;;-----------------------------------------
;;七支刀2
;;-----------------------------------------
# script "lisp"
# background "town"
# bgm "bgm005" 0
;;-----------------------------------------
# body 5105111
# pos 5105111 3
# scale 5105111 0.8 0
# layer 5105111 3
# mask 5105111 off
# alpha 5105111 1 0
# face 5105111 "sad"
;;-----------------------------------------
# imageset 0 "black"
# imagealpha 0 0 0
# imagelayer 0 1
# imageset 1 "c5105111"
# imagelayer 1 3
# imagealpha 1 0 0
;;-----------------------------------------
# textflame 0 0
# textwindow "nomal"
@
以前から彼女が頑張ろうとしている
姿は知っていたし、それでもなかなか
結果が出ないことも知っていた

# textflame 0 0
@
先日での囮役のことも含め
マスターは彼女を励ましつつ、

# textflame 0 0
@
もう、あんな危ないことを
したらダメだよ、と
注意を促す

# voice 1051 "shichishito_0008"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
お、お気遣いありがとうございます…
ご主人様はお優しいですね…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
でもどうすればよかったんですか…
あの時、わたくしの中であれが
最善策だと思っていたんです…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
わたくしがああすれば
皆様を助けられる…
そう思ったんです…

# textflame 0 0
@
彼女なりの頑張りを
否定するわけではない

# textflame 0 0
@
ただ
危険行為を肯定するわけには
いかないのだ

# face 5105111 "angry"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
わたくし、皆様のお役に…
立ちたいです…っ！

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
わたくし、皆様の為に
頑張りたいんです

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
ご主人様、わたくしを
どうか導いてください…
どんなことでもします！

# textflame 0 0
@
七支刀は十分、
役に立ってくれているよ
と説得するマスターだが、

# face 5105111 "normal"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
精いっぱい特訓します！
不束者ですが、明日から
よろしくお願いしますね

# textflame 0 0
@
結局、
その熱意に押されてしまうのだった

# textflame 0 0
@
そして翌日から七支刀の特訓が
始まろうとしていた

;;暗転挟む
# imagealpha 0 1 0
# imagepos 0 0 30
# imageleftin 0 0.5
# textwindow "close"
# waitandnext 0.5

# background "plain"
# bgm "bgm002" 0
# alpha 5105111 0 0
# waitandnext 0.2

# imagealpha 0 0 0.5
# imagerightout 0 0.5
# waitandnext 0.5

# alpha 5105111 1 0.5
# voice 1051 "shichishito_0001"
# textflame 1 1
# textwindow "nomal"
# textboxarrow 0 2
@七支刀
ご主人様っ、今日はどんなことを
するんですか？やはり近接戦闘などの
訓練からですか？

# textflame 0 0
@
直接的な活躍ができることを
七支刀は望んでいた

# textflame 0 0
@
しかし、そんな七支刀に
マスターは彼女の得意な
サポート力を強化すると言い放つ

# face 5105111 "sad"
# voice 1051 "shichishito_0023"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
で、でも、それだと本当の意味で
わたくしは皆様と戦っていないような
気がします…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
わたくしだけ皆様より後ろにいて
そこから応援をしているだけなんて
ちょっと違うと思うんです…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
それにわたくしの呪術で支援されても
あんまり効果は期待しない方が…
その…自信が無くて…

# textflame 0 0
@
彼女の気持ちは理解できる
しかし前に出るだけが
戦いではない

# textflame 0 0
@
それをマスターは
彼女に知ってもらいたかった
自身がその立場であるために…

# face 5105111 "surprise"
# voice 1051 "shichishito_0022"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
誰かを支えることの重要性…
…ですか？

# textflame 0 0
@
戦いが苦手な七支刀に対して
マスターは、ものは試しと
特訓を進めることにする

;;暗転挟む
# imagealpha 0 1 0
# imagepos 0 0 30
# imageleftin 0 0.5
# textwindow "close"
# waitandnext 0.5

# background "town"
# waitandnext 0.2

# imagealpha 0 0 0.5
# imagerightout 0 0.5
# waitandnext 0.5

# voice 1051 "shichishito_0028"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
# textwindow "nomal"
@七支刀
ここは…

# textflame 0 0
@
マスターは魔獣の被害を受けた
町に七支刀を連れてきていた

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
なるほど…
本日はこちらで復興の
お手伝いをするのですね

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
ですが、戦闘訓練とは
異なるような…？

# textflame 0 0
@
これも立派な訓練だ
と言うマスター

# face 5105111 "normal"
# voice 1051 "shichishito_0033"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
わかりました！
わたくし、復興のお手伝いを
精一杯努めさせていただきます！

# face 5105111 "sad"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
ですが、その…
なにをすればいいのでしょうか？

# textflame 0 0
@
マスターが呼ぶと同時に
腕っ節自慢の男が
七支刀の元にやってくる

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
えっと…あの？

# textflame 0 0
@
戸惑う七支刀にマスターは
彼に向って、頑張れと
一言かけてくれと頼む

# voice 1051 "shichishito_0023"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
そ、それだけでいいんですか？
呪術的に何かしてさしあげるとか…

# face 5105111 "normal"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
けれどこれも特訓のうちですものね
それじゃあ、いきますよ…
頑張って！

# textflame 0 0
@
真剣な眼差しで男を見つめる七支刀
その言葉は彼の体に電撃を走らせる
そう、何を隠そう…

# textflame 0 0
@
彼は七支刀の隠れ大ファンなのだ

# face 5105111 "surprise"
# voice 1051 "shichishito_0021"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
わわっ！急に体の筋肉が
盛り上がってるように見えます…
すごいですねぇ～…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
あ、あの、ちょっとツンツンって
触ってみてもいいですか？

