95004203 ブラフマーストラ＆ヴァジュラ ブラフマーストラ＆ヴァジュラ ヴァジュラ&ブラフマーストラ 『褐色系ビッグバン』
【ブラフマーストラ】
んぐ、んぐ、んぐ…
プッハ～！おいし～！！
【ヴァジュラ】
ちょっと、あんた…
飲みすぎじゃない…？
【ヴァジュラ】
それに、あたしは
酒に強くなりたいんじゃないからな！
【ヴァジュラ】
もっと戦闘で活躍できるように
強くなりたいんだ！！
今のままじゃ…
【ブラフマーストラ】
あっはっは！
小さいことは言いっこなし！
【ブラフマーストラ】
ダメな時は何やったってダメなの！
だから、飲んで忘れて、
次に備えたらいいの！
【ブラフマーストラ】
アンタって見た目に反して、
真面目なんだから！
考え過ぎだって
【ブラフマーストラ】
いつか思考より先に
体が勝手に動くわよ
そうなったら、それが無の境地だから
【ヴァジュラ】
…そんなもんのなのかな…
それにしても…
【ヴァジュラ】
ブラフって…見た目どおりの
明るい奴っていうか…
強いんだね、心もお酒も
選択肢:
- 普段は明るいけど…酒を飲んだら… → select_label_01へ
- 心は強いが…お酒はというと… → select_label_02へ
- いや…ブラフは…下戸なんだ → select_label_03へ
ブラフって…見た目どおりの 明るい奴っていうか… 強いんだね、心もお酒も
select_label_01:
【ヴァジュラ】
…まさか…泣き上戸になるとか…？
select_label_02:
【ヴァジュラ】
もしかして…ほんとは弱いの！？
select_label_03:
【ヴァジュラ】
えぇ～っ！ほんとは…飲めないの！？
select_label_end:
【ヴァジュラ】
お酒、飲めないのに…
アタシを勇気づけるため…
無理して…
【ブラフマーストラ】
うぅぅ…だっで～…
がんばってる子は…
応援したくなるじゃ～ん！！
【ヴァジュラ】
そして見た目に反して、
まさかの泣き上戸…
ふらふらと千鳥足のブラフマーストラ テーブルにぶつかり、落下した酒瓶が 割れてしまう
【ヴァジュラ】
ちょっと…もう、それ以上、
飲まない方が…
【ブラフマーストラ】
うぅぅ…がんばってよ
あんた…がんばりなよ、マジで…
うぅ…おやすみ～
【ヴァジュラ】
…あっ！
そのまま、割れた瓶の上に 寝転がろうとするブラフマーストラ
【ヴァジュラ】
あ…あぶな…！
次の瞬間、 『ダダダダン！』と響く銃声 酒瓶が粉々に吹き飛ぶ
【ブラフマーストラ】
…ん？
ブラフマートラは何とか無事だった
【ヴァジュラ】
もう！なにやってんだよ！？
【ブラフマーストラ】
…ね？言った通りでしょ？
いつか思考より先に
体が勝手に動くって
【ヴァジュラ】
…！あんた…
まさか、わざと瓶の上に…
でも、もしあたしができなかったら…
【ブラフマーストラ】
アンタはできる！
信じてたからね！
すべて想定内よ！
【ヴァジュラ】
…ブラフ
【ブラフマーストラ】
…ん？なに、この音…？
見ると、さっきの流れ弾が ２段重ねの下の酒樽に 突き刺さっている
【ブラフマーストラ】
これは…もしかして…
中の圧に耐えられず 『ボン！』と破裂する下の酒樽
上に置かれていた酒樽が、 マスター目掛けて落下した
【ヴァジュラ&ブラフマーストラ】 マ、マスター！！
刹那、技を繰り出す２人
『ズガーン！！』
その“無”のうちに出た攻撃は 重なり合い、落下する酒樽を 見事に砕くのだった
【ブラフマーストラ】
い、今の…
【ヴァジュラ】
できた…あたしたちの新奥義…
『褐色系ビッグバン』
完成だよ！！
【ブラフマーストラ】
…変な名前～
それはまさしく、 ２人が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
い、今のも…想定内だよね…？ と恐る恐る尋ねるマスター
【ブラフマーストラ】
いや、ごめん…
今のは…ほんとまぐれ…かな
あはははは
【ヴァジュラ】
でも、助かったんだし、
小さいことは言いっこなし！
そんなこと言って！ と、怒るマスター
【ヴァジュラ】
ゴメン、ゴメン！
でも、あたしは嬉しいんだ
新しい奥義も完成したし！それに…
【ヴァジュラ】
自分を犠牲にしてまで助けてくれる
親友も見つけられたんだから！！
な！？ブラフ！
【ブラフマーストラ】
…ったく、照れもせず、
よくそんな事を…
と、とにかく祝杯だ！飲み直すよ！！
【ヴァジュラ】
って、あんた飲めないんだろ！？
無茶すんなっての！
【ブラフマーストラ】
なにいってんの！？
夜はこれからだよ！
…っとと
ふらつくブラフマーストラに 肩を貸すヴァジュラ
【ヴァジュラ】
…ったく、もう！
てことで、マスターも
付き合ってくれよな！？あははは！
肩を組む２人の笑顔は、 とても眩しく輝いていた
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