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;;【EP1】
;;【PK】神令スイハ_キャラクエ_シナリオ_190121
;;背景：荒野
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# background "wild"
# bgmfile "bgm270" "BgmLostRagnarokEvent" 0
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;;スイハ
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# face 3401711 "normal"
@スイハ
食事を共に？
問題ないが
（独りで食べたいが）

# textflame 0 0
@
公私ともに「孤高」を貫くスイハは
食事時であっても
そのスタンスを変えない

# textflame 0 0
@
宿営地の端っこで
ひっそりと食事を取っていたスイハに
同席を提案するマスター

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 3401711 "angry"
@スイハ
それは命令？

# textflame 0 0
@
少量の食べ物を細かく咀嚼しながら
目も合わせず言葉を発するスイハ

# textflame 0 0
@
彼女の相変わらず素っ気ない態度に
命令、というわけではないけど…と
言葉を濁すマスター

# textflame 1 1
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# face 3401711 "normal"
# voice 340171 "suiha_c_0032"
@スイハ
了承（命令でないのなら
必要性は感じられないが
ここで議論しても不毛だな）

# textflame 0 0
@
…隊には慣れた？
マスターは食事を
卓に置きながら尋ねる

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 340171 "suiha_c_0003"
@スイハ
ああ（慣れるも何も
仲間も助力も不要…
聞いて何になる…？）

# textflame 0 0
@
…ケガとか、してない？
マスターは食事を
広げながら尋ねる

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 340171 "suiha_c_0003"
@スイハ
ああ（体は常に最良に保ってあるし
あの程度の任務、ケガを負う者の
気が知れない）

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
（そもそも私がケガをしたとして
それを聞いてどうする？
治癒でもしてくれるというのか？）

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
（無理だろうな
バイブスにそんな力はないし
むしろバイブスは争いを呼ぶ…）

# textflame 0 0
@
………食事、おいしい？
マスターは食器を手に取り、尋ねる

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 340171 "suiha_c_0003"
@スイハ
ああ（愚問だな…
食事は状態を維持するのに
必要なこと）

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
（それ以外の価値なんてない
誰かと食べる時間など不要
会話なんて、その時間の浪費…）

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
（感想を共有するなど
価値もなければ意味もない）

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
（まあ、私は常に最良の食事を用意し
心がけているから栄養価・味・量
どれを取っても申し分ないけれど）

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
（食事は習慣。自らの力に直結する
だからこそ、おろそかには出来ない
そこをわかっていない者が多い）

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
（食事時の意識ひとつで
消化・吸収の仕方や、その後の活動に
大きな影響を及ぼす）

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
（本来、こうゴチャゴチャと
物事を考えながら食べるべきでもない
同席を受け入れたのは失敗だったな）

# textflame 0 0
@
マスターは次第に無言になる
スイハは表向き、マスターとの食事を
了承しているものの…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 3401711 "sad"
# voice 340171 "suiha_c_0028"
@スイハ
（うん
今度からは皆と
もう少し離れて食べよう…）

# textflame 0 0
@
彼女から聞こえてくる小声では、
全く乗り気でないことが明白…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 3401711 "normal"
# voice 340171 "suiha_c_0027"
@スイハ
（それにしても
共に食事をしようなど…
なぜ、この人は私に声を…？）

# textflame 0 0
@
チラと一瞬
マスターへ目線を向けるスイハ

# textflame 0 0
@
その視界にはマスターの他
奥で和気あいあいと食事をする
隊のキル姫たちも見える

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
…

# textflame 0 0
@
その様子に気づいたマスターは
一緒に食べる？
と、スイハを誘う

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 3401711 "surprise"
# voice 340171 "suiha_c_0009"
@スイハ
…！
（…ああ、なるほど）

# textflame 0 0
@
食事を残したまま、その場で
すっくと立ち上がるスイハ

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 3401711 "angry"
# voice 340171 "suiha_c_0014"
@スイハ
よくも、そう気安く…

# textflame 0 0
@
マスターを見下す形となるスイハ

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
何度も言わせないでもらいたい

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
私が司るは共鳴無き勇気─孤高
だからこそ、私に仲間など不要

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 340171 "suiha_c_0007"
@スイハ
私という矢さえあれば
それで問題ない

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
（私の孤独な状況に対して
同情や憐みを持って近づいて来た
というワケだ。あなたは）

# textflame 0 0
@
…！
違う！

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 3401711 "surprise"
# voice 340171 "suiha_c_0022"
@スイハ
！？

# textflame 0 0
@
思わず、スイハの心の声
（彼女から絶えず漏れる小声）に
答えてしまうマスター

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 340171 "suiha_c_0009"
@スイハ
…私の、考えを、読むのか
…これが、バイブスの力か

# textflame 0 0
@
いや、それも違うような…
今度は考えを口に出さず
抑えたマスターだが…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# face 3401711 "angry"
# voice 340171 "suiha_c_0026"
@スイハ
……私の心に入るな

# textflame 0 0
@
かつてバイブスが共鳴し
禍々しい仮面が取れた
スイハだったが…

# textflame 0 0
@
その下には
マスターを射抜く
冷々たる視線があった

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# voice 340171 "suiha_c_0007"
@スイハ
私は犬が嫌いだ

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@スイハ
失礼だが
今のあなたは
まとわりついてくるソレのよう