780100341 限定クエスト タガタメコラボ 運命の果てに結ばれる絆 ストーリークエスト 運命の果てに結ばれる絆 ストーリークエスト 4 - EP3 運命の果てに結ばれる絆 運命の果てに結ばれる絆 3話 戦闘前
【ラキナ】 それじゃあ、 ティルフィングはゆっくり休んでて
【ティルフィング】 はい…すみません よろしくお願いします
戦闘が続いていたマスター達は 街で物資の補給をすることに
その間、ティルフィングは 身体を休めるように とマスターが指示を出した
当然のようにティルフィングは 抗議をするのだが、そこで ラキナが説得をしたのだった
【デュリン】 気を付けるのよ!
ティルフィングとデュリンは留守番 マスターとラキナが物資調達だ
【ラキナ】 うん、いってきます
【ラキナ】 ~♪
街を歩くラキナはどこか上機嫌だ
しかし、マスターからすると ラキナがティルフィングを 説得してくれたのは意外だった
【ラキナ】 …意外だった?
ちょっとね、と返しつつ でも、助かったよ とマスター
【ラキナ】 ふふっ あなたはティルフィングのことを とても大切にしているもんね
だから、それが使命だとしても 無茶はしてほしくないんだ と話すマスター
【ラキナ】 …………
【ラキナ】 そう言ってくれる人がいるのは とっても力になるんだよ
【ラキナ】 ティルフィングもそう思ってるはず…
でも、無茶されるのは… と難しい顔のマスター
【ラキナ】 …うん、わたしも 似たようなことを言われたことある
【ラキナ】 ああ、だからなのかな ティルフィングの話を聞いていて 助けてあげたいなって思ったの
どういうこと? とマスターは聞き返す
【ラキナ】 ふふっ、こうやって少しでも ティルフィングの役に立ちたい って思ったって話…なんてね
ラキナの言葉は本心のようでいて はぐらかされたような気がする とマスターは感じる
【ラキナ】 次はここで…えっ? 今の話、聞こえた?
ラキナとマスターは 街の人達の噂話が耳に入り 顔色を変える
【ラキナ】 近くの森に…異族が ねぇ、その話詳しく聞かせて?
【ラキナ】 …ティルフィング達にも話して すぐに向かったほうがいいと思う
物資も揃ったし、そうしよう と頷くマスター
【ラキナ】 お願い わたしも…ううん、わたしは もう少し情報を集めてみる
【ラキナ】 すぐに後を追うから ティルフィングによろしくね
マスターとラキナは別れ それぞれの方角へ向かった
【ティルフィング】 異族が…
ティルフィングのもとへ戻り 聞いた話を伝えるマスター
幸い、少しの間ではあるが 身を休めたことでティルフィングは だいぶ回復できているようだった
【ティルフィング】 …うん、大丈夫 マスター、私は戦えます
【デュリン】 無理をしてる… って感じでもないわね
【ラキナ】 なら、もう大丈夫だね
いつのまにかラキナも戻っていた
【ラキナ】 森の異族は万全な状態の ティルフィングならひとりで倒せるよ
何かわかったの? と問うマスター
【ラキナ】 うん、街の人達には脅威でも ティルフィングには問題ない むしろ楽勝だって、わかったよ
【ラキナ】 …それで、ここからはわたしのこと
【ラキナ】 元の世界に戻れる方法が わかったかもしれないの
【ティルフィング】 本当!? よかった…
【ラキナ】 ありがとう、ティルフィング 寂しいけどここでお別れだね
【ラキナ】 異族の発生が原因かもしれなくて どうも怪しいのは森じゃなくて みんなと会った平原みたいなの
【ラキナ】 だから、ティルフィングが 異族を倒しきる前にそこへ 行ってみないと
【ティルフィング】 ラキナが元の世界に帰れるなら… そのほうがいいんだよね?
【ラキナ】 うん、使命が待ってるから …なんてね
【ラキナ】 ほら、そんなことより ティルフィング達も行かないと また街に被害が…
【デュリン】 そうね…急がないと! ラキナとのお別れもちゃんと できなくて辛いけど…
【ラキナ】 わたしは大丈夫だよ、デュリン ふふっ、みんなと会えて嬉しかった
【ティルフィング】 私も…私も嬉しかった! 理解し合える人に会えるなんて…
【ラキナ】 うん、わたしもだよ でも、ほら…行かなくちゃ じゃあね、ティルフィング
【ラキナ】 …行ったかな それじゃあわたしも行かないと
【ラキナ】 異族達のいる、あの山に
ラキナは平原とは真逆にある 荘厳な山々を見つめていた
崖と崖に挟まれた山の入り口 そこでラキナはひとり戦っていた
【ラキナ】 森へは行かせない… ここでわたしができる限り あなた達の数を減らせば…はっ!
【ラキナ】 ティルフィングの助けになるから!
【ラキナ】 わたしの使命は聖石の力を 抑え込むことだった… でも、それは元の世界でのこと
【ラキナ】 その使命を忘れた訳じゃない 託された想いを捨てた訳じゃない
【ラキナ】 ふふっ、違う世界でも こうして通じ合える誰かに 出会えるなんて…運命だね
【ティルフィング】 はい…っ!
少女がふたり、手を取り笑い合う それはとても素敵な光景だった
【ラキナ】 でも、この世界に来たことに 意味があるんだとしたら…
【ラキナ】 この戦いが…ティルフィングに 未来を遺すことがわたしの運命…っ!
苛烈な運命を背負った者のため 苛烈な運命を受け入れた者が戦う
ラキナは戦い続ける たとえ、自身が力尽きようとも…
【ラキナ】 ああ… ここまで、かな…
覚悟と想いは力となる だが、それにも限界が訪れようと――
【ティルフィング】 させませんっ!
【ティルフィング】 ここで終わりになんて させません!
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