7771021 天上編サイド セブンスクエスト セブンスクエスト~未熟な姫達の冒険~ セブンスクエスト~未熟な姫達の冒険~ 2 - 「薔薇の剣士と地獄の騎士」 第二話「薔薇の剣士と地獄の騎士」 第二話 戦闘前
【アスカロン】 …この間の作戦で逃げていった異族? 確かにいました… あれを私達が倒すんですね!
【アスカロン】 …えっ? マスターさん、 断るつもりなんですか…?
セブンスキラーズと名づけられた 7人のキラープリンセス達…
彼女達に早速、 教会から異族討伐の指令が下る
それは先日、 ファーストキラーズが取り逃がした、 1体の異族であった
たった1体ではあるが強力で、 以前の掃討作戦から 逃げおおせる知恵も併せ持っている
そのため、マスターは彼女達、 セブンスキラーズには荷が重いと考え 別の隊に任せるべきと思案していた…
【グリモワール】 …でぇ?それってつまり、 ワタシじゃその強い異族に 勝てないって言いたいわけぇ?
【フォルカス】 …マスター、これは教会からの 指示なのでしょう?
【フォルカス】 それなのに、戦いもせずに 勝てないと判断して 戦うことを拒むなんて…
選択肢:
- あの敵と戦うには今はまだ早い → select_label_01へ
- 誰に頼むかは裁量の範囲だから → select_label_02へ
それなのに、戦いもせずに 勝てないと判断して 戦うことを拒むなんて…
select_label_01:
【ムラマサ】 それはやっぱり… 拙者達が実力不足であるからと… そういうことなんですね
select_label_02:
【アフロディーテ】 あら…マスターは わたし達の力量をしっかりと 量ってくれているのですね
select_label_end:
【グリモワール】 でぇ?…ワタシのこと、 侮ってもらっては困るんだから!
【グリモワール】 …フライクーゲルなんかより ワタシの方が上だってこと、 そいつで証明するんだから…
マスターが慌ててグリモワールに 待つよう呼びかけるが、彼女は 従うことなく立ち去ってしまう
そしてそれは、 グリモワール1人だけに 留まることはなかった…
【ムラマサ】 せ、拙者だって、 早く姉上に認められたい…!
【フォルカス】 …確かに、しっかりと自分の強さを 先に示すことができなければ、 放つ言葉も軽くなってしまいます
【アスカロン】 えーっ、みんなどこへ行くんですか! 待ってください!
こうして、 マスターの制止にも応じることなく、 更に何人もが飛び出してしまった…
【ヴァナルガンド】 そんな~、残ったのは… わたしとアフロディーテさん… …あれ?シユウさんは…?
【アフロディーテ】 いつの間にかいなくなってましたわね …それより、マスターさん、 どうしましょうか?
【アフロディーテ】 わたしは、ファーストキラーズの 皆さんに、連れ戻してもらうよう 頼むのが堅実だと思います
しかし、マスターは ファーストキラーズが全員、 別の任務で出払っていると告げる
【ヴァナルガンド】 そ、それなら… 皆さんが強い異族に出会う前に 連れ戻しに行きませんか…?
【ヴァナルガンド】 マスターさんが勝てないと言うなら やっぱり勝てないと思いますし… 戦いになる前に止めないと…!
マスターとアフロディーテは ヴァナルガンドの提案に頷き、 先行する仲間達の後を追った…
【アスカロン】 …フォルカス、待って! 私もいっしょに行きたいから… それとも、邪魔かな…?
【フォルカス】 いや、そんなことはないよ …特に、アスカロンとは最初から 縁があったし…
【アスカロン】 ふふふっ、そうだよね! あの時、フォルカスに出会って…
【アスカロン】 そして、あの人達に出会えたから 今、私達はこうしているんだもの――
それは、 二人が教会に保護される前の話…
森の中、1人の少女が、 途方にくれていた――
【フォルカス】 …やっぱり、こんな場所、知らない… ここって、どこなんだろう…?
【フォルカス】 しかも…こんな、槍なんか持って… どうして…!
【アスカロン】 ふええっ!?
【フォルカス】 あ、驚かせてごめんなさい あなたは…
【アスカロン】 えぇっと、アスカロンです…
【フォルカス】 そう…私はフォルカス よろしく
【アスカロン】 こちらこそ、よろしく! …よかった~、人に会えた! あの、ここってどこか、わかりますか?
【アスカロン】 気がついたらこの近くにいて、 でも、まったく覚えがないんです
【アスカロン】 それどころか私、なにを していたのかもわからないですし、 お腹もすいちゃって…
【アスカロン】 …それになぜか、 武器を持ってました…
【フォルカス】 …武器なら、私も持っています …ほら、これですけど…
【アスカロン】 ほんとだ! だったら、仲間だね♪よかったら これから一緒に行動しない?
【フォルカス】 そうですね…私も同じ境遇の方が 一緒にいてくれると 心強いように思います
【アスカロン】 よかった~!…けど、 なんか言い方が堅苦しいような…
【アスカロン】 なんて言うかもっとこう、 自然な感じ…で?
【フォルカス】 うん… えっと、アスカロンさん…?
【アスカロン】 せっかくだから呼び捨てで! 今から敬語もなくて大丈夫です!
【フォルカス】 …ふふっ、わかった よろしくね、アスカロン
【アスカロン】 こちらこそよろしくお願いします! で、これからどうしよう…
【フォルカス】 …まずは食べるものを なんとかしないといけないみたいね
【アスカロン】 ううっ、恥ずかしい~… …近くに町がないか、探してみる?
【フォルカス】 何者っ!?
【ロンギヌス】 ひゃっ…!
【フォルカス】 あ、驚かせてごめんなさい あなたは…
【ロンギヌス】 えっと… ロンギヌスと申します
【ティルフィング】 私はティルフィング …すみません、こちらこそ 驚かせるつもりはなかったのですが
ロンギヌスとティルフィングに続き、 マスターも姿を現し、 二人の少女達に自己紹介を行う
そして、彼女達に、その名が アスカロンとフォルカスであるかと 尋ねた
【アスカロン】 どうして 私達の名前を知っているんですか!?
【ティルフィング】 教会からの情報のおかげです …その教会より、あなた達を保護して ほしいと頼まれて、やってきました
【ロンギヌス】 …あなた達は今、 どのマスターにも 仕えていない状態なんです
【ロンギヌス】 そのままでいるのは… キラープリンセスにとっては よくないことだから…
【アスカロン】 私がキラープリンセス…? …あれ?なんかキラープリンセスって 呼ばれるの、しっくりくるような…
【ティルフィング】 …!! 伏せて!
【ティルフィング】 話はあと! 囲まれてるわ!
【ロンギヌス】 異族…!! …二人は援護をお願いします…!
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