9101230 限定クエスト ハロウィンイベント 『ハロウィンの甘い誘惑』ストーリークエスト ハロウィンの甘い誘惑 3 - Sweet Witches 第3話「Sweet Witches」 「Sweet Witches」戦闘前
【ネス】 なぜ街のなかに異族が? ハロウィンとなにか関係が?
【ネス】 あの異族は、どうして人を 襲わずにいたのか…
街に出現した異族について、 ひとり考え込んでいたネス
ふと気がつくと、 ひとりぼっちになっていた
【ネス】 マスター? ダモクレス?
呼びかけてみても返事はなく、 キョロキョロとあたりを見回すが、 やっぱりどこにも見当たらない
【ネス】 …………
【ネス】 …はぁ、…まったく!
【ネス】 ふ、ふたりとも迷子になるなんて まだまだ子どもですね!
【ネス】 わたしがしっかりしなくては!
【ネス】 でも、ダモクレスはともかく、 マスターまでわたしを おいていってしまうなんて…
【ネス】 とにかくふたりを探そう…
【ネス】 ああ!でもどこへ行けば 会えるのかわかんないよー!
【ネス】 …みんな、どこに行っちゃったの?
不安な顔のネスを心配し、カボチャの かぶりものをつけたおじさんが、 迷子かい、とやさしく話しかけてきた
【ネス】 !! だ、大丈夫です! わたしは迷子じゃありません!
その言葉を聞いたおじさんは安心した 表情で、「ハッピーハロウィン!」と 言いながらクッキーを手渡してきた
【ネス】 へ?これをわたしに? あ、ありがとうございます… では、失礼します…
その後も、街の人達に 迷子あつかいされ、 次々にお菓子を渡されてしまう
断ろうとすればするほど、 ネスのお菓子は増えていった
【ネス】 困ります! こんなにいただけません!
今度は魔女の姿をしたおばさんに 捕まり、お菓子でいっぱいのカバンに さらにお菓子を詰められている
【魔女のおばさん】 あっはっは! 子どもが遠慮しないの!
【魔女のおばさん】 そうだ、おばさん特製の 特大カップケーキも持ってきな! 魔女の帽子がかわいいだろ?
【ネス】 わぁ!かわいい! …はっ!ダメです!いただけません! わたし、子どもじゃないんですー!
【魔女のおばさん】 さらに、おまけ! お友達にもわけてあげるんだよ! 『ハッピーハロウィン』!
最後に両手いっぱいのお菓子を ネスに持たせると 魔女のおばさんは行ってしまった
黒猫やおばけに仮装した子ども達が わぁわぁとはしゃぎながら おばさんの後を追っていく
【ネス】 本当に困るんです… こんなにたくさんのお菓子、 わたしの節制と規律に反します…
【ネス】 ていうか、ひとりじゃ こんなにたくさん持てないし…
【ネス】 助けて~! お兄ちゃーーーん!!
ネスを探すマスターの耳に 聞き覚えのある叫び声が届く 声の方向に、ネスがいた
「ネス!」と声をかけながら あわてて駆け寄る
【ネス】 お兄ちゃん!!
【ネス】 勝手にいなくなって! 大変だったんだから!
ネスは目をこすって涙を隠そうと するが、マスターに気付かれてしまう
【ネス】 …な、泣いてません! ちょっと目に ゴミが入っただけです!
ネスの目をのぞき込もうと 顔を近づける
【ネス】 !! 気安く近づかないで下さいっ!! ハレンチです!
ごめん、ごめんと謝るマスターを、 真っ赤な顔をしたネスが 棒でぽかぽかと叩く
森にも異族が現れたことを告げ、 ふたりでダモクレスを迎えに行こうと したその時…
【ネス】 マスター!!ここにも異族が!
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