;;----------------------------------------- ;;アロンダイト2 ;;----------------------------------------- # script "lisp" # background "bg_black" # bgmfile "bgm400" "BgmIntegralNoahEvent" 0 ;;----------------------------------------- ;;旧 # body 100721 # pos 100721 3 # scale 100721 0.8 0 # layer 100721 3 # mask 100721 off # alpha 100721 0 0 ;;新 # body 5100711 # pos 5100711 3 # scale 5100711 0.8 0 # layer 5100711 3 # mask 5100711 off # alpha 5100711 0 0 ;;----------------------------------------- # imageset 0 "black" # imagealpha 0 0 0 # imagelayer 0 1 # imageset 1 "mov2_3_overlay" # imagealpha 1 0 0 # imagescale 1 1.2 0 # imagelayer 1 1 ;;----------------------------------------- ;;背景:黒 ;;演出:キャラ立ち絵なし # textflame 0 0 @ 複数の奏官達が手を組んだギルド その設立はトントン拍子に 事が進んで行き… # textflame 0 0 @ 日が経つにつれ、 ギルドの加盟者も増えていった # imagealpha 0 1 0 # imagepos 0 0 0 # textflame 0 0 @ アロンダイトとマスターは ギルド設立の初期メンバーとして 中心人物となっていた ;;背景:野営地 # background "forest" # imagealpha 0 0 1 # waitandnext 1 # alpha 100721 1 0.5 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 1007 "Arondaito_0001" @アロンダイト マスター、こちらにいらしたのですね # textflame 0 0 @ マスターを見つけ 駆け寄るアロンダイト # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アロンダイト マスターの予定が詰まっていたので 心配で様子を見に来たんです # textflame 0 0 @ ありがとうと返すマスター それと同時に、あれ?と思う # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 100721 "shy" # voice 1007 "Arondaito_0008" @アロンダイト あ、えーと… 私も少し 抜け出してきちゃいました # textflame 0 0 @ アロンダイトはキル姫側を まとめるリーダー的な役割を担い ギルドにとっても重要な存在だった # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 100721 "normal" @アロンダイト ギルドが大きくなって たしかに任務は順調に 回っていくようになりました # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 100721 "sad" @アロンダイト しかし、その分だけ マスターと過ごす時間も 減ってしまいましたね… # textflame 0 0 @ それぞれの立場があるし これが今の自分達の任務なんだよ とマスターはアロンダイトを諭す # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 1007 "Arondaito_0003" @アロンダイト そうですね… このギルドがあることによって 救われた命も多いですから # textflame 0 0 @ 任務と言えば、とマスターは アロンダイトに今後の予定を話す # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 100721 "normal" @アロンダイト 任務…ですか マスターが討伐任務に赴くのは ずいぶんと久しぶりですね # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アロンダイト 私も実戦は久しぶりですし 腕がなまっていないといいのですが # textflame 0 0 @ 近頃は後輩にあたるキル姫達を 指導するアロンダイトだが まだまだ現役だと言いたいのだろう # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アロンダイト ですが、その日って… ギルドの子達の試験の日では…? # textflame 0 0 @ ギルドでは未熟なキル姫を育成し 生還率を高めるという取り組みを していたのだった # textflame 0 0 @ そして、その卒業試験とも言える ギルド内での試験の日が マスターの任務の日と被っていた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 100721 "sad" @アロンダイト どちらかの予定を 変更することは可能でしょうか… # textflame 0 0 @ 別行動ということに対し 不安そうにするアロンダイト # textflame 0 0 @ だが、マスターは 大丈夫だと胸を張って返す # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アロンダイト マスターは そう仰いますけれど… # textflame 0 0 @ 子供の頃とは違う 自分だってもう立派な奏官だ とマスター # textflame 0 0 @ それに、こうやって別行動しても 安全でいられるようにするために ギルドを組んだんだ、とマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 100721 "shy" @アロンダイト …そうですね いつまでもお姉さん気分が 抜けないのは私の悪い癖で…あっ # textflame 0 0 @ お姉さん気分か… とマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 1007 "Arondaito_0042" @アロンダイト い、今のは無しにしてください! # textflame 0 0 @ 姉のような存在だと言ったのは 自分が先だったしね とマスターは笑う # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アロンダイト ああ、もう… 今のは周りの方達には 内緒にしていてくださいね… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 100721 "sad" @アロンダイト 私とマスターの関係に憧れて ギルドに入った皆さんにも 