95004201 ブラフマーストラ＆ヴァジュラ ブラフマーストラ＆ヴァジュラ ヴァジュラ&ブラフマーストラ 秘密の特訓…？
荒野に佇む一人の女性
『ダダダダン！』 と大きな銃声が響く
【ヴァジュラ】
…くそ…失敗か…
こんなんじゃ、
いつまで経っても…
【ヴァジュラ】
いや！今度こそ成功させてみせる！
がんばるぞ！エイ！エイ！オーッ！
【？？】 もう！うるッさいわね～！
【ヴァジュラ】
…っと！
…！
あ、あんたは…！
【ブラフマーストラ】
銃の特訓なら、よそでやってよね～
【ヴァジュラ】
ブラフ！
【ブラフマーストラ】
せっかく静かな場所で気持ちよく
瞑想してたのにさ～
パンパンうるさいわね～、ほんと
【ヴァジュラ】
…ぅ…それは…
【ブラフマーストラ】
…あら？なに、アンタ？
もしかして落ち込んでる系？
【ヴァジュラ】
…なっ！？なんで…！
【ブラフマーストラ】
らしくない暗い顔しちゃってさ
また戦闘でミスったの？
【ヴァジュラ】
だ…誰が！あんたこそ、
あれくらいの音でうるさいだなんて、
集中力ないんじゃないの！？
【ブラフマーストラ】
それはアンタでしょうが！
そんなお酒飲みながら特訓したって
上手くなるはずないでしょ！？
確かに彼女の足元には酒の入った瓶が
【ヴァジュラ】
…う…余計なお世話だっての！
【ブラフマーストラ】
ふっふっふ、そういうことか
【ヴァジュラ】
な、何がよ？
【ブラフマーストラ】
早く強くならなきゃという
プレッシャーから、
酒に逃げてる系か
【ヴァジュラ】
…！…なんで、そんな事…
【ブラフマーストラ】
アンタみたいな単純女、
見てりゃ分かるっての
【ヴァジュラ】
だって…早く強くならないと…
みんなや…それに…
マスターにも迷惑かけちまってるから
【ブラフマーストラ】
アンタ…
【ヴァジュラ】
よせよ、見かけによらず真面目とか
言うの…
【ブラフマーストラ】
マスターのこと、好きだったんだ
【ヴァジュラ】
違うわッ！だ！誰があんな奴…！
【ブラフマーストラ】
顔赤らめちゃって、
アンタってホントに分かりやすい系ね
【ヴァジュラ】
うぅ～っ！！
【ブラフマーストラ】
まぁまぁ、
そんなにムキになりなさんな
それより…
【ブラフマーストラ】
今みたいに無闇に撃ってたって
上達しないわよ？
【ヴァジュラ】
じゃあ、どうすればいいんだよ！？
【ブラフマーストラ】
簡単よ
無の境地になればいいの
【ヴァジュラ】
できるかッ！
そんなに簡単に言うなって！
【ブラフマーストラ】
てことで、やるわよ
【ヴァジュラ】
なにを…？
【ブラフマーストラ】
決まってるでしょ？
無の境地といえば…
ヨガよ、ヨガ
【ヴァジュラ】
えぇ～っ！
こうして、ブラフマーストラの ヨガ教室が始まったのだった
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