;;----------------------------------------- ;;ダークメラ2 ;;----------------------------------------- # script "lisp" # background "201_room" # bgmfile "bgm401" "BgmIntegralNoahEvent" 0 ;;----------------------------------------- # body 269 # pos 269 3 # scale 269 0.8 0 # layer 269 3 # mask 269 off # alpha 269 0 0 # body 503421 # alpha 503421 0 0 ;;----------------------------------------- # imageset 0 "black" # imagealpha 0 0 0 # imagelayer 0 1 # imageset 1 "c503421" # imagelayer 1 3 # imagealpha 1 0 0 ;;----------------------------------------- # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ メラにマスターが拘束された… その情報は、またたく間に 隊全体へ伝わった # textflame 0 0 @ すぐさま助けようと 小屋の中に突入するキル姫達 しかし、メラは怯まず対峙する # alpha 269 1 0.5 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 50342 "mela_d_0013" @メラ …はぁ、どうしてみんな そんなに頑張ろうとするの # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ この人は怠惰に堕ちている最中なの 邪魔しないであげてよ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ 面倒なことやめて、 楽しく好き勝手に 過ごそうとしてる人かもしれないよ? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ それを邪魔する権利が、 あなたたちにあるの? # textflame 0 0 @ その言葉に怒りを露わにして キル姫達はそれぞれの武具を構えて にじり寄ろうとしたが… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ もしこれ以上、近づこうとするなら あなた達の大切なマスターの命は… # bgm "stop" # textflame 0 0 @ ないよ、とメラが口にする寸前 「僕は大丈夫だから!」 と大声をあげるマスター # textflame 0 0 @ これは考えあってのことだから 君たちは周りの哨戒をして欲しい… と、次々に指示を出していく # textflame 0 0 @ キル姫達は半信半疑ながらも マスターの指示を受けて 小屋から出て行った # bgmfile "bgm421" "BgmIntegralNoahEvent002" 0 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 50342 "mela_d_0039" @メラ あたしと敵対しても勝てないから とりあえず退かせた…ってところ? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ でも、いつまでそうやって 頑張ろうと思えるかな # textflame 0 0 @ 悠然と語るメラに それはどうかな と強がるマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ あなたはそう言うけど、 あの子たちは そうじゃないかもしれないよ? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ あなたの知らないところで 心が折れちゃうかもしれない …でも、あなたにはどうしようもない # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ 身動きが取れないんだし、 そのままでいるしかないけどね # textflame 0 0 @ そう言うメラの言葉に、 彼女達は負けないよ、 と静かにマスターは否定する # textflame 0 0 @ その縛られた手元では メラに悟られないよう 縄に爪を立て続けていた… ;;演出:暗転(時間経過) # fadeout "black" 0.5 # waitandnext 0.5 ;;魔獣との戦闘音 # bgm "stop" # se "SE_0810" # alpha 267 0 0 # textwindow "close" # waitandnext 0.5 # fadein "black" 0.5 # waitandnext 1 # sestop "SE_0810" # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ マスターがメラに 拘束されている間も 魔獣の襲撃が数回あった # textflame 0 0 @ だが、マスターの指示しておいた 陣形が効果を発揮して 特に被害もなく退けられる # bgmfile "bgm421" "BgmIntegralNoahEvent002" 0 # alpha 267 1 0.5 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 50342 "mela_d_0040" @メラ …また、撃退成功したんだ もう、あなたが何もしなくても この場は安泰じゃない? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 269 "happy" # voice 50342 "mela_d_0002" @メラ それで、怠惰に過ごす感覚はどう? 誰かのために頑張るよりも ずっと気楽だよね # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ 何があっても動けないし、 外のことも分からない # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ 外のことを気にして苦しむなら、 諦めたほうが楽になれると思うよ # textflame 0 0 @ メラの語りを聞いても マスターは黙っていた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 50342 "mela_d_0005" @メラ …前なら言い返してきてたのに もう、沈黙するしかできないんだ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ 喋るのも面倒になっちゃった? やっぱり、人間の意思なんて 所詮、その程度だよね… # textflame 0 0 @ その言葉に、マスターは 首を振って否定した # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 269 "angry" @メラ それなら、どういうつもりで 黙ってたの? # textflame 0 0 @ その時、ひとりのキル姫が 小屋に入ってきた # bgmfile "bgm401" "BgmIntegralNoahEvent" 0 # textflame 0 0 @ 曰く、森を抜けてすぐの町が 魔獣に襲撃されている、と そこは当初の目的とは違う町だ # textflame 0 0 @ そちらに寄って救援してもいいが 進行が遅れている現状、その間に 目的地の町が壊滅する恐れもある # textflame 0 0 @ マスターの決断が必要な状況に キル姫達は浮足立っていた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 269 "happy" # voice 50342 "mela_d_0007" @メラ …もうこの人には 関係ない話だよ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ この人は怠惰を知ったんだよ それでも頑張って誰かを 助けようなんて… # textflame 0 0 @ うん、十分怠惰を味わったよ そう言ってマスターは 突然、立ち上がってみせた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 269 "irregular" # voice 50342 "mela_d_0009" @メラ え、どうして… 解けないように きつく結んでいたはずなのに… # textflame 0 0 @ 古いロープを使ったんだね こつこつ爪で傷つけていたら 割とすぐ切れたよ、とマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ それならどうして 切れた時に抜け出さなかったの… # textflame 0 0 @ その問いにマスターは微笑む # bgmfile "bgm406" "BgmIntegralNoahEvent" 0 # textflame 0 0 @ 簡単だよ メラがおすすめする怠惰を 味わっていたのさ、と # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ ………… # textflame 0 0 @ 続けてマスターは 怠惰に過ごすのもいいけど、 やるべきことがある、と告げた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ だから、あたしに手を貸せって? 