;;----------------------------------------- ;;針枷リサナウト_キャラクエ2_1 ;;背景:戦場(夕方) ;;----------------------------------------- # script "lisp" # background "plain_evening" # bgmfile "bgm271" "BgmLostRagnarokEvent" 0 ;;----------------------------------------- # body 3203011 # pos 3203011 3 # scale 3203011 0.8 0 # layer 3203011 3 # alpha 3203011 0 0 # mask 3203011 off ;;----------------------------------------- # textflame 0 0 @ リサナウトが来てくれて 本当に良かった… # textflame 0 0 @ 僅かとなった敵敗残兵の撤退を眺め マスターは呟いた # alpha 3203011 1 0.5 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "happy" # voice 2030 "risanautr_l_0005" @リサナウト 157分ぴったり # textflame 0 0 @ 初入隊、初戦場にして リサナウトは獅子奮迅の戦いを見せ 見事敵襲を退けたのだ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "usual" # voice 2030 "risanautr_l_0003" @リサナウト 言ったでしょ? この結果は確定事象だって # alpha 3203011 0 0.5 # textflame 0 0 @ リサナウトの戦績としては圧勝 彼女には傷一つない # textflame 0 0 @ ………しかし 隊としては辛勝であった # textflame 0 0 @ リサナウトが敵兵を薙ぎ倒している間 他の姫達は勿論 他の敵兵達の相手をしている # textflame 0 0 @ しかしどういうわけか リサナウトは敵兵を倒すのに 若干の時間を要していた # textflame 0 0 @ 手こずっているわけではない 彼女は無傷なのだ # textflame 0 0 @ 戦場の混乱の中で はっきりとはわからなかったが アレは… # alpha 3203011 1 0.5 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "smile" # voice 2030 "risanautr_l_0004" @リサナウト 凡人のように 時に身を委ねはしないの # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 2030 "risanautr_l_0002" @リサナウト どれだけ苦労したか聞いてくれる? 誰かに話したいの 私、当主様に話したいわ? # textflame 0 0 @ リサナウトの能力は 宿されたクロノスによる時間の操作 それは隊に合流した際に聞いていた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "usual" @リサナウト 一定範囲内の時間を 止めたり遅くしたり… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @リサナウト 『どんな事柄が起きれば どんな結果がもたらされるのか 全ての影響を前もって把握できる』 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @リサナウト 私はその能力をもって 敵兵に無傷で勝利する時間軸を 確定させる事柄を起こし続けた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "smile" # voice 2030 "risanautr_l_0004" @リサナウト 物事の結末から逆算して 準備と用意を怠らないのが 私の美徳よ # textflame 0 0 @ 誇らしげに語るリサナウト # textflame 0 0 @ …だがその結果として 彼女が時間操作をしながら 戦っている範囲の外側で… # textflame 0 0 @ 他の姫達は 次々に傷ついていったのだと マスターはリサナウトに苦言を呈す # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "angry" # voice 2030 "risanautr_l_0013" @リサナウト …詳しく聞かせてもらえる? # textflame 0 0 @ 彼女が目の前の敵に固執している間で 周りの敵は彼女を避け 他の姫を狙い出してしまっていたのだ # textflame 0 0 @ 戦闘には勝利はしたものの 最終的に被害は拡大していた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "usual" # voice 2030 "risanautr_l_0040" @リサナウト なるほど…桶は桶屋ね… # textflame 0 0 @ リサナウトは周囲の惨状を眺め 深く考え込む # textflame 0 0 @ おそらく、 専門のことは専門家に 聞いたほうがよいということだろう # textflame 0 0 @ リサナウト個人の実力は 折り紙つきだが 集団で戦うことには慣れていない # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @リサナウト 多くの戦士達を擁する当主様 独り戦ってきた私とは違うわね # textflame 0 0 @ 驚きなのか、感心なのか 吐息混じりに呟くリサナウト # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "sad" # voice 2030 "risanautr_l_0028" @リサナウト 私、自慢じゃないけど 友達っていないの # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "smile" @リサナウト あえてなのよ? 甘んじて受け入れているだけ なんだけれど # textflame 0 0 @ 全然自慢じゃない しかも甘んじてしまっている 口元まで出そうになるが飲み込む # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "sad" # voice 2030 "risanautr_l_0031" @リサナウト だから………ごめんなさい # textflame 0 0 @ 先程まで文字通り 頭が高かった彼女だが 一転、ぺこりと頭を下げる # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @リサナウト 周りが見えていなかったのね これまでは 周りを見る必要がなかったから… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @リサナウト 誰とも交わることがなかった時間軸で 独り試行錯誤しながら生きてきたわ それも悪くなかったの # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @リサナウト だけど“あれ以来” 仲間との時間というのは少し 羨ましいと考えるようになった # textflame 0 0 @ マスターは彼女の話す “あれ以来”に少し気を取られるが リサナウトの言葉に耳を傾けなおす # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "smile" # voice 2030 "risanautr_l_0004" @リサナウト だから私は来たの。当主様 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @リサナウト 誰とでも交わり合った 唯一の時間軸を持つ当主様に 会うために # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @リサナウト さあ、どんな事柄を起こせば 私と、この隊と、当主様が 満足できる勝利が得られるのかしら # textflame 0 0 @ 高慢な態度はそのままに それでも勝利のために マスターに助言を求めるリサナウト # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @リサナウト これもまた物事の結末から逆算した 準備と用意の一環なのよ # textflame 0 0 @ なぜか自慢げなリサナウトに マスターは熟考の末、提案する # textflame 0 0 @ 時を操作することなく 他の姫達と共に一緒に足並みを揃えて 戦いに赴くのはどうか、と # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "surprise" # voice 2030 "risanautr_l_0022" @リサナウト …私の力を発揮させずに? # textflame 0 0 @ 怪訝そうなリサナウト # textflame 0 0 @ しかしマスターは言う 時間操作だけが リサナウトの力ではないはずだと # textflame 0 0 @ 時間を操らないことで リサナウトが傷つくかもしれない 無理をさせるつもりはない。しかし… # textflame 0 0 @ マスターは彼女の力を見ていた 一心同体、巨人の戦斧“リサナウト” 準備と用意の周到さ… # textflame 0 0 @ 時を操り、時を見てきた彼女であれば 今流れているこの時を 見極めることも出来るはず # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "usual" @リサナウト … # textflame 0 0 @ その勝機を # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 3203011 "smile" # voice 2030 "risanautr_l_0004" @リサナウト ………ふふっ # textflame 0 0 @ リサナウトは不敵に笑う # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @リサナウト 言ったでしょ 大船に乗ったつもりでいてって # textflame 0 0 @ 彼女はもう 躓くことはなかった