;;【シノビナイトメアコラボ・ヨミ】
;;【EP1】
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@ヨミ
ヤダー！
ボクもう日が出てるうちは
外に出ないーっ！

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@
室内に、少女の声が木霊する

@
彼女の名前はヨミ
マスターの隊に新しく入った姫
…なのだが

# textflame 1 1
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@ヨミ
いくらマスターの頼みでも
こればっかりはナシだよ！
ボクはもう心に決めたんだ！

# textflame 0 0
@
ヨミはそういって、
自室の布団にくるまったまま
顔も出そうとしない

@
最初はただの気まぐれかと
思っていた
マスターだったが…

# face 401811 "sad"
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# voice 4018 "yomi_0019"
@ヨミ
もう、ボクの不調で誰かが
傷つくところなんて見たくないんだ

@ヨミ
この間の戦闘で、ボクのせいで
仲間が怪我をしたでしょ？

# face 401811 "worry"
@ヨミ
あの時はかすり傷だったけど
一歩間違えば、
大怪我だったかもしれない…

@ヨミ
そう思うと、調子の出ない昼間に
戦うのが…その、怖くてさ

# textflame 0 0
@
これは重傷だ
そう思ったマスターは
彼女にひとつ提案した

# textflame 1 1
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@ヨミ
気分転換に、街に？
でもボクは…

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# face 401811 "surprise"
# voice 4018 "yomi_0022"
@ヨミ
えっ、とびっきりの甘味！？
おごってくれるの？
じゃあ、ちょっとだけなら…

;;――場面転換――
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# face 401811 "worry"
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# voice 4018 "yomi_0027"
@ヨミ
…はぁ
やっぱり調子が出ない

# textflame 0 0
@
街のいくつかの施設をめぐり
公園にたどり着いたヨミが
どこか暗いため息をついた

# textflame 1 1
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@ヨミ
街を歩くだけでもこの調子なんだ
昼間に戦ったりなんかしたら
きっとまた…

# voice 4018 "yomi_0007"
@ヨミ
こんな事なら、
ボクはもう戦わないほうが
後方支援とか、それくらいで…

# textflame 0 0
@
いつもの不敵さがなりを潜め
しょんぼりと肩を落とすヨミの姿

@
そんな彼女をなんとか励まそうと
マスターが声をかけようとした
その時—

# serif 1
@市民
た、大変だ！
異族が街に！

# face 401811 "surprise"
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# voice 4018 "yomi_0024"
@ヨミ
あ…

# textflame 0 0
@
戦うことに対する恐怖ではない
守れないかも知れない
その恐怖が、彼女の手足を縛っていた

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戦うことに対する恐怖ではない
守れないかも知れない
その恐怖が、彼女の手足を縛っていた

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# face 401811 "sad"
@ヨミ
あ、当たり前さ！

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# labeljump "select_label_end"
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# face 401811 "sad"
@ヨミ
…うん、行こう！

# label "select_label_03"
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# face 401811 "sad"
@ヨミ
大丈夫、行ける…行くさ！

# label "select_label_end"
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@
マスターの言葉に、ヨミが意を決した
ように顔を上げる

@
その顔にはまだ、
自分を信じきれない弱さが浮かぶ
だがそれでも—

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# face 401811 "mad"
# voice 4018 "yomi_kyara_1008"
@ヨミ
ボクの力を—
見せてあげるよ！

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@
ヨミは自身を奮い立たせるように
そう言って、
異族を止めるために駆けだした