;;-----------------------------------------
;;フェイルノート2
;;-----------------------------------------
# script "lisp"
# background "sea_beach_day"
# bgm "bgm005" 0
;;-----------------------------------------
# body 2401921
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# face 2401921 "sad"
;;-----------------------------------------
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# imageset 1 "c2401921"
# imagelayer 1 3
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;;-----------------------------------------
# textflame 0 0
@
真夏の太陽の下、
ビーチバレーを楽しむ姫達

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
………ふん

# textflame 0 0
@
フェイルノートは、
目の前で躍動するグラマラスボディを
悔し気な目で見ている

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
…チッ

# textflame 0 0
@
また舌打ちしている彼女に、
ほら、落ち着いて
…と、ドリンクを渡すマスター

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 540191 "failnaught_ca_0013"
@フェイルノート
……なにか用？

# textflame 0 0
@
隣に腰掛けたマスターは、
彼女に言う

# textflame 0 0
@
みんな、それぞれ個性がある
君は、君のままでいいんだよ
…と

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
…なんのことかしら

# textflame 0 0
@
素っ気なくそう呟き、
もらったドリンクを一口飲む彼女

# textflame 0 0
@
そんな彼女の隣にそっと
マスターは腰を掛けて話を待った

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 540191 "failnaught_ca_0027"
@フェイルノート
はぁ……わかってるわよ
でも…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
認めたくはないけれど…
羨ましいものは羨ましいわ

# textflame 0 0
@
素直に告白した彼女に、
そんな君だから出来ることも、
きっとあるよ…と、微笑むマスター

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
……そうかしら

# textflame 0 0
@
もちろん！
マスターが満面の笑みで答えた
その時――

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 2401921 "angry"
@フェイルノート
…！

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
あれは……異族！

# textflame 0 0
@
彼女の言葉通り、
海岸には異族の群れが出現していた

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 540191 "failnaught_ca_0032"
@フェイルノート
私も向かうわ
お前様に嫌なところばかりを
見せるわけにもいかないものね

# textflame 0 0
@
フェイルノートに先んじて、
討伐に向かう姫達

# textflame 0 0
@
グラマラスボディを
バインバイン躍動させ、
次々に異族を倒していく

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
……ぬぅぅぅ、これ見よがしに！

# textflame 0 0
@
冷静に敵に対応はするものの
嫉妬が隠せないフェイルノート

# textflame 0 0
@
――と、

# bgm "bgm031" 0
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
……！

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 540191 "failnaught_ca_0024"
@フェイルノート
なに…？悲鳴……？

# textflame 0 0
@
見ると、
形勢不利になった異族の一体が、
小さな女の子を人質に取っている

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
やってくれたわね…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
その子を放しなさい！！

# textflame 0 0
@
だが異族は少女を抱えたまま、
物凄い速さで海面を泳いで
逃げていくのだった

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 540191 "failnaught_ca_battle_0005"
@フェイルノート
…くっ！

# textflame 0 0
@
急いで海に入り、異族を追う姫達

# textflame 0 0
@
だが人質を取られていることもあり、
容易に追いつくことは出来ない

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
考えなさい、考えるのよ
この状況をどう打開できるかを…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
……！！

# bgm "stop"
# textflame 0 0
@
その時、彼女の脳裏に
マスターの言葉が浮かんだ

# bgmfile "bgm386" "BgmSeaEventBattle005" 0
# textflame 0 0
@
無駄がないことが良いことも
あるはずだよ

# textflame 0 0
@
そんな君だから出来ることも、
きっとあるよ

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
私だから…出来ること！

# move 2401921 1 0.5
# alpha 2401921 0 0.2
# textflame 0 0
@
次の瞬間、彼女が海に飛び込んだ

# textflame 0 0
@
いくら泳ぎの得意なフェイルノート
でも、異族は人質を取っている！
どうするの！？と、口々に叫ぶ姫達

# textflame 0 0
@
だがフェイルノートの泳ぎを
見たマスターは声を上げる
そうか、その手があったか！

# textflame 0 0
@
一方、姫達から逃げ果せたと
海上で得意げな異族

# move 2401921 5 0
# textflame 0 0
@
――と、その時！！

# move 2401921 3 0.5
# alpha 2401921 1 0.2
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 2401921 "normal"
@フェイルノート
ぷはぁっ…！

# serif 1
# textflame 1 1
# textwindow "nomal"
@異族
ギギッ……！？

# serif 0
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 2401921 "angry"
@フェイルノート
はぁ…はぁ…やっと追いついた

# serif 1
# textwindow "close"
# serif 0
# textflame 0 0
# textwindow "nomal"
@
なんと、目の前に
フェイルノートが顔を出したのだ

# serif 0
# textwindow "close"
# serif 1
# textflame 1 1
# textwindow "nomal"
@異族
ギギギ……！？

# serif 1
# textwindow "close"
# serif 0
# textflame 1 1
# textwindow "nomal"
# textboxarrow 0 2
# voice 540191 "failnaught_ca_0007"
@フェイルノート
どうして？
…って思ってるわよね？

