;;----------------------------------------- ;;アイムール1-1                     ;;----------------------------------------- # script "lisp" # background "plain" # bgmfile "bgm270" "BgmLostRagnarokEvent" 0 ;;----------------------------------------- ;;アイムール # body 3200211 # pos 3200211 3 # scale 3200211 0.8 0 # layer 3200211 3 # mask 3200211 off # alpha 3200211 1 0 ;;----------------------------------------- ;;背景:「背景6:平原」 ;;アイムールの立ち絵は最初から表示させておいてください # textwindow "nomal" # textflame 0 0 @ ブーン # textflame 0 0 @ 穏やかな平原に、 虫の羽音が聴こえる そして、その背後に忍び寄る影 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 眼前を飛び回る虫を捕捉しました 駆逐します # alpha 3200211 0 0.5 # shake 0 1 # textflame 0 0 @ がごぉん! と、けたたましい音が鳴り響く # textflame 0 0 @ 何事かと思ったマスターは 慌てて音がする方へ駆け寄った # textflame 0 0 @ そこには、 真っ二つに割れた大きな岩 そして、アイムールが立っていた # alpha 3200211 1 0.5 # voice 320021 "aimuru_a_0001" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール おや、マスター いらっしゃったのですね # voice 320021 "aimuru_a_0032" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 問題ありません 虫がいただけです # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 駆除は完了いたしましたので どうぞご安心を # textflame 0 0 @ 虫の駆除は助かるけど、 物を不用意に壊しちゃいけないよ と、優しく注意するマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール …この身は冥界に等しく、 飢えと渇きを携えた私は 常に果てなき飢餓と共にあります # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール じっとしていると 余計に意識してしまいますので # face 3200211 "sad" # voice 320021 "aimuru_a_0016" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール ああ…お腹が、 お腹が空きました # textflame 0 0 @ 空腹を訴えたアイムールは じゃらり、と 武器を持ち上げた # voice 320021 "aimuru_a_0001" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール マスター 戦いはどこですか? 戦闘のご命令をください # textflame 0 0 @ また何かを壊される前に マスターは慌てて 自分の朝食を差し出していた # voice 320021 "aimuru_a_0022" # face 3200211 "surprise" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール え…マスター? なんですか、このトーストは # face 3200211 "normal" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 単なる空腹ではないのですが… 食せという命令であるならば いただきましょう # textflame 0 0 @ あまり気乗りはしないようだったが 少しは落ち着いてくれたようだ # textflame 0 0 @ おいしい? と、マスターが尋ねる # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 食事とは、 エネルギーの補給に他なりません それ以外の感覚は特には… # textflame 0 0 @ 味がわからないの? と、マスターは問いかける # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 味はわかりますが、 美味しいという感覚が 私にはわからないのです # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 私の役目は戦うこと そこに必要のない感覚は、 いつしか感じなくなりました # voice 320021 "aimuru_a_0032" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール しかし、問題ありません 戦闘には支障ありませんから # textflame 0 0 @ どうやら深い理由があるらしい 事情を聞かせて と、マスターは尋ねた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 私の過去に興味がおありですか? …マスターは今までの主人とは 少し違うようですね # voice 320021 "aimuru_a_0033" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール かしこまりました それでは、お話しいたします # alpha 3200211 0 0.5 # textflame 0 0 @ 淡々とした口調で話すアイムール マスターは彼女の話に耳を傾けていく # textflame 0 0 @ 彼女の口から語られるのは 血塗られた闘争の昔話 # alpha 3200211 1 0.5 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール どのような戦況でも そして、いかなる相手でも 標的を逃すことはありませんでした # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 逃げるならばどこまでも追いかけ、 命令とあらば、敵を駆逐し捕食します 私はそうやって生きてきたのです # textflame 0 0 @ アイムールは淡々と、淡々と しかし、重くのしかかる過去を 一切の感情の揺らぎを見せずに話す # textflame 0 0 @ 彼女の語る暗く深い昔話に、 次第にマスターは、 引き込まれていくのだった…