;;【EP2】背景：プールサイド(昼)
# script "lisp"
# background "sea_resort_day"
# bgmfile "bgm255" "BgmSeaDate" 0
# body 2302411
# pos 2302411 3
# mask 2302411 off
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@
プールサイドにある、
大きなパラソルの影の中

# textflame 0 0
@
蜻蛉切の水着姿を褒めたマスターは
急に力なく肩を落とした

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# textboxarrow 0 2
# chara 2302411
# voice 3024 "tonbokiri_0013"
# face 2302411 "sad"
@蜻蛉切
な、なによ？
いきなりどうしたの、殿？

# textflame 0 0
@
心配そうな目つきの蜻蛉切に、
マスターは、ぽつぽつと語り始める

# textflame 0 0
@
マスターは蜻蛉切と泳ぎたかった
しかし彼女が日焼けを嫌がってるなら
無理に誘うことはできない…

# textflame 1 1
# chara 2302411
# voice 3024 "tonbokiri_0010"
@蜻蛉切
そ、そんなこと気にしてたの？
もう、殿ってば…

# chara 2302411
# face 2302411 "angry"
@蜻蛉切
確かに日焼けは嫌だけど、
殿に誘われたんなら話は別よ！

# chara 2302411
# voice 3024 "tonbokiri_0015"
# face 2302411 "normal"
@蜻蛉切
嫌などころか…
むしろ嬉しいっていうか…

# chara 2302411
# face 2302411 "angry"
@蜻蛉切
と、とにかく！！
殿は私と遊びたいんでしょ？

# textflame 0 0
# face 2302411 "smile"
@
マスターが頷くと、蜻蛉切は
笑顔を浮かべた

# textflame 1 1
# chara 2302411
# voice 3024 "tonbokiri_0005"
@蜻蛉切
いいわよ、遊びましょ！

# textflame 0 0
@
そう言うなり蜻蛉切はマスターの
手を取ってパラソルから出た

# textflame 1 1
# chara 2302411
# face 2302411 "sad"
@蜻蛉切
うわ、やっぱり暑いわね

# textflame 0 0
@
強い日差しが
じりじりと肌を焼くのを感じる

# textflame 0 0
@
これでは、あっという間に
日焼けしてしまいそうだ

# textflame 1 1
# chara 2302411
# face 2302411 "angry"
@蜻蛉切
え？
本当に良かったのかって？
当たり前でしょ！

# chara 2302411
# voice 3024 "tonbokiri_0002"
@蜻蛉切
ほら、行くわよ！

# textflame 0 0
@
蜻蛉切は、マスターの手を引いて
パラソルを飛び出していく

# select "プールサイドを走ると危ないよ！" "select_label_01" "ちょっと早すぎるって！" "select_label_02" "も、もうすこしゆっくり…" "select_label_03"
蜻蛉切は、マスターの手を引いて
パラソルを飛び出していく

# label "select_label_01"
# labeljump "select_label_end"
# textflame 1 1
# chara 2302411
@蜻蛉切
気をつければ大丈夫よ！

# label "select_label_02"
# labeljump "select_label_end"
# textflame 1 1
# chara 2302411
@蜻蛉切
そんなことない
殿が遅すぎるだけよ！

# label "select_label_03"
# labeljump "select_label_end"
# textflame 1 1
# chara 2302411
@蜻蛉切
いやよ！
早く遊びたいんだもの！

# label "select_label_end"
# textflame 0 0
@
結局、蜻蛉切は
スピードをゆるめなかった

# bgm "stop"
# textflame 0 0
@
マスターは
なんとかついていこうとするが
滑ってしまい――

# textflame 1 1
# chara 2302411
# voice 3024 "tonbokiri_0022"
# face 2302411 "sad"
@蜻蛉切
えっ…？
と、殿！？

# textflame 0 0
@
蜻蛉切が踏ん張るが、
水に滑るプールサイドでは
ふんばりが効かない

# textflame 1 1
# chara 2302411
@蜻蛉切
きゃあぁぁっ！？

;;SE:着水音
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# fadein "white" 1
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# shake 0 1
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@
プールの底には、すぐ足がついた

# bgmfile "bgm234" "BgmSeaEventBattle" 0
# textflame 0 0
@
マスターは転んだことを
誤魔化すように笑いながら
蜻蛉切を探す

# textflame 0 0
@
すると、目の前には
ずぶ濡れになりながら肩を震わせる
蜻蛉切がいた