;;----------------------------------------- ;;アイムール2-3                  ;;----------------------------------------- # script "lisp" # background "006_town" # bgmfile "bgm270" "BgmLostRagnarokEvent" 0 ;;----------------------------------------- ;;アイムール # body 3200211 # pos 3200211 3 # scale 3200211 0.8 0 # layer 3200211 3 # mask 3200211 off # alpha 3200211 1 0 ;;----------------------------------------- # imageset 0 "black" # imagealpha 0 0 0 # imagelayer 0 1 ;;一枚絵 # imageset 1 "c3200211" # imagelayer 1 3 # imagealpha 1 0 0 ;;----------------------------------------- # textflame 0 0 @ 繰り返される闘争の記憶の中に ただいっぺんの光が見えた そんな気がした # textflame 0 0 @ マスターが、もっと 綺麗なものを教えようと 足を踏み出したときだった # face 3200211 "angry" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール …っ! マスター、足元に花が! 踏んでしまいます…っ! # textflame 0 0 @ アイムールに呼び止められて マスターは慌てて足を止める # face 3200211 "surprise" # voice 320021 "aimuru_a_0023" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール …今、私は何を? # textflame 0 0 @ アイムールは頭を抱える 戦場では足元に花があろうが 迷わずに踏み抜いてきたというのに # face 3200211 "sad" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール …マスター もしかしたら # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール これまで踏み抜いてきた花も、 キレイ…だったのかもしれません もう届かない過去のお話ですが… # textflame 0 0 @ 寂しそうに、ぽつりと告白する # textflame 0 0 @ じゃあ確認しにいこう、と マスターはアイムールの手を引いて くるりと行き先を変えた # face 3200211 "surprise" # voice 320021 "aimuru_a_0022" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール ま、マスター? どこに連れて行くおつもりですか # textflame 0 0 @ 戸惑うアイムールを引き連れて マスターはぐんぐん歩を進める # alpha 3200211 0 0.5 # textflame 0 0 @ アイムールはその手に、 今度はどこかすがるように ついていくのだった ;;暗転挟む # imagealpha 0 1 0 # imagepos 0 0 30 # imageleftin 0 0.5 # textwindow "close" # waitandnext 0.5 ;;背景:「背景6:平原」 # background "plain" # alpha 3200211 1 0 # face 3200211 "sad" # waitandnext 0.2 # imagealpha 0 0 0.5 # imagerightout 0 0.5 # waitandnext 0.5 # textwindow "nomal" # textflame 0 0 @ 到着したのは、見渡すかぎりの花畑 ざあ、とさざめく風が 色とりどりの花を揺らしていた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール ダメ…です、マスター やはり、何も変わっていません 私には色あせた景色に見えます # textflame 0 0 @ そんなアイムールへ、 マスターはひとつひとつ 色を教えていった # textflame 0 0 @ アイムールはじっと花を見つめながら マスターの言葉を繰り返していく # face 3200211 "normal" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 青は、深い海の底の涼しげな景色 その一部分を切り取ったかのような とても心落ち着く色… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 黄色は蜂蜜と同じ色で 明るくて、元気をもらえる色… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 赤は赤熱する鉄と同じ色で 今まさに大きなものが変わりゆく そんな、強い力を秘めた、色… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール …マスターの心の中にあるキレイは 私にも、キレイだと思えます ですがもう…私には届かない世界です # textflame 0 0 @ マスターは優しい口調で伝える 過去は確かに変えられないけど、 今広がる光景はきっと綺麗だよ、と # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 今、広がる光景… 手を伸ばせば…見えるでしょうか 私にも、キレイが… # textflame 0 0 @ 変わりたいと思う今の君なら、 きっと見えるはずだよ と、マスターは力強く答えてみせる # face 3200211 "sad" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 変わる… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール そうです…変わりたい、です 私は変わりたいと、 そう思っています…! # textflame 0 0 @ その言葉を口にした瞬間、 アイムールは心の暗闇に、 小さな灯火がともったように感じた # textflame 0 0 @ マスターは彼女に微笑みかける 想像してみるんだ、 君が見たい景色を… # face 3200211 "angry" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール …私が見たい景色、 それは… # textflame 0 0 @ アイムールは目を瞑り、 マスターからの言葉を ぐっと、飲み込んだように見えた # face 3200211 "surprise" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール …… なんという…ことでしょうか # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール …ああ、マスター 見えます 見えるのです! # textflame 0 0 @ アイムールは目を瞑っていた そのまま、ぎゅっと手を握り締める # voice 320021 "aimuru_a_0021" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール …素晴らしいです キレイです キレイな花畑が、見えるのです # textflame 0 0 @ 嬉しそうにその様子を眺めながら、 マスターは彼女に声をかける そのまま目を開けてごらん? と # textflame 0 0 @ アイムールはその言葉に頷くと、 恐る恐る目を開いていく # face 3200211 "surprise" # voice 320021 "aimuru_a_0023" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール ……っ # textflame 0 0 @ 彼女の瞳には、色とりどりの花畑 その表情は、驚きと感動に 包まれていく # textflame 0 0 @ マスターは一輪の花を アイムールに差し出す # textflame 0 0 @ 彼女はその花を ぎこちない指先で摘んで 愛おしそうに眺めた # textflame 0 0 @ 先ほど彼女の心にともった 小さな灯火は、次第に明るく 闇を照らす炎となっていく # face 3200211 "happy" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール ああ、不思議な感覚ですね まるで、心の中にあったはずの穴が… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール なんというか、薄れていくような 満たされていくような そんな、不思議な感覚がします # textflame 0 0 @ その感覚が綺麗と思うことなのだと マスターは教える # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール このような素敵な感覚を マスターは持っていたのですね # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール マスターと同じ景色が見たい… 同じ感覚を感じたいと、 先ほど、私はそう願いました # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール それが叶い、とても嬉しく思います # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 心が花で満たされて 心が潤いを覚えたかのよう… 今までにはない、力を感じるのです # se "SE_0602" # textflame 0 0 @ 心の中に宿った感情の炎が、 彼女に『死蝕の業火』 を授けていた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 本当に素敵です 世界はこんなにも 綺麗な色でできていたのですね # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール とても綺麗で、色が、たくさんで… …その…胸がいっぱいで うまく、言語化できないのですが # voice 320021 "aimuru_a_0030" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @アイムール 感謝します、マスター # textflame 0 0 @ そう言って彼女は ぎこちなさはあるものの、 初めて笑顔を見せてくれた ;;⇒一枚絵ボイス ;;★5 ;;「このような感動を、何と表せばよろしいのでしょう。 ;; 言葉では上手く表現出来ないのですが…。 ;; ただ、マスターに感謝している。これだけは確かなのです」 # textflame 0 0 # imagealpha 1 1 0 # imagepos 1 0 0 # fadein "white" 3 # buttonsout 0 0 # textwindow "close" # voice 320021 "aimuru_a_kyara_0027" # frameout 0 1 # waitandnext 0.8 # fadeout "black" 1.5 # waitandnext 1.5