;;【EP3】無敵の剣_戦闘前
;;//背景： 外（平原）
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@クラウ・ソラス
…テーブル数よし、座席数よし、
グラスも皿の数も足りているな！

# textflame 0 0
@
会場のチェックをする
クラウ・ソラスに、調子はどう？
とマスターが声をかける

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# chara 102721
# voice 1027 "solais_0001"
@クラウ・ソラス
やあ、マスター
こちらは順調そのものだよ

# face 102721 "happy"
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# chara 102721
@クラウ・ソラス
天気もいいし、風も心地よい
外でのガーデンパーティーにしたのは
正解だったようだ

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# chara 102721
@クラウ・ソラス
ところで、
カラドボルグの方はどうだったかな？

# textflame 0 0
@
準備はほぼ終っていて、
買い出しを少し手伝っただけだよ、
とマスターが答える

# textflame 1 1
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# chara 102721
# voice 1027 "solais_0028"
@クラウ・ソラス
ふん、カラドボルグらしいな
その買い出しも、マスターと出かける
ための口実かもしれないぞ

# textflame 0 0
@
そうなのかなぁ…
カラドボルグのこと、そんな風に
思っているんだね、とマスター

# face 102721 "sad"
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# chara 102721
@クラウ・ソラス
カラドボルグとは、長い付き合いだ
彼女のことはそれなりに知っているさ
なにごとにも自由奔放すぎるのだよ

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 102721
# voice 1027 "solais_0027"
@クラウ・ソラス
あの開放的すぎる性格には、
とてもじゃないがついていけない…
いきなり服を脱ぐなんて、ありえない

# textflame 0 0
@
うんうん、それは本当に困ったもんだ
とマスターは深くうなづいて同意する

# face 102721 "usual"
# textflame 1 1
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# chara 102721
# voice 1027 "solais_0003"
@クラウ・ソラス
自分が一番と信じて疑わない尊大さも
受け入れがたいが『無敵の剣』と
呼ばれるにふさわしい強さは認める

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 102721
@クラウ・ソラス
しかし、私だってカラドボルグに
負けているわけではない
競い合えるライバルだと自負している

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 102721
@クラウ・ソラス
不真面目で適当に見られがちだが、
やるべきことはやるし、仲間思いで
義理堅い面もあるしな

# textflame 0 0
@
カラドボルグもクラウ・ソラスも、
お互いをよく理解しているなぁ、と
マスターは感心して話を聞いていた

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 102721
# voice 1027 "solais_0007"
@クラウ・ソラス
まぁ、カラドボルグのことだ
「私がすぐれているのは明らかだ」
とでも考えているのだろうな

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 102721
@クラウ・ソラス
このパーティーは、カラドボルグに
私の方が上だと認めさせる
いいチャンスなのだ

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 102721
@クラウ・ソラス
さあ、そろそろ料理もくる頃だ
最終確認といこう！
テーブル、座席、グラスに皿…と

# face 102721 "angry"
# textflame 1 1
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# chara 102721
# voice 1027 "solais_0013"
@クラウ・ソラス
…む！
このテーブルクロスにシミがあるぞ！
急いで取り替えねば！

# textflame 0 0
@
うーん、よく見つけたね
光の加減で見えなくなるくらいの
シミなのに、とマスター

# face 102721 "usual"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 102721
# voice 1027 "solais_0003"
@クラウ・ソラス
私も普段なら
見逃していたかもしれない…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 102721
@クラウ・ソラス
だがカラドボルグの前で
完璧じゃないものは見過ごせないと
思ったら気づくことができた

# textflame 0 0
@
クラウ・ソラスはそういいながら、
テーブルクロスを一気にはがす

# textflame 0 0
@
クラウ・ソラスの死角にある食器に
マスターが気付いた時には
手遅れだった

;;できればトゲトゲフレームで
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@
ガシャン！！

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# voice 1027 "solais_0025"
@クラウ・ソラス
え？ひやぁっ！

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# textflame 0 0
@
テーブルにあった食器が割れ、
驚いて飛びのいたクラウ・ソラスは、
背後の大きな花瓶にぶつかってしまう

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# chara 102721
# voice 1027 "solais_0024"
@クラウ・ソラス
わわっ！

;;できればトゲトゲフレームで
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# textwindow "toge"
# textsize 34
@
ガシャーーン！！

# textflame 0 0
# serif 0
# textwindow "normal"
# textsize 24
@
花瓶の水を浴び、割れた食器と花瓶の
前に立ち尽くすクラウ・ソラス

# textflame 0 0
@
クラウ・ソラス！大丈夫？
とマスターが声をかける

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# voice 1027 "solais_0026"
@クラウ・ソラス
あ…ああ、私は大丈夫だが、会場が…
もうすぐパーティーが始まるのに…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 102721
@クラウ・ソラス
食器の予備はあるが
この大きさの花瓶は、もうない
この場所に穴が空いてしまう…

# textflame 0 0
@
落ち込むクラウ・ソラスに、
とりあえず、その濡れた服を
乾かしてきた方がいい、とマスター

# effectskip 2027
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@クラウ・ソラス
…ああ、そうだな
すまない、マスター
すぐに戻るよ

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# textflame 0 0
@
現場に残ったマスターが散らばった
花や水、花瓶の破片を片付けていると
カラドボルグがやってきた

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@カラドボルグ
マスター、さっきすごい音がしたけど
…あらあら、どうしたの、これ？

# textflame 0 0
@
いや、ちょっとトラブルがあって…と
マスターが経緯を説明する

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@カラドボルグ
なるほどね…
大きな花瓶なら、私も持っているわ
それを飾ったらどう？

# textflame 0 0
@
ありがとう、助かるよ、
クラウ・ソラスもきっと喜ぶね、と
マスターがいうと…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# chara 102621
@カラドボルグ
別にクラウ・ソラスのためじゃないわ
パーティーにしょんぼり顔した
人がいたら台無しって思っただけよ

# face 102621 "sad"
# textflame 1 1
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# chara 102621
@カラドボルグ
クラウ・ソラスには絶対に秘密よ、
彼女は私に助けられるなんて、
きっと嫌がるもの

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# textflame 0 0
@
そんなことないんじゃ…とマスターは
思ったが、ここは付き合いの長い
カラドボルグに従うことにした

;;――場面転換――
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# textwindow "close"
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# textwindow "normal" 
# textflame 0 0
@
マスターがカラドボルグの花瓶を
借りて会場に戻ると、
クラウ・ソラスが戻ってきた

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# voice 1027 "solais_0021"
@クラウ・ソラス
マスター、立派な花瓶じゃないか！
色は派手だが、可愛らしさもある
この会場に格好のものではあるが…

# face 102721 "sad"
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# textboxarrow 0 2
# chara 102721
# voice 1027 "solais_0028"
@クラウ・ソラス
しかし、どこかで見覚えがあるような

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@
花瓶を見つめるクラウ・ソラスが
ハッと何かに気がついた様子で、
静かに振り返り剣を抜く

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@
バレたかな、と冷や汗をかく
マスターの耳に、聞き覚えのある
耳障りな声が聞こえてきた

# textflame 0 0
@
パーティー会場の楽しそうな雰囲気に
誘われたのか、知らぬ間に異族が
近づいてきていたようだ

# se "SE_0617"
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@異族
グギャギャギャ！

;;＜バトル3＞
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# chara 102721
@クラウ・ソラス
…マスター、異族だ！
この会場を守らねば！