;;【ＥＰ１】
# bgm "bgm002" 0
# background "plain"
# body 3300111
# mask 3300111 off
# pos 3300111 3
# scale 3300111 0.8 0
# alpha 3300111 0 0
# textwindow "nomal"
# textflame 0 0
@
マスターの隊に新しく入った姫、
ロンギヌス

# textflame 0 0
@
ある日の戦闘にて…

# alpha 3300111 1 0.5
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 330011 "ronginusu_t_0029"
@ロンギヌス
ロンギヌス・聖鎖・ガブリエル

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@ロンギヌス
セイントキラーズの
『神の御力』として、

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@ロンギヌス
平穏なる世界を実現します！

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 330011 "ronginusu_t_battle_0002"
@ロンギヌス
立ちはだかる者には、
私が終焉を告げましょう！

# textsize 23
# textflame 0 0
@
そう、彼女は以前、ハルモニア教皇国で
『セイントキラーズ』の一人に
数えられていた程の実力者だった

# textwindow "close"
# fadeout "black" 0.5
# waitandnext 0.5

# alpha 3300111 0 0
# waitandnext 0.2

# fadein "black" 0.5
# waitandnext 0.5

# textsize 24
# textwindow "nomal"
# textflame 0 0
@
戦闘が終わり、特訓の時間

# textflame 0 0
@
疲労でひざをついた姫に対し…

# alpha 3300111 1 0.5
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@ロンギヌス
立ってください
この訓練は、次なる
平穏のためにあるのですから

# textflame 0 0
@
彼女は審判を告げる厳粛な天使
ガブリエルを聖鎖されているため、
少々 高圧的なところも…

# textflame 0 0
@
しかし、その心の奥に秘めたる
慈悲の精神から、
隊の姫から好かれていた

# textwindow "close"
# fadeout "black" 0.5
# waitandnext 0.5

# alpha 3300111 0 0
# waitandnext 0.2

# fadein "black" 0.5
# waitandnext 0.5

# textwindow "nomal"
# textflame 0 0
@
そんな、ある日─

# textflame 0 0
@
マスターの隊は
次の目的地を目指して
長い道のりを移動していた

# alpha 3300111 1 0.5
# face 3300111 "happy"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 330011 "ronginusu_t_0002"
@ロンギヌス
お怪我をしている方、
大丈夫ですか…？ 

# textflame 0 0
@
中には傷を負っている
姫もいたが、みんな体に鞭打ち、
先を目指していた

# serif 0
# textflame 1 1
# move 3300111 3 0
# textwindow "moya"
# textboxarrow 0 0
# face 3300111 "sad"
# voice 330011 "ronginusu_t_0028"
@ロンギヌス
…正直、あまり
無理をさせられない方もいますね…
ここは慎重に判断せねば…

# textwindow "close"
# fadeout "black" 0.5
# waitandnext 0.5

# bgm "bgm003" 0
# background "plain_evening"
# alpha 3300111 0 0
# waitandnext 0.2

# fadein "black" 0.5
# waitandnext 0.5

# textwindow "nomal"
# textflame 0 0
@
そして、日は暮れ始め、
夕刻に差し掛かった時…

# textflame 0 0
@
事件は起こった

# alpha 3300111 1 0.5
# textflame 1 1
# serif 0
# textwindow "nomal"
# textboxarrow 0 2
# face 3300111 "normal"
# voice 330011 "ronginusu_t_0001"
@ロンギヌス
マスター…よろしいですか？

# textflame 0 0
@
真剣な表情で思案中のマスターに、
彼女が声を掛ける

# face 3300111 "surprise"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 330011 "ronginusu_t_0002"
@ロンギヌス
迷っておられるのですね…？
このまま街を目指すべきか、
今日はここで野営すべきか…

# face 3300111 "normal"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@ロンギヌス
怪我をしている姫のことを考えると、
街の宿でぐっすり休ませてあげたい

# face 3300111 "sad"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 330011 "ronginusu_t_0028"
@ロンギヌス
でも…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@ロンギヌス
街まで歩かせること自体、
傷を負った姫にとっては
辛いことなのではないか…と

# textflame 0 0
@
…うん
と、素直に首を縦にするマスター

# textflame 0 0
@
２人のやり取りを聞いていた
負傷中の姫は…

# textflame 0 0
@
「私は大丈夫だから、街まで行こう」
とマスターに進言する

# textflame 0 0
@
このまま街を目指すか
それともここで野営するか
考えたマスターは…

# textflame 0 0
@
よし、街を目指そう

# textflame 0 0
@
そう決断したのだった

# textflame 0 0
@
しかし…

# face 3300111 "angry"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 330011 "ronginusu_t_0012"
@ロンギヌス
私は反対です

# textflame 0 0
@
彼女は強く言い放った

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@ロンギヌス
本人が大丈夫と言っても、
それは少し無理を
させ過ぎではないでしょうか？

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@ロンギヌス
昨日まで戦いの連続で、
みんなの体力も
今まで以上に落ちています

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@ロンギヌス
マスターは…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@ロンギヌス
私たち、斬ル姫の体力を…
過信しています

# textflame 0 0
@
彼女の言葉に、
隊の姫たちがざわつく

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@ロンギヌス
私たちは…
電源を入れたら作動する
機械じゃありません

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@ロンギヌス
電力さえあれば動き続けられる
マシンじゃないんです

# face 3300111 "sad"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 330011 "ronginusu_t_0013"
@ロンギヌス
“人間”ではないけれど…
ちゃんと…
痛さも苦しさも感じるんです

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@ロンギヌス
もう少し…
配慮の心を持ってください

# textflame 0 0
@
そう冷たく言い放つ彼女

# textflame 0 0
@
隊の雰囲気がピリつく

# textflame 0 0
@
…わかった

# textflame 0 0
@
マスターは驚きつつも、
ロンギヌスの意見を尊重

# textflame 0 0
@
その日は
野営することに決めた

# textflame 1 1
@ロンギヌス
…………

# textflame 0 0
@
ただ、意見を通した
当のロンギヌスは
妙に浮かない顔をしていた