66660051 Unit666 ケーリュケイオン
【ケーリュケイオン】 こんな時間に 私を呼び出すなんて…
【ケーリュケイオン】 それなりの対価を、マスターは 用意してくれてるってことよね?
マスターは苦笑いをしながら 線香花火をケーリュケイオンへと差し出す
【ケーリュケイオン】 へえ、花火… もしかして日頃の情報に対する お礼ってこと?
【ケーリュケイオン】 そっか、そういうことなら いいわ ゆっくり愉しみましょ♪
火をつけた線香花火は 火球の蕾ができ、 パチパチと火花を散らし始める
【ケーリュケイオン】 こういう静かな時間も たまにはいいかな
【ケーリュケイオン】 情報の収集の時間が一番好きだけど 整理する余裕も必要って こういう時に思うんだよね
【ケーリュケイオン】 あ、もしかして…
【ケーリュケイオン】 マスターはそれを改めて伝えようと 私をここに呼び出したの?
【ケーリュケイオン】 まったく、回りくどいんだから でも、ありがとう 確かに対価としては納得だわ
線香花火の火は 激しく火花を散らし 文字通り、火の花を咲かせる
【ケーリュケイオン】 対価といえば、 初めて会ったときのこと 覚えてる?
【ケーリュケイオン】 マスターがピンチのときに 偶然、私が通りかかってさ 敵の情報を教えたのよね
【ケーリュケイオン】 対価はマスターの全財産で
【ケーリュケイオン】 あっさりオッケーすると思ったら マスター、既に山賊にみぐるみ 剥がされてたんだよね
【ケーリュケイオン】 これが全財産だって 小銭渡されたときは 思わず笑っちゃったわ
【ケーリュケイオン】 でもさ、きっとマスターは そのとき、大金を持ってても 私に渡してたと思う
【ケーリュケイオン】 マスターってそういうところ 鈍感だからね
【ケーリュケイオン】 私が言えた義理じゃないけど ダメよ、対価はちゃんと 確認しないと
【ケーリュケイオン】 だから、ビーチで日焼け止めを 私に塗ってもらっただけで 宝探しに付き合う羽目になるのよ
【ケーリュケイオン】 まあ、どうせ 私が日焼け止めを塗らなくても 付き合ってくれてたと思うけど
線香花火の火花が丸みを帯び 静かで淡い光に変わる
【ケーリュケイオン】 ねえねえ、そういえば 一緒にカフェに行った時のこと 覚えてる?
【ケーリュケイオン】 情報通り、行ってみたら フェアがやってたんだけど お店が凄く混んでたの
【ケーリュケイオン】 結局待たされることになったけど マスターと一緒だったから 退屈しなかったわ
【ケーリュケイオン】 ふふふ あのとき、そのお店で 何を頼んだかは忘れたけど
【ケーリュケイオン】 マスターと話した内容は 覚えてるんだよね~
【ケーリュケイオン】 なんだか不思議よね あはは♪
線香花火の火花が消え、 火球だけが残る
マスターは意を決して ケーリュケイオンを見つめた
【ケーリュケイオン】 え…?
ケーリュケイオン…
選択肢:
- 僕と誓約を結んでほしい → select_label_01へ
ケーリュケイオン…
select_label_01:
【ケーリュケイオン】 ……
select_label_end:
【ケーリュケイオン】 なるほどね、 そうきたか~
【ケーリュケイオン】 さすがにその情報は 事前につかめなかったな~
【ケーリュケイオン】 でもさ、本当に私でいいわけ?
君以外には考えられないかな と答えるマスター
【ケーリュケイオン】 そう…
【ケーリュケイオン】 じゃあ、返答する前に ひとつだけ言っておくわ
【ケーリュケイオン】 私はマスターに出会って 一緒にいて、楽しい思い出を もらったことを感謝してるの
【ケーリュケイオン】 …だから、その
【ケーリュケイオン】 対価として受けてあげてもいいわ 誓約の相手になってあげる
うん、ありがとう と微笑むマスター
【ケーリュケイオン】 受けたからにはちゃんと 誓いを立てないとね
【ケーリュケイオン】 この先、どんなことがあっても ずっとマスターの傍に いてあげるわ
【ケーリュケイオン】 苦しいときも楽しいときも ずっと一緒よ いいわね?
それを聞いたマスターは頷き、 僕も誓うよ と宣言する
同時に、線香花火の 火球が地面へと落ちる
【ケーリュケイオン】 …え?
地面に落ちた火球から 光りが広がり、
マスターと ケーリュケイオンを包んだ
【ケーリュケイオン】 …マスターのバイブスと 私のキラーズが深く 繋がっていくのを感じるわ
【ケーリュケイオン】 ねえ、マスター マスターが私を選んだこと 絶対に後悔させないわ
【ケーリュケイオン】 私の情報を駆使して 絶対にマスターを幸せに してあげる
【ケーリュケイオン】 だからマスター その対価として 私を幸せにしてね♪
こうしてマスターと ケーリュケイオンの誓約は 結ばれたのだった
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