;;----------------------------------------- ;;【ファントムオブキル】暴走オティヌス 軍団戦ストーリー ;;【EP2】 ;;スクリプト最後の背景:草原 ;;背景:草原(外の風景で夜だとわかるものであればどこでも) ;;----------------------------------------- # script "lisp" # background "plain_night" # bgmfile "bgm400_1" "BgmIntegralNoahEvent" 0 ;;----------------------------------------- ;;オティヌス # body 400831 # pos 400831 3 # scale 400831 0.8 0 # layer 400831 2 # alpha 400831 0 0 # mask 400831 off ;;オティヌス・暴走 # body 5400811 # pos 5400811 3 # scale 5400811 0.8 0 # layer 5400811 2 # alpha 5400811 0 0 # mask 5400811 off ;;----------------------------------------- ;;【EP2】 ;;背景:草原(外の風景で夜だとわかるものであればどこでも) ;;モノローグ # textflame 0 0 @ 任務として、町長からの依頼を 受けたマスターとオティヌス ;;モノローグ @ イタズラ好きだが、奏官として、 キル姫としては有能であったふたり ;;モノローグ @ 早々に任務を終え、 町へ戻っているところだった # voice 4008 "otyinusu_0027" # move 400831 3 0 # face 400831 "usual" # alpha 400831 1 0.5 # mask 400831 off # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス それにしてもあの町長さ 絵にかいたようなヤな奴~ って感じじゃなかった? ;;モノローグ # textflame 0 0 @ 実は同じこと思ってた と笑うマスター # face 400831 "mad" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス あ、やっぱり? あのおっきなお腹が みょーに威圧感あるしさぁ… # textboxarrow 0 2 @オティヌス 小難しい顔しながら あたし達にあーだこーだ言って その間ずーっと暖炉突っついてて # textboxarrow 0 2 @オティヌス 「暖炉の火は癒される~」 とか言ってんの! # textboxarrow 0 2 @オティヌス あたし、あれ見てたら 塊で焼くお肉ってこうやって 作るのかなーって思っちゃった ;;モノローグ # textflame 0 0 @ オティヌスの想像力豊かな発言に 思わず吹き出してしまうマスター # face 400831 "usual" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス …あの町長もあんたのイタズラで わっ!て驚いたあとに笑顔になれば 良い人なのかもって思えるかも ;;モノローグ # textflame 0 0 @ そうかもしれないね と頷くマスター ;;モノローグ @ 町に戻ったら とっておきのイタズラで 町長を楽しませるか、とマスター # voice 4008 "otyinusu_0003" # face 400831 "happy" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス うん、それがいいよ♪ # textboxarrow 0 2 @オティヌス あんたのイタズラなら どんな嫌な奴も最後には いい笑顔になってくれるはずだから… # bgm "stop" # face 400831 "usual" # textboxarrow 0 2 @オティヌス って、あれ? なんか町のほう明るくない? ;;モノローグ # textflame 0 0 @ 本当だ、とマスター 町の方角が明るく そして逃げ出てくる人達が見える # bgmfile "bgm401" "BgmIntegralNoahEvent" 0 # face 400831 "worry2" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス …火事だ! ;;モノローグ # se "SE_5575" # textflame 0 0 @ 行くぞ! マスターが 町へ向けて駆け出す # face 400831 "usual" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス うん! ;;モノローグ # textflame 0 0 @ すぐにマスターの後を追う オティヌス # se "SE_5575" # textwindow "close" # alpha 400831 0 0.5 # waitandnext 0.5 ;;演出:暗転 # textwindow "close" # fadeout "black" 1 # waitandnext 1.2 # move 400831 3 0 # face 400831 "worry2" # alpha 400831 1 0 # mask 400831 off # waitandnext 0.2 # fadein "black" 1 # waitandnext 1 # se "SE_0753" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # textwindow "normal" @オティヌス マスター!町の中には まだ逃げ遅れた人達が いるんだって…助けないと! ;;モノローグ # alpha 400831 0 0.5 # textflame 0 0 @ 急ごう、とマスターとオティヌスは 燃え盛る街の中へ入っていく ;;演出:暗転 ;;背景:草原(夜) # textwindow "close" # fadeout "black" 1 # waitandnext 1.2 # background "plain_night" # sestop "SE_0753" # effectskip 1000 # move 400831 3 0 # face 400831 "usual" # alpha 400831 1 0 # mask 400831 off # waitandnext 0.2 # fadein "black" 1 # waitandnext 1 # bgmfile "bgm400_1" "BgmIntegralNoahEvent" 0 # voice 4008 "otyinusu_0001" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # textwindow "normal" @オティヌス …マスター、町の人達は みんな無事だったって # textboxarrow 0 2 @オティヌス はぁぁぁよかったぁぁぁ! # textboxarrow 0 2 @オティヌス 一時はどうなるかと思ったけど あたし達が間に合ってよかったね! # face 400831 "mad" # textboxarrow 0 2 @オティヌス あたし達ふたりだけで みんな助けられちゃうなんて 驚き、だよね! ;;モノローグ # textflame 0 0 @ まあ、俺達のイタズラの方が もっと驚かせられるけどな と、にやりと笑うマスター # voice 4008 "otyinusu_0005" # face 400831 "happy" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス あはは そうだね ;;モノローグ # textflame 0 0 @ ススだらけの顔で よかった、よかったと喜び合う マスターとオティヌス ;;モノローグ # bgmfile "bgm408" "BgmIntegralNoahEvent" 0 # alpha 400831 0 0.5 @ そんなふたりを見知らぬ奏官 そしてそのキル姫達が取り囲む ;;モノローグ @ 「こ、こいつらがやったんだ!」 