;;----------------------------------------- ;;ぬりかべ1 ;;----------------------------------------- # script "lisp" # background "town_2" # bgm "bgm002" 0 ;;----------------------------------------- # body 5203311 # pos 5203311 3 # scale 5203311 0.8 0 # layer 5203311 3 # mask 5203311 off # alpha 5203311 1 0 # face 5203311 "happy" ;;----------------------------------------- ;;背景:街中・昼 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 520331 "nurikabe_0004" @ぬりかべ うん。おいしい… これは鍋に使えそう # textflame 0 0 @ ところ狭しと並ぶ野菜を 見ながら、ぬりかべは うんうんとうなずく # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ あっ…この野菜?は見たことない ちょっと試してみようかな? # textflame 0 0 @ 言いながらぬりかべは さらに別の露天商へと向かう # face 5203311 "surprise" # voice 520331 "nurikabe_0027" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ 知らないものが、いっぱい… # face 5203311 "normal" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ もっと勉強して みんなに、食べてもらいたい # textflame 0 0 @ 異世界からやってきた ぬりかべという少女 # textflame 0 0 @ 当初は戸惑っていたが 慣れてくると # textflame 0 0 @ 元の世界に戻る方法を探すために 情報収集を始めた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ あっ…この調味料もいい お醤油の代わりになるかも # alpha 5203311 0 0.5 # textflame 0 0 @ ついでに仲間のためにと こちらの世界の料理についての 情報も集めていた # textflame 0 0 @ そんなある時… # alpha 5203311 1 0.5 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ マスターさん… お話があるんです # textflame 0 0 @ こちらに来たぬりかべを 保護する意味も含め 隊に招き入れたマスター # textflame 0 0 @ その思いを察してか、 何かあるときは こうして相談してくれる # face 5203311 "angry" # voice 520331 "nurikabe_0028" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ 旅に、出たいです # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ もっと、いろいろな料理を 知りたいんです # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ 滝夜叉姫さま達にも いろいろ作ってあげたいですから # textflame 0 0 @ ぬりかべの望みを聞き マスターは彼女らしいと思いながらも 返答は保留した # face 5203311 "sad" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ だめでしょうか? 魔獣がいるのはわかりますけど 自分の身は、守れますし… # textflame 0 0 @ 異世界で妖怪と呼ばれる 存在の彼女達が 戦えるというのはわかっている # textflame 0 0 @ しかし問題はそこではなかった ぬりかべは重度の方向音痴だった # textflame 0 0 @ これまでにも街の中で ちょっとした買い物でも 迷子になることがあったのだ # face 5203311 "angry" # voice 520331 "nurikabe_0015" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ だ、大丈夫です! 間違えたのは、街の中で道が 複雑だったからです… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ 街の外なら、道なりに 進むだけですから、平気です # textflame 0 0 @ 控えめながらも自信ありげにする ぬりかべに対して マスターはそれならと提案する # face 5203311 "normal" # voice 520331 "nurikabe_0032" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ テストですね わかりました ひとり旅ができると証明します # textflame 0 0 @ そう言うと、近くの森へ 行くと言い始めるぬりかべ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ それじゃ行ってきますね… # textflame 0 0 @ そう言いながら ぬりかべは目的地とは 反対方向へと歩いて行く # textflame 0 0 @ マスターは少しだけ 気まずくなりながらも そのことを指摘する # face 5203311 "surprise" # voice 520331 "nurikabe_0022" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ えっ!? …もちろん、わかっていました こっちですよね # textflame 0 0 @ 赤面しながらぬりかべは振り返り そのままさっきとは別方向に 歩きだすのだが… # textflame 0 0 @ ぬりかべが向かう先は やはり目的地の森とは 違う方向だった # voice 520331 "nurikabe_0028" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ えっと… 少し間違えても 何とかなると思います # textflame 0 0 @ そうは言っても ここは彼女にとって 未知の世界 # textflame 0 0 @ 何がぬりかべにとって 脅威になるかわからない # textflame 0 0 @ そんなところへ ぬりかべをひとりで 送り出すわけにはいかない # face 5203311 "sad" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ でも…ずっとここにいても 新しいお料理は学べないです # textflame 0 0 @ マスターもぬりかべを 閉じ込めたいわけではない だから提案する # face 5203311 "surprise" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ マスターさんも 私と一緒に行く…ですか? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ そんなの悪いです! 私のためにそこまで… # textflame 0 0 @ もともとマスターは ぬりかべを見守るつもりだった それがこの街でも別の場所でも同じ # textflame 0 0 @ だから絶対に着いていくと マスターはぬりかべに伝える # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ どうして… # face 5203311 "angry" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ぬりかべ いえ、お願いします # textflame 0 0 @ 土地勘がないことに 不安を感じていたぬりかべは 丁寧に頭を下げる # textflame 0 0 @ そんなぬりかべに 道案内なら任せてくれと マスターが笑顔で応じると # textflame 0 0 @ ぬりかべも はにかむような笑みを 見せたのだった