Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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66650311 Unit666 ソロモン(ディスラプターズ)

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2503111.png 【ソロモン】 待たせたわね、マスター

2503111.png 【ソロモン】 用があるということだったけど… 何かしら?

ソロモンと線香花火がしたくて そう言って 持っていた花火を差し出すマスター

2503111.png 【ソロモン】 花火? 私と?

2503111.png 【ソロモン】 ええ ご一緒させてもらうわ

火をつけた線香花火は 火球の蕾ができ、 パチパチと火花を散らし始める

2503111.png 【ソロモン】 線香花火と言えど 火を使う以上危険を伴うのだから 扱いは慎重にするのよ

2503111.png 【ソロモン】 侮ってかかった結果 爆発や火災が発生なんてしたら 一大事よ

ソロモンらしいね 線香花火に対しても慎重さを忘れない 彼女に小さく笑うマスター

2503111.png 【ソロモン】 当然でしょう?

2503111.png 【ソロモン】 あらゆる危険な兆候を早期に発見し 最適解を導き出して 貴方を守るのが私の役目なのだから

頼もしいなぁ というマスターの言葉に ソロモンは胸を張って答える

2503111.png 【ソロモン】 もっと頼りにしてくれていいわ 私も貴方を頼りにしているし

2503111.png 【ソロモン】 …なんて、 以前の私では考えられないことだけど

2503111.png 【ソロモン】 自分でも変わったと思うわ

2503111.png 【ソロモン】 出会った時の私は、貴方のことを ただの『護衛対象』としか 考えられなかったのに

2503111.png 【ソロモン】 …でもマスター 貴方がそんな私を、変えてくれたのよ

線香花火の火は 激しく火花を散らし 文字通り、火の花を咲かせる

2503111.png 【ソロモン】 はじめは、そう…侮っていたの 情けないことにね

2503111.png 【ソロモン】 頼りなくて、自らを守る力もなくて…

2503111.png 【ソロモン】 バイブスを持つ者である以上 私達にとって重要な存在では あったけど……

2503111.png 【ソロモン】 それ以上でも以下でもない…

2503111.png 【ソロモン】 だから貴方はただ 『守られる者』だと思っていた …でも本当は違った

2503111.png 【ソロモン】 共に過ごすうちに気付いたわ …マスターが、真の意味で 私達を助けてくれる人だということを

2503111.png 【ソロモン】 いつだってそうだった

2503111.png 【ソロモン】 貴方は戦えないけれど、 戦えないなりのやり方で 私達に力をくれる

2503111.png 【ソロモン】 みんなでマリンスポーツをすることに 慎重になりすぎて、 私が反対した時もそう

2503111.png 【ソロモン】 不安が的中して 危険な状況に陥った時

2503111.png 【ソロモン】 マスターは私に 恐れ過ぎないことを教えてくれた

2503111.png 【ソロモン】 慎重と無謀のバランス… そして、前に進むための無謀は 無謀じゃなくて勇気だということを

2503111.png 【ソロモン】 あの時、改めて思ったわ 貴方がいれば、私はきっと どんなことにも挑戦できる

2503111.png 【ソロモン】 私が慎重になり過ぎても、 マスターが私を冒険に 引っ張り出してくれる

2503111.png 【ソロモン】 貴方と力を合わせたら、 どんなことでもできる気がするわ

2503111.png 【ソロモン】 …貴方と一緒にいると、 胸の奥がそわそわして なんだか楽しい気分になってくるの

線香花火の火花が丸みを帯び 静かで淡い光に変わる

2503111.png 【ソロモン】 二人で観覧車に 乗った時のことを覚えている?

2503111.png 【ソロモン】 そこまでの計画は私が ひとりで立てていたけれど

2503111.png 【ソロモン】 帰ってからの計画は 二人で立てたでしょう?

2503111.png 【ソロモン】 もちろん、帰ってから その計画通りに 過ごした時間も楽しかったけど

2503111.png 【ソロモン】 …マスターと一緒に あれこれ考えていた時間も、 とても楽しかったの

2503111.png 【ソロモン】 不思議よね まだ楽しく過ごすための計画の 準備をしている段階だったのに

線香花火の火花が消え、 火球だけが残る

その時のデートを思い出しているのか 闇の中に浮かぶソロモンの横顔には とても穏やかな微笑が浮かんでいた

マスターは意を決して、 そんなソロモンを見つめる

2503111.png 【ソロモン】 マスター? どうしたの?

ソロモン…

選択肢:

ソロモン…

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2503111.png 【ソロモン】 え…っ!?

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2503111.png 【ソロモン】 わ、私と…誓約を…?

2503111.png 【ソロモン】 …そう 分かったわ

2503111.png 【ソロモン】 私はソロモン・聖鎖・アテナ あらゆる危険な兆候を発見し 最適解で貴方を守る者

2503111.png 【ソロモン】 共に戦い、目的を果たすため 私を傍に置くことを選ぶのは これ以上ない最適解よ

2503111.png 【ソロモン】 持てる力のすべてを賭して、 貴方を守り、助けると誓うわ

それを聞いたマスターは頷き、 僕も誓うよ と宣言する

同時に、線香花火の 火球が地面へと落ちる

2503111.png 【ソロモン】 え、なに!? この状況で危険なことは 決して起きないはず…!

地面に落ちた火球から 光りが広がり、

マスターと ソロモンを包んだ

2503111.png 【ソロモン】 これは…

2503111.png 【ソロモン】 マスターのバイブスと 私のキラーズが反応している…

2503111.png 【ソロモン】 危険じゃなくて、 むしろいいことだったのね

2503111.png 【ソロモン】 …ふふ なんだか胸がポカポカしているわ

2503111.png 【ソロモン】 きっと…大好きなあなたが、 私に幸福を授けてくれたからね

こうしてマスターと ソロモンの誓約は 結ばれたのだった

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