# textflame 0 0
@
許可を貰う前から既に人差し指が
素振りを始めている七支刀
男は照れながらも快諾する

# textflame 0 0
@
その間、身悶えするのをどうにか
我慢している姿に、マスターは
笑いをこらえていた

# face 5105111 "sad"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
あ、あの、それでこれから
どういう特訓が…

# textflame 0 0
@
するとマスターは彼よりも
筋骨隆々の仲間達を呼び出す

# textflame 0 0
@
集められた歴戦の猛者達
そして、これから始まるのは
なんと腕相撲大会

# face 5105111 "surprise"
# voice 1051 "shichishito_0024"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
ご主人様！？ますます
分からなくなってきました！

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
う、腕相撲大会で一体わたくしに
何を教えてくださるんですか！？

# textflame 0 0
@
まぁ見ていてよ
とだけ言い、隠れファンの彼と
集まった男達のファイトが始まる

# textflame 0 0
@
彼はあの人数を相手にするけど
誰にも負けることはないよ
マスターがつぶやく

# voice 1051 "shichishito_0023"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
えぇっ！？でも、あの方より
他の方々の方が、体が大きいですし
何よりあの人数だと途中で体力が…

# textflame 0 0
@
なんて会話をしていたが
既に三名ほどが敗戦を喫していた

# textflame 0 0
@
そして続く男達を打ち破り
ついには一度も負けることなく
勝負を終えたのだった

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
ほ、本当に勝ってしまいました…
あの方は一体何者なのでしょうか…
もしや隠された能力があったり…

# textflame 0 0
@
君に応援されたから
あそこまで頑張れたんだよ
七支刀に伝える

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
わたくしに応援されたから…
それだけであれほどの力を…

# textflame 0 0
@
そのくらい、応援っていうのは
力になるものなんだよ、と
マスターは続ける

# textflame 0 0
@
隠れファンということは
明かさないが嘘は付いていない

# textflame 0 0
@
正真正銘、七支刀の応援の
おかげで勝てたのは確かだ

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
これが誰かを支えること…
ただ応援して見守るだけで
ここまでのことが…

# textflame 0 0
@
勝利した男も応援されて
情けない姿は見せられない
そううそぶく

# face 5105111 "sad"
# voice 1051 "shichishito_0028"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
わたくしの力…そこまで
お褒めいただけるとは
思っていませんでした…

# textflame 0 0
@
ただの言葉でも誰かが
応援し、支えてくれるとわかるだけで
力を得られる

# textflame 0 0
@
後ろから支えることで
ちゃんと戦闘に貢献できる

# textflame 0 0
@
マスターは改めて彼女に問う
これでも自分に自信が
持てないかい？と

# face 5105111 "angry"
# voice 1051 "shichishito_0034"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
いいえ。今のでハッキリしました
わたくしは今まで自分を
信じてませんでした…

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
でも、あの方の大奮闘を見て
気づかされました

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
わたくしにもできること
わたくしがすべきことが

# face 5105111 "normal"
# voice 1051 "shichishito_0001"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
ご主人様！
改めて、ご指導ご鞭撻のほど
お願いしてもいいですか

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
わたくし、皆様を支えられる
立派な隊員になってみせます！

# textflame 0 0
@
こうして彼女の特訓は熾烈を極め
それはすぐに実を結ぶことになる

;;暗転挟む
# imagealpha 0 1 0
# imagepos 0 0 30
# imageleftin 0 0.5
# textwindow "close"
# waitandnext 0.5

# bgm "bgm035" 0
# alpha 5105111 0 0
# waitandnext 0.2

# imagealpha 0 0 0.5
# imagerightout 0 0.5
# waitandnext 0.5

# textflame 0 0
# textwindow "nomal"
@
迎えた翌日もまた、魔獣との戦闘
仲間達は武器を手に取り
果敢に挑む

# alpha 5105111 1 0.5
# textflame 0 0
@
当然七支刀も前線へと出向き
後方から味方全体に支援を続ける

# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
皆様は…わたくしがお守りしますっ！
本気、出しちゃいますよ～！

# textflame 0 0
@
その日の戦闘はいつもより早く
いつもより被弾が少なく
そして何より——

# textflame 0 0
@
いつもより七支刀が輝く
そんな戦いだったと、
後に語られるのであった

# voice 1051 "shichishito_0004"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
これで…わたくしも皆様と
同じラインに立てましたっ…！
やりましたよ、ご主人様っ！

# face 5105111 "happy"
# voice 1051 "shichishito_0042"
# textflame 1 1
# textboxarrow 0 2
@七支刀
えへへ…
頑張っちゃいました
褒めて、くださいますか？

;;「ご主人様のことは、わたくしが守ってみせます。
;;　でも、まだまだ不安もいっぱいで…。
;;　わたくしが挫けないように、これからも傍で支えてくれますか？」
# textflame 0 0
# imagealpha 1 1 0
# imagepos 1 0 0
# fadein "white" 3
# buttonsout 0 0
# textwindow "close"
# voice 1051 "shichishito_kyara_0025"

# frameout 0 1

# waitandnext 0.8

# fadeout "black" 1.5
# waitandnext 1.5