907010003 地上編 7章 絶望の世界で 第1話 キラープリンセスの異変 終了後
【ゼロ】 くそっ! 魔獣共の相手をしている間に ルシファーに逃げられちまった
【アスクレピオス(♂)】 ユグドラシルの根元に 飛んでいったようだね
【アスクレピオス(♂)】 結局、 あそこが最終決戦の 場になるのかな
【アルテミス】 幹に刻まれた魔法陣が 禍々しいオーラを強めている 急いだ方が良さそうだ
【ゼロ】 行くぞ! 今度こそ奴を倒す!
【アルン】 待って下さい!
【ゼロ】 なんだ!? こんなときに……
【アルン】 キラープリンセスの様子が 変なんです 皆さん、辛そうにしていて
【アスクレピオス】 べ、別に辛くなんかないわよっ… ちょっと体が重いだけ…
【ケラウノス】 いや~…、さすがの私でも な~んかイヤな感じなんだよね~…
【デュランダル】 第一魔壁を 越えた辺りからですわね…
【デュランダル】 先に進めば進むほど空気が重苦しく なるというのでしょうか… でも、これしきのことで…
【ゼロ】 おい、どうなってんだ!? 俺はなにも感じてねえぞ! お前はどうだ、腹黒メガネ?
【アスクレピオス(♂)】 イライラ王子と同じだね …随分、あっさり僕達を通して くれたと思っていたけれど、
【アスクレピオス(♂)】 これが悪魔の狙いかな
【アルン】 どういうことですか?
【アスクレピオス(♂)】 分からないかな、マスター? ここはユグドラシルのすぐ側
【アスクレピオス(♂)】 そしてユグドラシルは 今のところ悪魔に占拠されている
【アスクレピオス(♂)】 あそこに近づけば近づくほど 悪魔の力の影響は 強まっていくだろうね
【アルン】 悪魔の力が彼女達に悪影響を 及ぼしている…
【アルン】 でも、だったらゼロ達は どうして平気なんでしょう?
【ゼロ】 そりゃ鍛え方が違うからな
【アスクレピオス(♂)】 そんな体育会系な話じゃないよ、 恐らくね
【アスクレピオス(♂)】 僕達と彼女達の違いで 悪魔に関わっているものといえば ただ一つ
【アスクレピオス(♂)】 魔獣の血肉が体内に 埋め込まれているかいないか
【アスクレピオス(♂)】 僕達が平気でいられるのは、 単に魔獣の血肉が悪魔の力と 馴染むからだろう
【アスクレピオス(♂)】 逆に言うと、 ここではより魔獣化のリスクが 高まってるともいえるね
【ゼロ】 淡々と言ってくれるぜ、 このメガネは
【ゼロ】 だが、それなら話は早いな 足手まといはいらない ここから先は俺達だけで行く
【ルーン】 ちょっと待ちなさいよ 私達が足手まとい?
【ルーン】 言ってくれんじゃないの、 このガキ!
【ルーン】 私が足手まといかどうか、 お前の体で試してやろうかぁっ?
【アルン】 止めて下さい! 仲間同士で争うなんて不毛です! ゼロも言い過ぎですよ
【ゼロ】 チッ… だったらどうするんだ?
選択肢:
- キラーメイルだけで進みます → select_label_01へ
- 彼女達にはここに残ってもらいます → select_label_02へ
- それは、その…… → select_label_03へ
チッ…… だったらどうするんだ?
select_label_01:
【ルーン】 マスターまで、私達は足手まといだって言うの!?
select_label_02:
【アスクレピオス(♂)】 ふうん。他にやってもらいたいことがあるみたいだね
select_label_03:
【ゼロ】 言いたいことがあるなら、はっきり言え!
select_label_end:
【アルン】 キラープリンセスの皆さんには 第一魔壁の側で魔獣の増援を 食い止めてもらいます
【アルン】 その方が 力を発揮できるでしょうし、
【アルン】 ボク達も背後からの奇襲を気にせず ルシファーとの戦いに 集中できますから
【ケラウノス】 ま~、その辺が妥当だよね じゃ、こっちは上手いこと やっとくから
【ダグダ】 良かったー… ダグダ、もう一歩も歩けないよー…
【ルーン】 そういうことなら 呑んでやるわよ……
【ルーン】 さっさと行って 悪魔をぶっ殺してきなさい、 クソガキども!
【アルン】 行きましょう、ゼロ
【ゼロ】 ったく……やっと決まったか それじゃ気を取り直して――
【アルテミス(♂)】 ところで、 最強にして秀麗な僕から 一つ提案があるんだけど
【ゼロ】 今度はなんだ!?
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