901030002 地上編 1章 大樹を目指して 第3話 蹂躙される人々 終了後
【アルン】
ここが避難所…
【アルン】
こんな狭くて薄暗いところに、
みんな押し込められて
いるんですか…？
【ヴァリン】
こんなところでも、
魔獣に見つからないよう
隠れ潜むしかないのよ…
【青年】 アスカちゃん！ 良かった。無事だったんだ！
【ヴァリン】
アンタは、この子の保護者？
【青年】 そういうわけではないんですが… 僕、ここで親のいない子達の 面倒を見ているんです
【アルン】
アスカのような子が他にも？
【青年】 はい…皆、魔獣に親を殺されたり 連れ去られたりした子ばかりです…
【アルン】
…ヴァリンさん、
ラグナロクでこの子達を
保護できませんか
【ヴァリン】
悪いけど、
こういう子達は珍しくないの…
【ヴァリン】
全員を受け入れることなんて
ラグナロクでも無理よ
【ゼロ】
こいつらだけじゃねえ
マスター、周りを見てみろ
さっきの襲撃で負傷した連中だらけだ
【アルン】
……！
【青年】 …分かっています
【青年】 どこも厳しい状況で、 それでも僕達は なんとか寄り添って生きていますから
【アルン】
…………お話しを、
聞かせてもらってもいいですか？
【ヴァリン】
ったく、アンタわかってないわね！
中途半端に助けようという気持ちが
一番残酷なのよ！
【アルン】
魔獣について、
情報を集めないといけません…
特に『夢の国』について…
【ティルフィング】
そうですね
手分けして皆さんから
お話しを聞きましょう
【ヴァリン】
はあ…ティルフィング…
アンタまで…
【ヴァリン】
ふう。やっと全員から
話を聞き終えたわね…
【アルン】
皆さんの話をまとめると、
不定期に魔獣達が
人をさらっていくようです
【ヴァリン】
抵抗した人は
容赦なく殺されるらしいわ…
【ティルフィング】
行き先は
『夢の国』で一致していますね
【ゼロ】
外の様子を見てきた
近くに魔獣はいないぞ
出発するなら今だ
【ダグダ】
…しかし、
ここの者達を残していって良いのか？
【ヴァリン】
今のところは堪えてもらうしかないわ
アタシ達だって
戦力は十分じゃないのよ
【ゼロ】
さっさと『夢の国』にいる
悪魔を倒せば良いんだろ
下手に同情すると共倒れになるぞ
【ダグダ】
君は随分と割り切っているのだな
…マスターの意見も聞きたい
選択肢:
- 早く元凶を叩くべきです → select_label_01へ
- 『夢の国』を調べましょう → select_label_02へ
- …分かりません → select_label_03へ
君は随分と割り切っているのだな …マスターの意見も聞きたい
select_label_01:
【ゼロ】
決まりだな。行くぞ
select_label_02:
【ゼロ】
調べるなんて
悠長なこと言ってないで叩き潰すぜ！
select_label_03:
【ゼロ】
しっかりしろ！
グダグダ悩んでも時間の無駄だ
行くぞ！
select_label_end:
【アスカ】
お兄ちゃん！
【アルン】
アスカ？
大丈夫、必ずお父さんを
助け出してみせるからね
【アスカ】
うん…あと、その、おじさん…
さっきは怖がったりして
ごめんなさい
【ダグダ】
お、おうっ。気にしておらんよ
…良い子だ
それでは、行ってくる
【アスカ】
行ってらっしゃい！
みんな、気をつけてね！
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