;;----------------------------------------- ;;フリズスキャールヴ2 ;;----------------------------------------- # script "lisp" # background "town" # bgmfile "bgm400_1" "BgmIntegralNoahEvent" 0 ;;----------------------------------------- # body 52000411 # pos 52000411 3 # scale 52000411 0.8 0 # layer 52000411 2 # alpha 52000411 1 0 # mask 52000411 off ;;----------------------------------------- # imageset 0 "black" # imagealpha 0 0 0 # imagelayer 0 1 # imageset 1 "c52000411" # imagelayer 1 3 # imagealpha 1 0 0 ;;----------------------------------------- # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ あの日以来、マスターの隊と 行動を共にするようになった フリズスキャールヴ # textflame 0 0 @ 今日も一緒に来るの…? 入隊したわけでもない彼女に、 一応マスターが尋ねてみる # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 5200041 "hlidskjalf_0007" @フリズスキャールヴ 気にするな そなたらの邪魔はしない # textflame 0 0 @ クールビューティーで、 常に高座に座っているような 気品と威厳に満ち溢れた彼女 # textflame 0 0 @ 気にするなと言う方が無理なのである # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ ふむ、買い物か # face 52000411 "happy" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ わらわも同行しよう # textflame 0 0 @ また、戦闘だけではなく ちょっとした買い出しにも ついてくるようになった # textflame 0 0 @ しかし、彼女… 見た目とは反して、 中は意外と庶民派だった # face 52000411 "surprise" # voice 5200041 "hlidskjalf_0039" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 酒が欲しいのか? なら、この店じゃ ここには良いワインが揃っておる # face 52000411 "angry" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 待て、わらわに気を遣って、 そんな高価なものを買う必要はない # face 52000411 "normal" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 値は張らなくても、 美味なものはいくらでもある これなんかどうじゃ? ;;暗転 # imagealpha 0 1 0 # imagepos 0 0 30 # imageleftin 0 0.5 # textwindow "close" # waitandnext 0.5 ;;背景:室内 # background "church_room" # waitandnext 0.2 # imagealpha 0 0 0.5 # imagerightout 0 0.5 # waitandnext 0.5 # face 52000411 "happy" # voice 5200041 "hlidskjalf_0021" # textflame 1 1 # textwindow "nomal" # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ ほぉ、そなたもいける口か # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ ならば、付き合ってくれ ひとりで飲むのも味気ないからな # textflame 0 0 @ 安いワインを好む彼女 酒好きの姫達とすぐに打ち解けた # alpha 52000411 0 0.5 # textflame 0 0 @ また…… # alpha 52000411 1 0.5 # face 52000411 "sad" # voice 5200041 "hlidskjalf_0027" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 睡魔に抗うことも出来ぬとは… まったく…世話が焼ける奴じゃ # textflame 0 0 @ 意外と面倒見も良く、 まだ幼い姫達に気配りもしてくれた # textflame 0 0 @ そういえば初めて会った時、 薬草のある場所や、野営地を 案内してくれたのも彼女だったな # textflame 0 0 @ そんなことを思い返しているマスター # face 52000411 "happy" # voice 5200041 "hlidskjalf_0004" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ ふっ、美しい景色じゃ # textflame 0 0 @ 幼いキル姫を寝かしつけた彼女が、 ふと微笑む # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ なにげない日常を楽しむ姿とは… かくも美しいものなのだな # textflame 0 0 @ こうして彼女は、 次第に隊に打ち解けてゆくのだった # imagealpha 0 1 0 # imagepos 0 0 30 # imageleftin 0 0.5 # textwindow "close" # waitandnext 0.5 ;;背景:森(昼) # background "forest" # bgm "stop" # alpha 52000411 0 0 # face 52000411 "normal" # waitandnext 0.2 # imagealpha 0 0 0.5 # imagerightout 0 0.5 # waitandnext 0.5 # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ そんなある日―― # bgmfile "bgm421" "BgmIntegralNoahEvent002" 0 # textflame 0 0 @ ……う~ん… なにやら思い悩んでいる 雰囲気のマスター # voice 5200041 "hlidskjalf_0002" # alpha 52000411 1 0.5 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ なにをしておる? # textflame 0 0 @ あぁ、君か 最近、どう? 姫達とは仲良くやってる? # textflame 0 0 @ 彼女からの質問ははぐらかして、 逆に尋ね返すマスター # face 52000411 "angry" # voice 5200041 "hlidskjalf_0011" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 誤魔化すな # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 我がキラーズである 『フリズスキャールヴ』とは # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 全世界を視界に捉える 神の高座じゃ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ わらわに見通せぬものはない # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ そなた、悩んでおるのだろう? 