結局、従わせるんだ? # textflame 0 0 @ そんなつもりはないよ、と マスターは否定する # textflame 0 0 @ ただ、戦いが終わるまで ここにいてほしい、とも 告げた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 269 "angry" @メラ はぁ? …意味が分からない # textflame 0 0 @ 終わった後で、ちゃんと君の ことを知りたいんだ 怠惰仲間としてね # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 269 "irregular" # voice 50342 "mela_d_0013" @メラ なにそれ …あたしと一緒に怠惰を味わいたい なんて、本気で言ってるの? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ というか、そもそも そこまでするなんて 全然、怠惰じゃないし… # textflame 0 0 @ その言葉にマスターは頷く そして、君の絶望ときちんと 向き合いたいと言葉を続けた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ 意味がわからない それであたしのことを 分かったつもり? # textflame 0 0 @ すぐに理解するのは難しいと思う でも知りたいんだ、と マスターはメラを見つめる # textflame 0 0 @ 君と一緒に過ごす怠惰も もっと味わってみたいしね、と 笑うマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ へんなの… こんな人間がいるなんて… # textflame 0 0 @ メラはまじまじと マスターを見つめると やがて、溜息混じりに言う # bgmfile "bgm083_1" "Bgm3Tcollabo001" 0 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 269 "angry" # voice 50342 "mela_d_0027" @メラ まあ、いいよ… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ あなたは、他の人と違うみたいだし 少しだけ力を貸してあげる # textflame 0 0 @ その言葉にマスターは微笑んだ 力を貸してくれてありがとう すぐに出発しよう! # textflame 0 0 @ マスターの一声で 隊はすぐに小屋を発った 面倒くさそうに歩くメラと共に… ;;暗転挟む # imagealpha 0 1 0 # imagepos 0 0 30 # imageleftin 0 0.5 # textwindow "close" # waitandnext 0.5 ;;背景:街(夜) # background "in_city_night" # alpha 267 0 0 # waitandnext 0.2 # imagealpha 0 0 0.5 # imagerightout 0 0.5 # waitandnext 0.5 # alpha 267 1 0.5 # textflame 1 1 # textwindow "nomal" # textboxarrow 0 2 # voice 50342 "mela_d_battle_0001" @メラ はっ…! ;;魔法で魔獣を撃退する音 # se "SE_11891" # fadein "white" 1 # waitandnext 1 # bgm "stop" # textflame 0 0 @ その後 隊はそれぞれの町へ駆け付け 魔獣を退けていった # textflame 0 0 @ メラの活躍もあって 被害は最小限で済んだ # textflame 0 0 @ 助けられた町の人々は メラに感謝の言葉を口々に 告げるが… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ …感謝なんていらない # alpha 267 0 0.5 # textflame 0 0 @ 彼女は冷たく言い捨てると 町の外へ去ってしまう マスターは慌ててその背を追った ;;暗転挟む # imagealpha 0 1 0 # imagepos 0 0 30 # imageleftin 0 0.5 # textwindow "close" # waitandnext 0.5 ;;背景:草原(夜) # background "plain_night" # bgmfile "bgm404" "BgmIntegralNoahEvent003" 0 # waitandnext 0.2 # imagealpha 0 0 0.5 # imagerightout 0 0.5 # waitandnext 1 # alpha 267 1 0.5 # face 267 "normal" # waitandnext 1 # textflame 0 0 # textwindow "nomal" @ 夜の草原に佇むメラ マスターが声をかけると 虚ろな表情でこちらを向いた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 50342 "mela_d_0041" @メラ …追いかけてきたんだ # textflame 0 0 @ 感謝されても嬉しくないの と、マスターは問う # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ どれだけ人を救っても どれだけの感謝をもらっても ただ虚しさが募るだけだから… # textflame 0 0 @ なら、手伝ってくれたお礼は 敢えて言わないことにするよ と、マスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ 面白いこと言うね そういうところ、嫌いじゃないよ # textflame 0 0 @ これからも自分達と一緒に ついてきてくれないかな、と # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 50342 "mela_d_0032" @メラ まぁ、いいよ # textflame 0 0 @ そうだよな…と肩を落としかけ 今なんて!と訊き返すマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ あなたたちと行動を共にするのも 悪くなさそうだし # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @メラ 面倒くさいけど、 しばらくは付き合ってあげる # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 50342 "mela_d_0004" @メラ それじゃ、これからよろしくね ;;メラ「…まぁ、悪くないかも」 # textflame 0 0 # imagealpha 1 1 0 # imagepos 1 0 0 # fadein "white" 3 # buttonsout 0 0 # textwindow "close" # voice 50342 "mela_d_kyara_classchange_0001" # frameout 0 1 # waitandnext 0.8 # fadeout "black" 1.5 # waitandnext 1.5