とマスター達を指差し叫んだのは 町長だった ;;演出:暗転 ;;背景:黒 ;;演出:オティヌス立ち絵なし # textwindow "close" # fadeout "black" 1 # waitandnext 1.2 # background "bg_black" # waitandnext 0.2 # fadein "black" 1 # waitandnext 1 ;;モノローグ # textwindow "normal" @ マスターとオティヌスは 町で起きた火災の容疑者として 町長が呼んだ奏官達に拘束された ;;モノローグ @ 火災によって帰る家を失った町人達 その観衆の前で取り調べを受ける マスターとオティヌスだった ;;背景:草原(昼) # textwindow "close" # fadeout "black" 1 # waitandnext 1.2 # background "plain" # move 400831 3 0 # face 400831 "worry" # alpha 400831 1 0 # mask 400831 off # waitandnext 0.2 # fadein "black" 1 # waitandnext 1 # voice 4008 "otyinusu_0010" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # textwindow "normal" @オティヌス だから! マスターは何もしてないって 言ってるでしょ! # textboxarrow 0 2 @オティヌス それどころか 火事の最中に身を投げうってまで みんなのことを助けたのに… ;;モノローグ # textflame 0 0 @ だが、君とそのマスターは 常日頃イタズラを繰り返していた と確認するように述べる奏官 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス それは…そうだけど ;;モノローグ # textflame 0 0 @ 町の人々はまだ町に来て日の浅い マスター達に対する認識は その程度だったことに違いはない ;;モノローグ @ 「あの火もイタズラだ!」 そのやり取りを見ていた誰かが言う ;;モノローグ @ 「世界中の人達を驚かせたい」 そう言っていたマスターの言葉を 聞いていた者もいた ;;モノローグ @ その言葉は悪しきように取られ 「こいつらのせいだ」 という声が大きくなっていく # face 400831 "worry2" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス そんな、そんなことしないよ! だって、マスターはみんなの驚く顔 それと笑った顔が見たいんだから! ;;モノローグ # textflame 0 0 @ 悲劇を作り、それを救い出せば 感謝もされ、笑顔が見られるもの また誰かが言う ;;モノローグ @ 「だから流れ者は嫌なんだ」 町長が言う # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス あんた…っ! ;;モノローグ # textflame 0 0 @ オティヌスに睨みつけられ 町長はスッと目を逸らす ;;モノローグ @ 奏官達の話によれば、 町長の家が一番の被害だったという ;;モノローグ @ 直前に任務を依頼されていたことも マスター達にとっては不利に働く 判断材料となっているようだ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス でも、それであたし達は 町の外で依頼をこなしてた その時は町にいなかったんだ! ;;モノローグ # textflame 0 0 @ それなのに、いの一番に 火事の中の町へ駆けつけられたのは どうしてだ、と奏官が問う # face 400831 "worry" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス それは任務が終わったからで… ;;モノローグ # textflame 0 0 @ 「そんな簡単には終わらん!」 目を逸らしたまま町長が言う # face 400831 "worry2" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス だからそれは―― ;;モノローグ # alpha 400831 0 0.5 # textflame 0 0 @ オティヌスの言葉は 町民達の怒声によって遮られる ;;モノローグ @ 「お前達のせいだ」 「お前達の仕業だ」 「罪を償え」「罪を償え」 ;;モノローグ @ 町民達の膨れ上がった感情の矛先は すべてマスター達へと向けられる ;;モノローグ @ マスター達の声は もう誰にも届かない ただ、ひとつの言葉を除いて ;;モノローグ @ 「オティヌスは関係ない、 俺がやった」 そう言い放つマスター ;;モノローグ @ そして、マスターは最後に オティヌスに笑顔を見せた ;;モノローグ @ イタズラが失敗した時に見せる 悲しい、笑顔だった ;;モノローグ @ 飛び出した町人のひとりに刺され マスターの口から血が吹き出す そこからは一瞬だった ;;演出:暗転 # textwindow "close" # fadeout "black" 1 # waitandnext 1.2 # move 400831 3 0 # face 400831 "worry" # alpha 400831 1 0 # mask 400831 off # waitandnext 0.2 # fadein "black" 1 # waitandnext 1 # bgmfile "bgm406" "BgmIntegralNoahEvent" 0 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # textwindow "normal" @オティヌス ………… ;;モノローグ # textflame 0 0 @ マスター達を拘束していた 奏官とキル姫達は激昂した 町民達を必死に抑えている ;;モノローグ @ 奏官達もマスターひとりの 責任だとしてオティヌスからは 一時的に目を離していた # face 400831 "usual" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス マスター…ねぇ、マスター? あんた、聞いてるの?