;;【EP4】
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# mask 118 off
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# alpha 200481 0 0
@
放課後、そろそろ帰ろうという
時間になったが…
疲れた様子のパラシュが気がかりだ

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# textboxarrow 0 2
# chara 118
# alpha 118 1 0.5
# face 118 "sad"
@パラシュ
君は…
本当に心配症だな！

# textboxarrow 0 2
# chara 118
@パラシュ
確かに根を詰めていたのは認める
でも一人で帰れないほどじゃあ…！

# textflame 0 0
@
そういうパラシュの足取りは
どこかふわふわしている

# textflame 0 0
@
心配で、なんとか説得して
一緒に帰路についたマスターである

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 118
# face 118 "normal"
@パラシュ
…………

# textflame 0 0
@
気づくと横にいたはずの
パラシュがいない
振り返ると…

# textflame 0 0
@
花屋の前で立ち止まり
なにかを見つめているようだった

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 118
# voice 2004 "parashu_0031"
# face 118 "sad"
@パラシュ
すまない
急に立ち止まったりして…

# textflame 0 0
@
気にしなくていいよ、と
マスターはパラシュに伝える

# textflame 0 0
@
花に関心を持つような
心の余裕がパラシュにあるなら
むしろマスターはうれしかった

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 118
# face 118 "happy"
@パラシュ
…きれいな赤いバラが
店頭に並んでいたから…
ついつい見惚れてしまって

# textboxarrow 0 2
# chara 118
# voice 2004 "parashu_0020"
# face 118 "normal"
@パラシュ
…そうだ、マスターは
バラの花言葉を知ってるかい？
色や本数で変わるんだが…

# textflame 0 0
@
そう言って、パラシュは
バラにまつわるいろいろなことを
あれこれ聞かせてくれた

# textflame 0 0
@
パラシュはバラが好き…
マスターはその言葉を胸に留めた

;;//場面転換の暗転
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# serif 1
# textwindow "close"
# waitandnext 2

# face 118 "sad"
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# textflame 0 0
@
実力テストの
二日目が終わった放課後――

# textflame 0 0
@
パラシュはまたもテスト勉強で
遅くまで頑張ったのか
明らかに眠そうだった

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 118
# voice 2004 "parashu_0022"
# face 118 "surprise"
@パラシュ
…どうしたんだい？
え、バラの花言葉を調べてきた！？

# textflame 0 0
@
赤いバラには
「情熱」という意味があった

# select "まさに君にぴったりの花だね" "select_label_01" "常に熱く燃えてる君みたい" "select_label_02" "君によく似合うと思う" "select_label_03"
赤いバラには
「情熱」という意味があった

# label "select_label_01"
# labeljump "select_label_end"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 118
# face 118 "shy"
@パラシュ
恥ずかしげもなくそんなことを…

# label "select_label_02"
# labeljump "select_label_end"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 118 "shy"
# chara 118
@パラシュ
ボクが…バラみたい…？

# label "select_label_03"
# labeljump "select_label_end"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 118
# face 118 "shy"
@パラシュ
そんなこと言われたのは初めてだ…

# label "select_label_end"
# textflame 0 0
@
パラシュの瞳に、静かに火が灯る

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 118
# voice 2004 "parashu_1003"
# face 118 "normal"
@パラシュ
そうだ…ボクの胸にはいつでも
情熱の炎が燃えている…

# textboxarrow 0 2
# chara 118
# face 118 "angry"
@パラシュ
その炎がある限り…
ボクは理想に向かって
努力し続けることができる！！

# se "SE_0602"
# textboxarrow 0 2
# chara 118
@パラシュ
『リラックスロゼ』
理想へのたぎる想い…
燃やし続けていくよ！

# textflame 0 0
@
力強く誓うパラシュは
明日の実力テスト最終日に向け
今晩も頑張るのであろう

# textflame 0 0
@
その頑張りに
なにか報いてあげたいと
マスターはある約束をする

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 118
# voice 2004 "parashu_0023"
# face 118 "surprise"
@パラシュ
青いバラ…
テストが終わったら…
ボクに…！？

# textflame 0 0
@
どういうわけかパラシュは
急に挙動不審になる

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 118
@パラシュ
バラは色によって花言葉が違う…
君は…それを知っていて
青いバラを選んだのかい…？

# textflame 0 0
@
マスターはキョトンとする
昨日店頭で一番心を惹かれたのが
青いバラだったからなのだが…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 118
# voice 2004 "parashu_0004"
# face 118 "happy"
@パラシュ
そ、そうか！
そうだよね…！
あはは！あは…

# textflame 0 0
@
少しがっかりしたような
ほっとしたような…？
不思議なリアクションのパラシュ

# textflame 0 0
@
マスターは花言葉が気になって
パラシュに尋ねてみる

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# chara 118
# face 118 "shy"
@パラシュ
え！？
それは…その、なんていうか…

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@
パラシュは激しく動揺し、口ごもる
そうして、恥ずかしそうに
マスターへと口を尖らせるのだった

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;;一枚絵ボイス「だ、だからってボクに言わせるのは無しだから！ちゃんと自分で調べてよ！」