91010403 天上編 第10章 第1話 過去との再会 バトル終了後の会話
【ラース】 グッ…!? この動き… まるで別人のようではないか…!?
【ティルフィング】 …大切な時間を取り戻し、 迷いが消えたの
【ティルフィング】 これ以上はよしましょう… 私達が闘うべき相手は、 他にいるのだから
【ラース】 私達…だと…?
【ティルフィング】 ええ 我々は、ともに闘う仲間…
【ティルフィング】 アナタも… マサムネの記憶を、 多少なりとも垣間見たはずよ?
【ラース】 クッ… あれは…エイレーネが見せた幻覚だと 言っておろう!!
【エイレーネ】 『過ちを受け止めることを… 怖れているのですね…?』
【ラース】 なに…?
【エイレーネ】 『人は皆、過ちを犯すもの… ですが… その過ちから、逃げてはなりません』
【エイレーネ】 『そこに面してこそ、 未来は拓かれる…』
【エイレーネ】 『犯した罪は… 贖罪の未来を歩むことでしか、 償われることはないのです』
【黒奏官】 クッ! まだ…我らを惑わす気か!
【黒奏官】 ラースよ、 女神を討つのだ!!!
【ラース】 ハッ…
【デュリン】 まったく… なんて頑ななのよ!
【デュリン】 少しは、 パラシュを見習いなさいよ!
【ラース】 !! グラトニーのことか…?
【デュリン】 そうよ! アンタも聞いていたはずよ!?
【デュリン】 信じてきた道は間違いだったと、 彼女は言っていた!
【デュリン】 自らの記憶を垣間見たはずなのに… どうして、現実を認められないのよ!
【ラース】 !!
【黒奏官】 グ…
【ティルフィング】 彼女は… 記憶を垣間見てもいないのに、 仲間の大切さに気付いていた…
【ティルフィング】 ラース… アナタにも、 必死に訴えかけていたはずでしょう?
【ラース】 グラトニー…
【ラース】 …黒奏官様 我々が見たものは… 本当に幻覚なのでしょうか…?
【黒奏官】 !!
【ラース】 もしも…あれが本当に、 失われた記憶だとしたなら… こんな悲劇は…
【ラース】 “悪魔の人形”とされることに 抗っていらっしゃったのに… 今度は、神々に…
【黒奏官】 !! …やめろ!!
【デュリン】 悪魔の…人形…?
【ラース】 もしも幻覚でないとしたら…
【ラース】 “ゼロ”という戦士は… 今も、我々の帰りを 待ち続けているのでは…
【黒奏官】 !!!
【デュリン】 “ゼロ”…!? まさか…アンタ…!?
【黒奏官】 クッ…
【ラース】 !! お待ちください!
【黒奏官】 !!
【デュリン】 !!
【デュリン】 “アルン”! アンタ…“アルン”なのね!?
【アルン】 !!!
【ラース】 !! やはり…我らが垣間見たものは… …グッ!!!!
【ティルフィング】 !?
【デュリン】 な…!?
【ラース】 う、うぐ… …カハッ!!!
【グリード】 …アナタが、 マスターを混乱させて どうするのですか?
【ティルフィング】 グリード…!?
【グリード】 …さようなら
【エイレーネ】 『…!!!』
【ティルフィング】 !? お、お母さん…!?
【エイレーネ】 『む、娘よ… これでよいのです…』
【ティルフィング】 …イヤァァァァァァァァーッ!!!!
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