;;----------------------------------------- ;;ギャラルホルン1 ;;----------------------------------------- # script "lisp" # background "in_city" # bgmfile "bgm408" "BgmIntegralNoahEvent" 0 ;;----------------------------------------- # body 52000311 # pos 52000311 3 # scale 52000311 0.8 0 # layer 52000311 2 # alpha 52000311 0 0 # mask 52000311 off # face 52000311 "sad" ;;----------------------------------------- # textflame 0 0 @ ワイワイと人々が行き交う 午後の街中 # textflame 0 0 @ ここは大通りにある喫茶店―― # textflame 0 0 @ 小さな女の子が一人、 静かに紅茶を飲んでいる # alpha 52000311 1 0.5 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン ……… # textflame 0 0 @ カップをテーブルに置き、 道行く人をぼ~っと眺めている 女の子 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン ……… # textflame 0 0 @ その目は、子供には 似つかわしくない 寂しげなものだった # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "surprise" @ギャラルホルン ……! # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン あれは… # textflame 0 0 @ 女の子は、道行く人々の中に オドオドしている人物を見つける # textflame 0 0 @ その人物は、なにやら 街のならず者達に 絡まれているようだ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "sad" # voice 5200031 "gjallarhorn_0019" @ギャラルホルン ………はぁ # textflame 0 0 @ 彼女はため息をついた後、 静かに呟いた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン 誰かを苦しめようとする人間は 世界中にいる # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン ……まあ、 わかってたことだけどさ # alpha 52000311 0 0.5 # textflame 0 0 @ 一方、こちらは 先程からならず者達に 絡まれている人物 # textflame 0 0 @ マスターだ # textflame 0 0 @ とっととその金、渡しやがれ! ならず者の一人がマスターに凄む # textflame 0 0 @ いや、これは 大事なものを買うお金だから と、にこやかに対応するマスター # textflame 0 0 @ しかし、その笑顔が ならず者達の神経を 逆撫でしたようだ # textflame 0 0 @ ふざけやがって! と、一人が マスターに殴りかかった # textflame 0 0 @ ――と、その時 # alpha 52000311 1 0.5 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 5200031 "gjallarhorn_0002" @ギャラルホルン やめなさい # textflame 0 0 @ 現れたのは、 喫茶店にいた 小さな女の子だった # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン よってたかって 弱い者いじめなんて… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン やっぱり世界は 絶望に染まっているわね # textflame 0 0 @ ガキはすっこんでろ!! と、凄むならず者達 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン アナタ達には…… 世界の嘆きが 聞こえないかしら? # textflame 0 0 @ うるせぇ! 掴み掛かってくるひとりに対し、 彼女が構えを取ろうとした時…… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "surprise" @ギャラルホルン !? # textflame 0 0 @ 彼女を守ろうと割って入った マスターが殴られてしまった # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "sad" # voice 5200031 "gjallarhorn_0019" @ギャラルホルン ……アナタ、なにしてるの? # textflame 0 0 @ 呆れる彼女をよそに もっと痛い目見せてやろうか!? と、ならず者達がますます調子づく # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン ほんと…いい加減にして # textflame 0 0 @ そんな彼らに対し、 ギャラルホルンの怒りが 小さく爆ぜる # shake 0 0.5 # textflame 0 0 @ 彼女の発した風圧によって 吹き飛ばされるならず者達 # textflame 0 0 @ 得体の知れない力に怯えた彼らは、 おずおずと逃げて行った # bgmfile "bgm400_1" "BgmIntegralNoahEvent" 0 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 5200031 "gjallarhorn_0027" @ギャラルホルン まったく… # textflame 0 0 @ 服についた埃を払いながら ため息をつく彼女に 怪我はない?とマスターが言う # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン それはギャラルの台詞 なんだけど… # textflame 0 0 @ だが、彼女の言葉をスルーし、 マスターがさらに問いかける 君は…キル姫なの? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "surprise" @ギャラルホルン 見たらわかるでしょう? アナタの知るキル姫とは 少し違うかもしれないけど # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "usual" # voice 5200031 "gjallarhorn_0004" @ギャラルホルン はじめまして、ギャラルホルンよ ギャラルって呼んでくれて 構わないわ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン 世界の悲劇が幕を下ろす時… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン 終焉の訪れは間もなくよ # textflame 0 0 @ 終焉…? 