ねぇ? ;;モノローグ # textflame 0 0 @ マスターが頷くことは、もうない # face 400831 "worry" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス マスター… そのイタズラ、驚きだよ… ;;モノローグ # textflame 0 0 @ マスターが笑うことは、もうない # face 400831 "happy" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス あは、あはは ;;モノローグ # textflame 0 0 @ マスターとの繋がりは、もうない # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス あははははははハハハハハ!!! ;;モノローグ # textflame 0 0 @ オティヌスの中で何かが弾けた ;;モノローグ @ 弾けたそれはキラキラと舞い オティヌスの心の中を 埋め尽くしていく # face 400831 "worry" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス …違う 埋め尽くしていくんじゃない # textboxarrow 0 2 @オティヌス あたし、失ったんだ ;;演出:暗転 ;;背景:黒 ;;演出:オティヌス立ち絵表示 # textwindow "close" # fadeout "black" 1 # waitandnext 1.2 # background "bg_black" # move 400831 3 0 # face 400831 "mad" # alpha 400831 1 0 # mask 400831 off # waitandnext 0.2 # fadein "black" 1 # waitandnext 1 ;;モノローグ # textflame 0 0 # textwindow "normal" @ 気が付けば 否、気が付く間もなく オティヌスはすべてを消していた ;;できればトゲトゲフレームで # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # textwindow "toge" @オティヌス アハハハハハハハハハ!!! ;;モノローグ # textflame 0 0 @ オティヌスは、暴走した ;;演出:暗転 ;;背景:草原 # textwindow "close" # fadeout "black" 1 # waitandnext 1.2 # background "plain" # move 400831 3 0 # face 400831 "mad" # alpha 400831 1 0 # mask 400831 off # waitandnext 0.2 # fadein "black" 1 # waitandnext 1 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # textwindow "normal" @オティヌス アハ、アハハハハ ;;モノローグ # textflame 0 0 @ 一目散に逃げ出した町長を捕らえ オティヌスはトドメを刺す ;;モノローグ @ 本当は自分の火の不始末だった ただの肉塊となった『それ』は そんなことを言っていた気がした # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス ハハ、ハハハハ ;;モノローグ # textflame 0 0 @ オティヌスにはもう関係なかった もう、自分がなかったから ;;モノローグ # bgm "stop" @ だが、その時に何かが オティヌスに響いた # bgmfile "bgm467" "BgmIntegralNoahBoso" 0 # serif 1 @??? 世界を…………力が―― ;;モノローグ # textflame 0 0 @ その何かが オティヌスをこの世界に引き留める # serif 1 @??? ――を、壊す…… ……………………? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス あは…? ;;モノローグ # textflame 0 0 @ その何かの問いかけに オティヌスはあることを思いつく ;;モノローグ @ それは、とても壮大な『イタズラ』 # face 400831 "usual" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス それがあれば…できる? # serif 1 @??? ………………………… ;;モノローグ # serif 1 # textwindow "close" # serif 0 # textflame 0 0 @ オティヌスの中でまた キラキラしたものが舞う ;;モノローグ @ それはマスターと過ごした 楽しかった日々のようで キラキラ、キラキラとしていた ;;モノローグ @ あの人の笑顔を見るのが嬉しかった あの子達の笑顔を見るのが嬉しかった ;;モノローグ @ マスターの笑顔を見るのが嬉しかった ;;モノローグ @ 何もかもを失ったオティヌス その心に再び湧き出たものは 『喜び』だった # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス ねぇ、その力をちょうだい あたしならできる 世界中の人達をあっと言わせてみせる # textboxarrow 0 2 @オティヌス この世界を終わらせたら みんな驚くでしょ? # textboxarrow 0 2 @オティヌス マスターも、喜んでくれるでしょ? # serif 1 @??? ――――っ! ;;モノローグ # serif 1 # textwindow "close" # serif 0 # textflame 0 0 @ オティヌスの身体に 想像を絶するほどの力が流れ込む ;;モノローグ @ これなら、できる オティヌスは確信する # face 400831 "happy" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @オティヌス イタズラが上手くいって 誰かの驚く顔が見られれば それは喜ばしいことだよね # face 400831 "worry" # textboxarrow 0 2 @オティヌス この喜びだけが… あたしとマスターの繋がり… ;;演出:オティヌス立ち絵、暴走verへ変化 # textwindow "close" # fadeout "white" 1 # waitandnext 1 # alpha 400831 0 0 # move 5400811 3 0 # face 5400811 "normal" # alpha 5400811 1 0 # mask 5400811 off # waitandnext 0.2 # fadein "white" 1 # waitandnext 1 # textboxarrow 0 2 # textwindow "normal" @オティヌス 世界中のみんなが驚くその日まで あたしの弩と矢を貸してあげる # voice 540081 "otyinusu_bo_0006" # face 5400811 "happy" # textboxarrow 0 2 @オティヌス アハハハハハハハ♪ ;;モノローグ # textflame 0 0 @ 世界の終焉を告げる鐘の音がひとつ オティヌスが目醒めた瞬間だった