言ってみるがよい # textflame 0 0 @ なんでもお見通しの フリズスキャールヴ # textflame 0 0 @ 世話焼きな一面を持つ優しい彼女に、 マスターは話すことにした # textflame 0 0 @ 次の戦闘は、 この前、君と出会った時の 戦闘より遥かに厳しい # textflame 0 0 @ 今の布陣で勝てるかどうか… いや、勝たなければならない でも、どうすれば…… # textflame 0 0 @ そう話すマスターに、 彼女はさらっと答える # face 52000411 "sad" # voice 5200041 "hlidskjalf_0027" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ なにを頼りないことを… そなたがしっかりせい # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 兵を活かすも殺すも、 指揮官次第だろう # textflame 0 0 @ 助言が現実的で的確ゆえ、 相手の心をえぐることもある彼女 # textflame 0 0 @ そ、そうだよね、あはは… マスターもしっかりと えぐられてしまったようだ # textflame 0 0 @ そんなマスターの目を見据え、 彼女は尋ねる # face 52000411 "normal" # voice 5200041 "hlidskjalf_0002" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 抗うと言ったであろう あれは嘘か? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ ここで負ければ、 『終焉』に抗うことも 不可能になってしまうぞ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ わらわはそれでも構わぬが そなたは違うのであろう? # textflame 0 0 @ マスターは答える # textflame 0 0 @ もちろん嘘じゃない 『終焉』に安息があるとは、 僕には思えないから…と # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ ……… # textflame 0 0 @ 続けざまにマスターは尋ねる # textflame 0 0 @ ねぇ、聞かせて欲しいんだ 君がどうして終焉を望むように なったのか、と # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ ……… # textflame 0 0 @ 彼女が自身の過去を語り出した # bgmfile "bgm406" "BgmIntegralNoahEvent" 0 # face 52000411 "sad" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ わらわは…この目で 世界の悲劇を見てきた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ すべてを見渡せる眼を 持っていたため、戦争の惨さを 誰よりも見続けてきたのじゃ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 苦しい…解放されたい… こんな世界なくなってしまえばいい… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ そういった人々の願いを見て、 一度世界を終わらせ無に帰すことが、 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ わらわの中に宿った 人々の無念を晴らすことに繋がる そう考えたのじゃ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 人間とは、儚くも強く そして、恐ろしい生き物じゃ… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 戦争が続けば、力を手にした者は 同じ種族でありながら上下を定め、 力で他者を支配する # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ それは死や 世界の終焉よりも恐ろしく、 屈辱的なこと… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 奏官は支配者ではない そして、我らキル姫は 道具ではない… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 誰もが自由に生きるべきじゃ 美しい景色は保たれるべきじゃ そうというのに争いは止まない # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ そんな世界を見てきたからこそ、 もう見てはいられない、 だから安らかな終わりを与えたい… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ そう、『終焉』を…… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ だが… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ それは違うと言い放った奴がいた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ そなたじゃ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ わらわは『抗う』と言い切った そなたが気に掛かり、 ここまで付いてきた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ このフリズスキャールヴの目で、 どちらが正しいのかを 見極めたいがために # face 52000411 "normal" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ だから見せてくれ そなたの救済を # textflame 0 0 @ その言葉を聞いて、 少し吹っ切れたよ、 と微笑むマスター # textflame 0 0 @ 君の言う通りだ マスターである僕が しっかりしなきゃね # textflame 0 0 @ 抗って、抗って、抗い続けて… 絶対に勝利する その先に救済があると信じて # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ ……… # textflame 0 0 @ そして、マスターは 言葉の最後に付け加える # textflame 0 0 @ あ、そうだ。君は終焉を望んでると 言ってるけれど… 本当はそうじゃないと思っている # face 52000411 "surprise" # voice 5200041 "hlidskjalf_0022" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ なぜ? # textflame 0 0 @ だって初めて出会った日、 一触即発のムードになったけど、 君は攻撃を仕掛けてこなかった # textflame 0 0 @ それに、僕達がどうなるのか 見るだけなら、その後に 治療する場所に案内したりはしないよ # textflame 0 0 @ あの時、 この人は無駄な争いは好まない人、 本当は心穏やかな人だと思ったんだ # textflame 0 0 @ 君は、終焉ではなく… もしかしたら、 他にも道はあるんじゃないか… # textflame 0 0 @ そう思い悩んでいるんじゃ ないのかい? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ …! # textflame 0 0 @ じゃあね、助言ありがとう その場を後にしようとするマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ ……… # textflame 0 0 @ その背中に、彼女が声を掛ける # bgmfile "bgm405" "BgmIntegralNoahEvent003" 0 # face 52000411 "normal" # voice 5200041 "hlidskjalf_0002" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ わらわも…力を貸してやろう # textflame 0 0 @ ……! 驚き、振り向くマスター # textflame 0 0 @ どうして? 死は安息、破滅は救済… 僕達に加勢はしないんじゃ… # textflame 0 0 @ そう彼女に尋ねる # face 52000411 "happy" # voice 5200041 "hlidskjalf_0003" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ この目で見てみたくなった # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ そなたの言う 『終焉』以外の救済… その可能性を ;;暗転挟む # imagealpha 0 1 0 # imagepos 0 0 30 # imageleftin 0 0.5 # textwindow "close" # waitandnext 0.5 # alpha 52000411 0 0 # waitandnext 0.2 # imagealpha 0 0 0.5 # imagerightout 0 0.5 # waitandnext 0.5 # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ そして、いよいよ決戦の日―― # alpha 52000411 1 0.5 # face 52000411 "normal" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 食らうがよい # textflame 0 0 @ 初めて、フリズスキャールヴの 戦う姿を目の当たりにした マスター達 # textflame 0 0 @ 皆、その巨大な力に圧倒されている # face 52000411 "happy" ;;モヤモヤ吹き出し # move 52000411 3 0 # textflame 1 1 # textwindow "moya" # textboxarrow 0 0 @フリズスキャールヴ ふっ、おかしな奴じゃ ;;モヤモヤ吹き出し @フリズスキャールヴ 本当は終焉以外の、 新たな道もあるのではないか… ;;モヤモヤ吹き出し @フリズスキャールヴ まさか、その想いを見抜かれるとは… ;;モヤモヤ吹き出し @フリズスキャールヴ その道が、どんなものか… 今はまだ答えは出ない ;;モヤモヤ吹き出し @フリズスキャールヴ だが、そなたとなら… ;;モヤモヤ吹き出し @フリズスキャールヴ 苦しみからの解放を受け入れず、 抗った先に未来があると信じ 戦っているそなたとなら… ;;モヤモヤ吹き出し @フリズスキャールヴ そして… # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ マスターの指揮を受け、 互いに助け合い戦う姫達に 目をやる彼女 ;;モヤモヤ吹き出し # move 52000411 3 0 # textflame 1 1 # textwindow "moya" # textboxarrow 0 0 @フリズスキャールヴ 皆と力を合わせ… 戦闘においても、日常においても、 対等に仲間と接するそなたとなら # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ 信じてみたい… その想いが生じた時、 彼女の中で新たなる力が覚醒 # face 52000411 "normal" # se "SE_0602" # textflame 1 1 # textwindow "nomal" # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 覚悟はよいか? 『終焉見届ける滅炎の高座』 # textflame 0 0 @ 見事、敵を一掃するのだった ;;暗転挟む # imagealpha 0 1 0 # imagepos 0 0 30 # imageleftin 0 0.5 # textwindow "close" # waitandnext 0.5 # bgm "stop" # alpha 52000411 0 0 # waitandnext 0.2 # imagealpha 0 0 0.5 # imagerightout 0 0.5 # waitandnext 0.5 # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ 戦闘後―― # bgmfile "bgm400_1" "BgmIntegralNoahEvent" 0 # alpha 52000411 1 0.5 # textflame 0 0 @ 君のおかげで勝つことが出来たよ と、お礼を言うマスター # textflame 0 0 @ だが彼女は返す # voice 5200041 "hlidskjalf_0028" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ いや、礼を言うのは わらわの方じゃ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ そなたのおかげで、 “あの頃”を思い出せた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 終焉を受け入れる前…… 人々と美しい世界を守るために 戦っていたあの頃の気持ちを # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ そなた達と行動を共にして、 分かったのじゃ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 隊の姫達は皆、 そなたに救われておる # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ そなたは、人々や世界だけではなく… キル姫の平和も守れる存在じゃ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ しかし… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ まだ『終焉』を 否定したわけではない # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ 終焉は正しいのか、否か # face 52000411 "happy" # voice 5200041 "hlidskjalf_0004" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ これからもそなたの隣にいて、 見極めて行こうと思う # textflame 0 0 @ ふっと微笑む彼女 # voice 5200041 "hlidskjalf_0002" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ しかし、疲れたじゃろう? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フリズスキャールヴ わらわが膝枕をしてやる しっかりと休むがよい # textflame 0 0 @ 照れると共に、 どこまでも面倒見の良い彼女に すっかり癒されるマスターだった # textflame 0 0 # imagealpha 1 1 0 # imagepos 1 0 0 # fadein "white" 3 # buttonsout 0 0 # textwindow "close" # voice 5200041 "hlidskjalf_kyara_0025" # frameout 0 1 # waitandnext 0.8 # fadeout "black" 1.5 # waitandnext 1.5