訳が分からず、 呆気に取られるマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン じゃあ、用事は済んだから # textflame 0 0 @ 優雅に立ち去ろうとする彼女 しかし、マスターは…… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "surprise" # voice 5200031 "gjallarhorn_0022" @ギャラルホルン …え?街の案内……? # textflame 0 0 @ 来たばかりで、 右も左も分からないんだ 頭を下げ、頼み込むマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン それでキョロキョロしてて、 さっきの人達に 目を付けられたのね? # textflame 0 0 @ ここで出会ったのも なにかの縁と思って… お願いできないかな? # textflame 0 0 @ 真っ直ぐな目のマスターを 見た彼女は… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン ……… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "normal" # voice 5200031 "gjallarhorn_0019" @ギャラルホルン ……しょうがないわね # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン 結果的にギャラルを守ろうとして 殴られちゃったわけだし # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "usual" # voice 5200031 "gjallarhorn_0033" @ギャラルホルン …いいわ お詫びとして、 引き受けてあげる # textflame 0 0 @ ありがとう! マスターは彼女の後に ついていくのだった # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン この街はさほど大きくはないけど、 流通は発達してるから 買い物するのに困ることはないわよ # textflame 0 0 @ 見た目は子供だが、 大人びた口調でしっかり者の彼女に 感心するマスター # textflame 0 0 @ 一方のギャラルホルンは… ;;モヤモヤ吹き出し # move 52000311 3 0 # textflame 1 1 # textwindow "moya" # textboxarrow 0 0 # face 52000311 "sad" @ギャラルホルン この人、隊を率いる マスターだって言ってたけど… ;;モヤモヤ吹き出し @ギャラルホルン なんだか、頼りなさそう…? ;;モヤモヤ吹き出し @ギャラルホルン でも… # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ ねぇ、あの店はなに? 行ってみようよ! はしゃぐマスター # textflame 0 0 @ それを見て、彼女は… ;;モヤモヤ吹き出し # move 52000311 3 0 # textflame 1 1 # textwindow "moya" # textboxarrow 0 0 # face 52000311 "usual" @ギャラルホルン 悪い人じゃなさそう # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ その後、しばらくして―― # textflame 1 1 # textwindow "nomal" # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "surprise" @ギャラルホルン え?洋服屋? # textflame 0 0 @ 隊の姫達に買ってあげたくてね いい店、知らないかな? マスターが尋ねる # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン さっき盗られそうになってたのは、 そのお金だったのね # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン それよりも…… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン アナタの服もボロボロじゃない 一緒に買っちゃえば? いいお店、知ってるわよ # textflame 0 0 @ 彼女に案内され、 マスターは洋服屋へと向かった  # textflame 0 0 @ 流行りとか分かんないし… どれがいいんだろう…? と困った表情のマスター # textflame 0 0 @ すると…… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "normal" # voice 5200031 "gjallarhorn_0002" @ギャラルホルン ねぇ、ねぇ! # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン 今年のトレンドは、 心が弾むような 明るいカラーだそうよ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン 特に鮮やかなピンク、イエロー、 グリーン辺りが来るみたい! # textflame 0 0 @ この店に来るまでは 淡々と案内していたのに… 彼女の変化に少し驚くマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "happy" # voice 5200031 "gjallarhorn_0004" @ギャラルホルン ほら?姫達だけじゃなくて、 マスターもオシャレしなくちゃ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン ねぇ、これなんてどうかしら? アナタにピッタリだと思うけど # textflame 0 0 @ テンションの上がった彼女により、 いつの間にかマスターの 着せ替えタイムに突入していた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 52000311 "shy" # voice 5200031 "gjallarhorn_0007" @ギャラルホルン ぬひひひひ! 見た目は悪くないんだから もっと攻めても大丈夫だよ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ギャラルホルン 姫達みんなを驚かせちゃおう♪ # textflame 0 0 @ クールで大人びた印象だったが、 今は年相応の子供のように はしゃいでいる彼女 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 5200031 "gjallarhorn_0005" @ギャラルホルン すごくいいと思うわ! とってもかわいいっ! あはは! # textflame 0 0 @ こんな無邪気な笑顔も出来るんだ、 とマスターは微笑ましく思うのだった