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;;【PUNK】新章ストーリー11章
;;第2話　タイトル：災厄との対話
;;2-3-10
;;スクリプト最後の背景：深奥
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# script "lisp"
# background "profound"
# bgmfile "bgm263" "BgmLostRagnarok001" 0
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;;フェイルノート
# body 3401911
# pos 3401911 3
# scale 3401911 0.8 0
# layer 3401911 2
# alpha 3401911 0 0
# mask 3401911 off
;;-----------------------------------------
;;カーテンフェード
# imageset 1 "black"
# imagealpha 1 0 0
# imagelayer 1 5
;;-----------------------------------------
;;//背景：深奥
# textwindow "close"
# serif 1
@？？？
私がいつから存在しているのかという
疑問は、あくびが出るほど
どうでもいいことだ

# serif 1
@？？？
大切なのは、神々と悪魔が相争って
いた時代――のちに神魔戦争と
呼ばれることになる時代に

# serif 1
@？？？
私がすでにこの世界を
“観察”していたという事実だよ

# voice 4019 "failnaught_a_0009"
# move 3401911 3 0
# face 3401911 "normal"
# alpha 3401911 1 0.5
# mask 3401911 off
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# textwindow "normal"
@フェイルノート
急に何？
お前に時間稼ぎをさせる気は
ないのよっ

# serif 1
@？？？
フフフ…
そう言わずにもう少し聞いて欲しいな

;;//背景：神魔戦争（それっぽいのがあれば）
# se "SE_0058"
# serif 1
# textwindow "close"
# serif 0
# textwindow "close"
# fadeout "black" 0.6
# waitandnext 0.8

# background "101_plain_daytime"
# alpha 3401911 0 0
# waitandnext 0.1

# fadein "black" 0.6
# waitandnext 0.6

# textboxarrow 0 0
# textwindow "normal"
@？？？
あの長い長い戦乱を経て、
神と悪魔は一つの契約に至った

@？？？
世界を二つに分け、天上世界を神々が
地上世界を悪魔が支配するという
神魔契約だ

@？？？
その頃、地上に栄えつつあった
人間にとっては、あまりに理不尽で
一方的な契約だったといえるね

;;//背景：天上世界
# se "SE_0057"
# textwindow "close"
# imagepos 1 0 30
# imagealpha 1 1 0
# imageleftin 1 0.6
# waitandnext 0.6

# background "flower_garden"
# imagealpha 1 0 0.5
# imagerightout 1 0.6
# waitandnext 0.6

# textwindow "normal"
@？？？
それでも彼我の力量差は
歴然としていた

@？？？
神々は地上から幾らかの人間を
天上世界に運び入れ、理想の世界を
作り上げる実験を行い――

;;//背景：地上世界
# se "SE_0055"
# textwindow "close"
# imagepos 1 0 30
# imagealpha 1 1 0
# imageleftin 1 0.6
# waitandnext 0.6

# background "ice-world"
# imagealpha 1 0 0.5
# imagerightout 1 0.6
# waitandnext 0.6

# textwindow "normal"
@？？？
悪魔は地上に残った人間達を
力で支配することにした

;;//背景：深奥
# se "SE_0056"
# textwindow "close"
# fadeout "black" 0.6
# waitandnext 0.8

# background "profound"
# move 3401911 3 0
# face 3401911 "normal"
# alpha 3401911 1 0
# mask 3401911 off
# waitandnext 0.1

# fadein "black" 0.6
# waitandnext 0.6

# serif 1
@？？？
正直、私は幻滅したよ

# serif 1
@？？？
これでは人間が
あまりに不利ではないか、とね

# face 3401911 "angry"
# textboxarrow 0 2
# textwindow "normal"
@フェイルノート
それがどうだというの？
力の無い者は支配される
当然の帰結だわ

# serif 1
@？？？
君らしいね、フェイルノート
でも、あまりに一方的な蹂躙は
私の好みではないんだ

# serif 1
@？？？
長いこと世界を観察してきたけれど、
そんなつまらない展開は
容認できなかった

# serif 1
@？？？
だから私は一つだけ
世界に干渉してみることに
したんだ

# serif 1
@？？？
君もよく知っているだろう？
世界樹ユグドラシル
あれを世界に具現化させたんだ

# voice 4019 "failnaught_a_0039"
# face 3401911 "normal"
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
具現化させた…
面白い表現ね
あれはお前が作ったとでも言うの？

# serif 1
@？？？
とんでもない
私にそんな力はないよ
私はただ…

# serif 1
@？？？
あれを「不完全な」ものにした
だけなんだ

;;//背景：ユグドラシル
# se "SE_0055"
# serif 1
# textwindow "close"
# serif 0
# textwindow "close"
# fadeout "black" 0.6
# waitandnext 0.8

# background "underwild"
# alpha 3401911 0 0
# waitandnext 0.1

# fadein "black" 0.6
# waitandnext 0.6

# textboxarrow 0 0
# textwindow "normal"
@？？？
本来、あれは実体を
持つことなどない
「完全な」存在だった

@？？？
けれど、そのままでは
「不完全な」存在である人間には
ユグドラシルを認識できない

@？？？
だから私はあえて実体を与え、
「不完全な」世界樹を世界に
披露したんだよ

@？？？
神々と悪魔、双方に対し
人間が抗う術を持てるよう…

@？？？
ユグドラシルで
天上世界と地上世界を繋いだ

@？？？
どちらの世界に住んでいても、
ユグドラシルの恩恵を
受けられるようにね

@？？？
効果は覿面だった
人間は世界樹からマナを見出し
神器を得た

@？？？
神器からマナの亜種である
キラーズを抽出し、それを体内に
入れて自らを強化する術まで作った

@？？？
そして驚くべきことに
人間は天上世界で神々からの干渉を
排除し――

@？？？
地上世界で悪魔の支配から脱して
地上の支配権を手にしたのだ

;;//背景：深奥
# se "SE_0056"
# textwindow "close"
# fadeout "black" 0.6
# waitandnext 0.8

# background "profound"
# move 3401911 3 0
# face 3401911 "normal"
# alpha 3401911 1 0
# mask 3401911 off
# waitandnext 0.1

# fadein "black" 0.6
# waitandnext 0.6

# voice 4019 "failnaught_a_0007"
# textboxarrow 0 2
# textwindow "normal"
@フェイルノート
悪くないわね
新たな力を得て下克上を果たす
それこそ実力主義の世界よ

# serif 1
@？？？
私も、まさか人間がここまで
やってくれるとは思っていなかった

# serif 1
@？？？
退屈な展開にならないよう
ほんの少しスパイスを
加えただけだったのに

# serif 1
@？？？
あの頃、地上世界の人間に
希望などなかったのだからね

# serif 1
@？？？
希望がゼロの状況から覆した様は
私をとてつもなく楽しませてくれた

# serif 1
@？？？
けれど、その後が良くなかった…

# voice 4019 "failnaught_a_0022"
# face 3401911 "surprise"
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
その後…？

# serif 1
@？？？
私は世界の“修正”を
余儀なくされたのだよ