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
簡単よ

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
私は他の姫達と違って
水の抵抗が少ない上に
泳ぎも得意なの

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
お前が泳いでいる下を、
潜水で泳いで追いついたってわけ
気付かなかった？

# serif 1
# textflame 1 1
# textwindow "nomal"
@異族
ギギッ！！

# serif 1
# textwindow "close"
# serif 0
# textflame 1 1
# textwindow "nomal"
# textboxarrow 0 2
# voice 540191 "failnaught_ca_0027"
@フェイルノート
まったく…
こんなこと、
私に説明させないでくれる？

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
やっぱり…気に入らないから！！

# textflame 0 0
@
異族を攻撃し、
少女を救い出すフェイルノート

# textflame 0 0
@
被弾した異族は、
また泳いで逃げていく

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 2401921 "usual"
# voice 540191 "failnaught_ca_0004"
@フェイルノート
もう大丈夫よ
海岸まで泳げるかしら？

# textflame 0 0
@
力強くうなずく少女を見据え、
フェイルノートは宣言する

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
安心して？
悪者は残らず……
やっつけてくるから！！

# textflame 0 0
@
すぐ近くの海岸にいる
マスターの所まで、
泳いでいく少女

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 2401921 "angry"
# voice 540191 "failnaught_ca_0036"
@フェイルノート
頼んだわよ、お前様！！

# textflame 0 0
@
海岸に到達した少女を抱え、
マスターが親指を立てて見せた

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 540191 "failnaught_ca_0029"
@フェイルノート
やぁっ！！

# textflame 0 0
@
次の瞬間、
凄まじい速度で異族を追い、
海岸に上がる彼女

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
……ふぅ

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
これで全部かしら…？

# textflame 0 0
@
合流した異族の群れに向かって、
威勢よく啖呵を切る

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
私の知恵で道を示し、
ルシファーの力で勝利を掴むの

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
それがフェイルノート・
誓約(コール)・
ルシファーの王道よ

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
弱者が怯え続ける世界はもう終わり
強者として、みんな
私が守ってあげるわ！

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
無駄がない、この動きでね

# textflame 0 0
@
マスターの言葉で気付きを得た
彼女は、新たなる力を獲得

# se "SE_0602"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 540191 "failnaught_ca_battle_0001"
@フェイルノート
くらいなさいっ！
新技！『誓約されし溟海の闇弓』！！

# textflame 0 0
@
その大いなる力で、見事
異族の群れを撃破するのだった

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
これが強者の証よ

;;暗転挟む
# imagealpha 0 1 0
# imagepos 0 0 30
# imageleftin 0 0.5
# textwindow "close"
# waitandnext 1

# face 2401921 "normal"
# imagealpha 0 0 0.5
# imagerightout 0 0.5
# textflame 0 0
# textwindow "nomal"
@
――数時間後

# textflame 0 0
@
フェイルノートは、
マスターに自身の心のうちを
語っていた

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
強者たるもの、
いかなる時も輝きを
失ってはならない

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 2401921 "sad"
@フェイルノート
…なんて、
偉そうに言ってたけど

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 540191 "failnaught_ca_0013"
@フェイルノート
お前様には
見破られていたようね？
私の虚勢を

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 2401921 "usual"
@フェイルノート
でも、もう大丈夫よ

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
お前様のおかげで…
私には私なりの良さがある！
そう思えるようになったから

# textflame 0 0
@
フェイルノートは胸を張り、
堂々と宣言する

# textflame 0 0
@
それは良かった
…と、微笑むマスター

# textflame 0 0
@
だが……

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
………

# textflame 0 0
@
マスターの視線は、
『ある部分』に注がれており…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 2401921 "angry"
# voice 540191 "failnaught_ca_0039"
@フェイルノート
お前様……

# textflame 0 0
@
そんなマスターを、
冷ややかな目で見ながら、
彼女は呟く

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
私の水着姿を見て、
『無駄がない』と
思ったでしょう？

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
怒らないから、
正直に言ってみなさい

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@フェイルノート
さあっ…！

# textflame 0 0
@
腕を組み、怒った顔は
恐ろしくも、
どこかいじらしかった

;;■一枚絵指定
;;背景：海岸（昼）
;;表情：少し拗ねているようなイメージ。
;;構図：腕を組んで、マスターを詰めているイメージ
;;一枚絵ボイス：フェイルノート「お前様…今、私の水着姿を見て《無駄がない》と思ったでしょう？
;;怒らないから、正直に言ってみなさい。さあっ…！」
# textflame 0 0
# imagealpha 1 1 0
# imagepos 1 0 0
# fadein "white" 3
# buttonsout 0 0
# textwindow "close"
# voice 540191 "failnaught_ca_event_0008"

# frameout 0 1

# waitandnext 0.8

# fadeout "black" 1.5
# waitandnext 1.5