えてくれるもん
【ケラウノス】
ほら
この前、プールに行った時だって
【ケラウノス】
誰も私にナンパしてくれない！
って嘆いてたら
どうすればいいか考えてくれたし
【ケラウノス】
ナンパを我慢して
笑顔でただ待ってるなんて
すごくキツい経験だったけど
【ケラウノス】
そのおかげで
話しかけてもらえるように
なってさ！
【ケラウノス】
今まで誰にも誘われなかったのは
近寄りにくかったからなんだって
そこでやっと気が付いたよ
【ケラウノス】
そんな私にずっと付き合ってくれる
君の気持ちも…ね？
線香花火の火花が丸みを帯び 静かで淡い光に変わる
【ケラウノス】
前のデートでは
なんだか男前なカッコしてさ
ドライブに連れ出してくれたよね
【ケラウノス】
私を逃がしたくないって言って…
【ケラウノス】
確かに、一途な君からしたら
移り気な私なんて
閉じ込めておきたいよね
【ケラウノス】
あの時はすごいドキドキしたなあ…
ナンパなんてものじゃない
君は本気なんだって、思って…
【ケラウノス】
不安にさせてたらごめんね
でも…安心してほしいんだ
【ケラウノス】
私は絶対、君のもとから
離れたりしない
【ケラウノス】
だって、ほら、思い出して
いっつも私が戻ってくるのは
君のところだったでしょ…？
線香花火の火花が消え、 火球だけが残る
マスターは意を決して ケラウノスを見つめ返す
【ケラウノス】
マスター…
ケラウノス…
選択肢:
- 僕と誓約を結んでほしい → select_label_01へ
ケラウノス…
select_label_01:
【ケラウノス】
…やった
嬉しいよ、マスター
select_label_end:
【ケラウノス】
こんなすぐ目移りしちゃうような
私を選んでくれて…
僕はずっと君だけ見ていたよ と、マスターは優しく言う
【ケラウノス】
うん、知ってる…
そのお陰で、私は安心して
ここまでこれたんだよ
【ケラウノス】
君が勇気出してくれたんだから
私も応えなくちゃ、だよね
【ケラウノス】
わ、私も、君のこと
だ、大好き…だから
その申し出、受け入れるよ…
【ケラウノス】
これからは君の最強の右腕として
どんな敵が来ても
どんな事が起きても守り抜くよ
【ケラウノス】
ナンパも…美少女だけに限るし
絶対に君のことを
置き去りにしないって誓う！
【ケラウノス】
絶対に君の言うことを聞くって
誓うから…
【ケラウノス】
私に構わなくなっちゃったら
嫌だよ…？
その言葉を聞いて ああ、離れたりしないと誓うよ と、マスターは宣言する
同時に、線香花火の 火球が地面へと落ちる
【ケラウノス】
あっ…
地面に落ちた火球から 光りが広がり、
マスターと ケラウノスを包んだ
【ケラウノス】
君の想いが入り込んできて…
【ケラウノス】
君のバイブスと
私のキラーズが
深く深く、繋がり合っていく…
【ケラウノス】
今まで会ってきた誰よりも
近くに君を感じるよ…
【ケラウノス】
えへへ、これからも
ナンパよりも熱いアプローチ
期待してるからね
【ケラウノス】
あ、でも
君がナンパするのは
この先も私だけにしてね！
【ケラウノス】
そして、そして
ずーっとずーっと
一緒だよ、マスター♪
こうしてマスターと ケラウノスの誓約は 結ばれたのだった
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