777640201 unitSEASkill 640201 ヒョウハ
【ヒョウハ】 おりゃああああっ!
ヒョウハが放った矢は勢いよく 風を切り、道を塞いでいた 巨大な岩を砕いた
【ヒョウハ】 よしっ! こんなもんかな!
【ヒョウハ】 後は砕けた石を隅にどければ、 商人たちもここを自由に通れるはずだ
お疲れ様 と、マスターはヒョウハを労う
【ヒョウハ】 師匠が付きあってくれたおかげだ! ありがとな!
晴れ晴れとした顔で笑うヒョウハに マスターは、もう気持ちの整理は ついたみたいだね、と声をかける
【ヒョウハ】 ははっ、やっぱり師匠はすごいな! あたしのこと、何でもわかるんだな
君はわかりやすいからね と、マスターは笑う
【ヒョウハ】 あ、なんだよそれーっ …まあ、確かにあたしは気持ちを 隠すのが苦手なんだけどさ
【ヒョウハ】 師匠は「揺らぎ」のこと、 もうティルフィングから聞いてるか?
【ヒョウハ】 この間、 自分と向き合う機会があってさ
【ヒョウハ】 ずっと考えないようにしてたこととか そういうの、思い知ったんだ
【ヒョウハ】 ほら、あたしがスイハのことを ライバル視してるって、知ってるだろ?
【ヒョウハ】 そのことも、ちょっと反省した あたし、スイハのことなーんにも わかっちゃいなかったんだ
【ヒョウハ】 だからさ、知りたいと思った キラーズの伝承とかそんなの抜きで、 ちゃんと向き合おうって決めたよ!
だから君の矢は 迷いがなかったんだね
マスターは先ほどヒョウハの射た矢が 真っすぐに岩を砕いた様子を 思い出した
【ヒョウハ】 ああ、さっきの岩みたいに どんな困難が前に立ちふさがっても、 あたしはもう迷わないよ
【ヒョウハ】 真っすぐにぶつかって、 何度だって勇気を出して立ち向かう! それがあたしらしいやり方だからな!
【ヒョウハ】 それとっ… あたしが悩んでたってこと スイハには絶対に言うなよ?
【ヒョウハ】 へへっ、ちゃんと 自分から話すからさっ
夕日に照らされたヒョウハの姿は 自信に満ちて輝いており、 その瞳に迷いは一切なかった
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