;;【EP1】
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@
五月晴れ――

# textflame 0 0
@
気持ちのよい朝
清々しい気分で校門をくぐる
マスターだったが…

# textflame 0 0
@
目の前をゆく聖ユグのお嬢様たちは
どこか覇気がなく…
むしろゆるゆるな雰囲気…？

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# voice 1005 "ritto_0009"
# face 119 "angry"
@リットゥ
なにをぼーっと突っ立っている！

# textboxarrow 0 2
# chara 119
# face 119 "normal"
@リットゥ
まさか玄関まで来て…
学校に行きたくなくなった
などと言わないだろうな？

# textflame 0 0
@
なにやら名簿らしきものを持った
風紀委員のリットゥが
厳しく立っていた

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 119
# voice 1005 "ritto_0020"
@リットゥ
…ふむ
どうやらお前はいつも通りだな
通ってよし！

# textflame 0 0
@
通ってよし…？
一体、なんのチェックなのだろうか

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 119
# face 119 "angry"
@リットゥ
…お前も気づいているんだろう？
弛緩し切った学院の空気を！

# textboxarrow 0 2
# chara 119
@リットゥ
聖ユグドラシル生に
あるまじきこのたるみを
あるべき姿に導くべく…

# textboxarrow 0 2
# chara 119
# face 119 "normal"
@リットゥ
我が友パラシュが
自主的に風紀指導をしているんだ

# textboxarrow 0 2
# chara 119
@リットゥ
大切な友人だからな
私も協力している

# textflame 0 0
@
まさか、いつもきりりとしている
聖ユグ生の間で五月病的なものが
はやっているとは…

# textflame 0 0
@
意外だとは思いつつも
周りを見渡す限り、納得するしかない

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 119
# face 119 "angry"
@リットゥ
ほら君、上着はどうした！
聖ユグドラシル生としての節度は
常にしっかり持ちたまえ！

# textflame 0 0
@
事実、こうして目の目の前で
次々に生徒が指導されている…

# textflame 0 0
@
力のこもったリットゥの姿に
マスターは感心するばかりだった