902040001 地上編 2章 怠惰は意思を飲み込むのか? 第4話 少女の勇気
警備が強化されている 『夢の国』破壊のため、 天沼矛は自ら囮になると宣言した
そんな彼にケラウノスと ナーゲルリングも同行し、 囮部隊が先行する
彼らの陽動により魔獣達の意識が 逸らされ、ゼロ一行は美術館側まで 辿り着くことができた…
【ヴァリン】 ちょっと! 待ちなさい、ゼロ
【ゼロ】 なんだ、ヴァリン!? 敵はすぐそこだろうがっ 止めるんじゃねぇ!!
【ヴァリン】 せっかくここまで 魔獣達に気づかれずに近づけたのよっ
【ヴァリン】 ここで騒ぎを起こしたら 元も子もないでしょ!このバカ!
【ゼロ】 だったら、 どうするってんだ…?
【アルン】 魔獣達に気づかれず 建物の中に侵入する方法が あれば良いんですが…
【アルン】 あの通気口はどうでしょうか?
【ティルフィング】 …狭すぎますね 私やヴァリンでも無理そうです
【ゼロ】 こんな狭い通路、 ガキでもなきゃ通れねえだろっ
【ゼロ】 まどろっこしいこと考えてねぇで 突入すりゃいいんだ!
【ヴァリン】 だから! 無駄に仲間を 危険にさらそうとしないで!
【アスカ】 あの!…わたしが行くっ わたしなら、きっと 通気口を通れるから!
【ダグダ】 なんだと!?それはならんっ アスカにそんな危険なことは させられん
【アスカ】 ダグダさん…わたし、大丈夫だよ お父さんを助けるためだもん このくらいやらせてっ。お願い!
【ダグダ】 しかしっ…
【ゼロ】 …良い目してるじゃねえか マスター、お前はどう思うんだ?
選択肢:
- アスカに託してみましょう → select_label_01へ
- 正面突破は危険すぎます → select_label_02へ
- どうしたらいいのか… → select_label_03へ
…良い目してるじゃねえか マスター、お前はどう思うんだ?
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【ゼロ】 そうか なら、ここは任せてみるぜ
select_label_02:
【ゼロ】 そうかよ… つまり、アスカに やらせるってことだな
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【ゼロ】 ふざけるな!
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【ゼロ】 お前よりこいつの方が よほど決断力があるぞ! アスカ、やってみせろ!」
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【アスカ】 ありがとう、お兄ちゃん わたし、 絶対やり遂げてみせるからっ
【ダグダ】 アスカ…決して無理をするな
【ダグダ】 危ないと思ったら 迷わず助けを呼ぶんだ どこにいても必ず助けに行くからな
【アスカ】 うん。じゃあ、行ってくるね
【ティルフィング】 アスカが中から鍵を開けてくれるまで私達は魔獣に 気づかれないよう行動しましょう
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