呆れられてしまいます… # textflame 0 0 @ 若くしてベテランの域のマスター そしてそのキル姫であるアロンダイト # textflame 0 0 @ ギルドのメンバーからも ふたりのようになりたいという 声はよく聞くのだった # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アロンダイト あくまでその話は キル姫とマスターとして ですからね # textflame 0 0 @ でも、アロンダイトも 自分を家族のように 思っていてくれて嬉しいとマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 100721 "shy" @アロンダイト …もう、マスターったら それはそれとして、任務の日は 気を付けていってくださいね # textflame 0 0 @ もちろん、アロンダイトも ギルドのほうをよろしくね とマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 100721 "happy" # voice 1007 "Arondaito_0004" @アロンダイト はい、お任せください! ;;演出:暗転 # imagealpha 0 1 0 # imagepos 0 0 30 # imageleftin 0 0.5 # textwindow "close" # waitandnext 0.5 ;;背景:野営地 # alpha 100721 0 0 # waitandnext 0.2 # imagealpha 0 0 0.5 # imagerightout 0 0.5 # waitandnext 0.5 # alpha 100721 1 0.5 # textflame 1 1 # textwindow "nomal" # textboxarrow 0 2 # face 100721 "normal" @アロンダイト 昼食のあとは残りの子達の試験… みんな、頑張ってくれていますね # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アロンダイト こちらもその誠意に 応えないといけませんね # textflame 0 0 @ 試験の日、 アロンダイトは休憩時間にも ひとり入念なチェックを怠らない # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 100721 "surprise" @アロンダイト あれ、あそこにいるのは… マスターの任務に 同行しているはずの奏官達では…? # textflame 0 0 @ アロンダイトの視線の先には マスターと同じく設立当初からの ギルドメンバーである奏官達 # textflame 0 0 @ 何かあったのだろうか とアロンダイトは 奏官達の会話に耳を傾ける ;;できればもやもやフレームで # move 100721 3 0 # textflame 1 1 # textwindow "moya" # textboxarrow 0 0 @アロンダイト マスターも予定より 早く戻ってきているのなら… # bgm "stop" # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ 「そろそろか」 「これでギルドは俺達のもの」 「あいつは邪魔だったからな」 ;;できればもやもやフレームで # move 100721 3 0 # textflame 1 1 # textwindow "moya" # textboxarrow 0 0 # voice 1007 "Arondaito_0022" @アロンダイト …え? # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ 「キル姫のほうはどうする?」 「今日の試験が終われば用済みだ」 # textflame 1 1 # textwindow "nomal" # textboxarrow 0 2 @アロンダイト ………… # textflame 0 0 @ 会話の真意はわからなかった けれど、考える間もなく アロンダイトは駆け出していた ;;演出:暗転 # se "SE_5575" # imagealpha 0 1 0 # imagepos 0 0 30 # imageleftin 0 0.5 # textwindow "close" # waitandnext 0.5 ;;背景:平原 # background "plain" # bgmfile "bgm401" "BgmIntegralNoahEvent" 0 # face 100721 "angry" # waitandnext 0.2 # imagealpha 0 0 0.5 # imagerightout 0 0.5 # waitandnext 0.5 # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ ギルドから飛び出し、 マスターの後を追ったアロンダイト # textflame 0 0 @ 任務予定地にマスターはいなかった そこでマスターとの繋がりを頼りに アロンダイトが追い付いた時… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アロンダイト マスター! # textflame 0 0 @ そこでアロンダイトが 目にしたものは… # textflame 0 0 @ 深々と胸に剣を突き立てられた マスターの姿だった # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 100721 "surprise" # voice 1007 "Arondaito_0024" @アロンダイト マス、ター… # textflame 0 0 @ なんで、ここにいるんだ! アロンダイトの姿を見て 動揺する奏官達 # textflame 0 0 @ ギルドの仲間であったはずの 奏官達がマスターを 手に掛けたのは明らかだ # textflame 0 0 @ アロン…ダイ…ト、逃げて… そう振り絞るように言った後、 マスターがこと切れる # textflame 0 0 @ 同時に アロンダイトと共鳴していた、 マスターのバイブスが途切れた # brightness 100721 0.5 1 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 100721 "angry" # voice 1007 "Arondaito_0016" @アロンダイト あ、ああ、ああああアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアッ! ;;演出:暗転 # fadeout "black" 0.5 # waitandnext 0.5 ;;背景:赤(血の色イメージで一面真っ赤になる……というのが可能であればお願いします……!) # bgmfile "bgm406" "BgmIntegralNoahEvent" 0 # background "bg_white" # imagealpha 1 1 0 # imagepos 1 0 0 # alpha 100721 0 0 # textwindow "close" # waitandnext 0.2 # fadein "red" 0.5 # waitandnext 1.5 # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ どうして仲間達が マスターを殺したのか、 そんなことはどうでもよかった # textflame 0 0 @ ただただ、暗く赤い感情が アロンダイトの心の中を 染め上げていく # textflame 0 0 @ 怒りは、赤いんだ # textflame 0 0 @ アロンダイトにとって あとはすべて断片的な記憶 # textflame 0 0 @ 思い返すことができるのは マスターと過ごした日々 # textflame 0 0 @ けれど、その思い出も 怒りで塗りつぶされていく # textflame 0 0 @ ひとつの思い出が消えるたび ぬるりとした感触が剣から手に伝う # textflame 0 0 @ 心が壊れていく中で アロンダイトは自分が 暴走することを悟った # textflame 0 0 @ だが、どうでもよかった アロンダイトに残るのは 世界さえも壊したいほどの怒りだ # textflame 0 0 @ アロンダイトが怒りに 心も身も委ねようとした その時だった # bgmfile "bgm467" "BgmIntegralNoahBoso" 0 # serif 0 # textwindow "close" # serif 1 # textflame 1 1 # textwindow "nomal" @??? ……が、 ほしい……? # serif 0 # textwindow "nomal" # textboxarrow 0 0 # voice 1007 "Arondaito_0022" @アロンダイト え? # serif 1 @??? 世界……壊す…… 力……―― # serif 1 # textwindow "close" # serif 0 # textwindow "nomal" # textflame 0 0 @ アロンダイトの頭の中で響く ノイズのような声 # textflame 0 0 @ この声が何者なのかは わからない だが、アロンダイトは即答する # textflame 1 1 # textboxarrow 0 0 @アロンダイト 受け入れます! この世界を破壊するほどの 力を、私にください! # serif 1 # textwindow "nomal" @??? ――――っ! # serif 1 # textwindow "close" # serif 0 # textwindow "nomal" # textflame 0 0 @ ノイズのような音が頭の中で 響いた瞬間、アロンダイトの中に 強大な力が入ってきた # textflame 0 0 @ 同時に、先ほどよりも 濃く、禍々しい憎悪の感情が アロンダイトを覆いつくしていく ;;演出:アロンダイト立ち絵表示 # alpha 100721 1 0.5 # emotionbody 1002 15 100721 0 0 # effectpattern 1002 1 0 # waitandnext 0.5 ;;演出:黒い霧を纏う演出 # brightness 100721 0.1 0.5 # effectstart 1002 # waitandnext 2.5 # textflame 1 1 # textwindow "toge" # textboxarrow 0 2 @アロンダイト コワス!コワス!コワス! キエロ!キエロ!キエロォ! アアアアアアアアアアアッ! # fadein "red" 0.5 # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ すべてを排除する 気が付けばアロンダイトは ギルドに戻り、すべてを消していた # textflame 0 0 @ 消しても消しても 消えて消えて、消えていく # fadein "red" 1 # textflame 0 0 @ 何も戻らない すべて消えるなら…消せるなら すべてなかったことにしよう # textflame 0 0 @ 希望のないこんな世界 絶望だって力に変えられるのなら この怒りさえ受け入れてみせる # textflame 1 1 # textwindow "toge" # textboxarrow 0 2 # voice 510071 "arondaito_bo_b_battle_0004" @アロンダイト アアアアアアアアアッ!!! ;;演出:暗転 # fadeout "red" 1.5 # waitandnext 1.5 ;;背景:野営地 # background "forest" # bgmfile "bgm457" "BgmIntegralNoahEvent008" 0 # imagealpha 1 0 0 # alpha 100721 0 0 # effectskip 1002 # textwindow "close" # waitandnext 0.2 # fadein "red" 1.5 # waitandnext 2 ;;演出:アロンダイト暴走ver立ち絵表示 # alpha 5100711 1 1 # waitandnext 1.5 # textflame 1 1 # textwindow "nomal" # textboxarrow 0 2 @アロンダイト ………… # textflame 0 0 @ ギルドを壊し尽くしたアロンダイト 彼女は至って『冷静に』 その光景を眺めていた # textflame 0 0 @ 通常、暴走したのであれば 自我も同時に崩壊する # textflame 0 0 @ だが、アロンダイトは 理性を保っている # textflame 0 0 @ それは何者かから得た 力の作用なのだと 理解できる # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アロンダイト この力が私自身を蝕み、 崩壊させるものだったとしても 私は構わない # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アロンダイト 私の目的はただ一つ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5100711 "sad" @アロンダイト …すべて、間違っていた そう、この世界の何もかもが # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アロンダイト なら、全部壊してしまえばいい 壊して壊して壊して、 最後に私を壊そう # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アロンダイト 絶望の力を手にした 今の私なら、それが叶う # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5100711 "normal" @アロンダイト 感じます 終焉の鼓動を… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 510071 "arondaito_bo_0029" @アロンダイト ああ、 その日が来るまでこの身こそが 終焉をもたらす為の剣となろう… # textflame 0 0 @ 世界の終焉を告げる鐘の音がひとつ アロンダイトが目醒めた瞬間だった # fadeout "black" 1 # waitandnext 1.5