;;----------------------------------------- ;;フォルカス1-1 ;;----------------------------------------- # script "lisp" # background "plain" # bgmfile "bgm400_1" "BgmIntegralNoahEvent" 0 ;;----------------------------------------- # body 5301811 # pos 5301811 3 # scale 5301811 0.8 0 # layer 5301811 2 # mask 5301811 off # alpha 5301811 1 0 ;;----------------------------------------- # textflame 1 1 # textwindow "nomal" # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "normal" @フォルカス みなさん! # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フォルカス 聞いて下さい!! # textflame 0 0 @ 彼女の名は、 フォルカス・神令・ヘル # textflame 0 0 @ 先日、入隊したばかりの姫だ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "angry" @フォルカス 敵は右手から攻めて来ます! 迎撃準備を!! # textflame 0 0 @ 実力の高い彼女だが、 前線に立って戦うというよりは、 味方を見守る指揮官のような存在 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フォルカス 大丈夫! みなさんの戦闘力なら、 必ず勝てますから! # textflame 0 0 @ 彼女の正確な指揮で、 キル姫たちの特徴が活かされ 隊は見事、勝利を収めるのだった # textflame 0 0 @ ありがとう 彼女に声を掛けるマスター # textflame 0 0 @ 僕より君の方が 指揮官に向いてるんじゃない? と笑いながら、尋ねる # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "happy" # voice 530181 "forcas_c_0004" @フォルカス 指揮官に向いているというより、 個性的な子たちに振り回されるのには 慣れているだけです # textflame 0 0 @ …と、笑顔で返す彼女 # textflame 0 0 @ でも、どうして僕やみんなのために、 そんなに一生懸命してくれるの? と、マスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "normal" @フォルカス …… # textflame 0 0 @ 少し考えた後、彼女が口を開いた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 530181 "forcas_c_0028" @フォルカス それは…コマンドキラーズの まとめ役をしていたからだと 思います # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フォルカス 今もそうする必要はないのですが… 癖として残っているのでしょう # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フォルカス どうしても 過保護になってしまうのかも 知れませんね # textflame 0 0 @ そう答える彼女にマスターは、 それだけじゃないと思うけど と告げる # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "surprise" # voice 530181 "forcas_c_0022" @フォルカス どういうことです…? # textflame 0 0 @ 元々、君が持っている 優しさもあるんじゃない? 微笑み、答えるマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "sad" @フォルカス ……そんなことはないと思います # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 530181 "forcas_c_0027" @フォルカス だって、私は…… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フォルカス い、いえ…… # alpha 5301811 0 0.5 # textflame 0 0 @ 何かを言いかけたが途中でやめ、 彼女はその場を後にした # textflame 0 0 @ 数日後―― # textflame 0 0 @ フォルカスが言う過保護な一面は 日常生活でも表れていた # alpha 5301811 1 0.5 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "angry" @フォルカス もう朝ですよっ、 寝ぼけているのですかっ? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "sad" # voice 530181 "forcas_c_0027" @フォルカス ……はあ……仕方ありません 早く顔を洗ってきてください。 朝食の準備は、私がしておきますから # textflame 0 0 @ 寝ぼける姫には、 食事を用意してあげ… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "normal" # voice 530181 "forcas_c_0002" @フォルカス 床は水拭きした方が 綺麗になりますよ? # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "sad" # voice 530181 "forcas_c_0027" @フォルカス ……はあ ……仕方ありません 私がしておきます # textflame 0 0 @ また、掃除が苦手な姫の代わりに、 雑巾がけをしてあげたりと、 なかなかの過保護ぶりだった # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "angry" @フォルカス ほら、早く準備してきてくださいっ ここは私がやっておきますから # textflame 0 0 @ 一人で忙しく 動き回っているフォルカス # textflame 0 0 @ …が、それは若干 押しつけがましいところもあり、 中には辟易気味の姫もいるのだった # textflame 0 0 @ そんな彼女に 大丈夫?あまり無理しないでね、と マスターが声を掛ける # textflame 0 0 @ フォルカスは、 姫たちの態度には気づきもせず、 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "happy" # voice 530181 "forcas_c_0004" @フォルカス ふぅ…慣れてると言いましたが、 やっぱり“まとめ役”って大変ですね # textflame 0 0 @ と、笑顔でこぼしている # alpha 5301811 0 0.5 # textflame 0 0 @ だがマスターは、 “あること”が気掛かりだった # textflame 0 0 @ また別の日―― # alpha 5301811 1 0.5 # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "normal" @フォルカス ………… # textflame 0 0 @ 戦闘の訓練をする姫たちの様子を、 一人で見ているフォルカス # textflame 0 0 @ 過保護で世話焼きの彼女だが、 こと戦闘の特訓に関しては、 一切仲間に介入しない # textflame 0 0 @ 隊の姫たちから誘われても 断るくらいだ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "surprise" @フォルカス ………! # textflame 0 0 @ そんな彼女の元にやってきて、 マスターが尋ねる どうして、一緒にやらないの?と # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フォルカス ……… # textflame 0 0 @ 彼女はクールな表情と、 冷静な口調で返す # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "normal" # voice 530181 "forcas_c_0003" @フォルカス 強くなるために、 誰かの力は必要ありません # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フォルカス それに… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フォルカス 私はバイブスというものも 認めてはいませんから # bgmfile "bgm409" "BgmIntegralNoahEvent" 0 # textflame 0 0 @ クールに答える彼女に、 マスターは以前から気になっていた “あること”を告げる # textflame 0 0 @ いつも、みんなの まとめ役のような存在だけど… # textflame 0 0 @ 僕には君がどこか 一歩引いているように見えるんだ …と # textflame 0 0 @ 確かにフォルカスは 他の姫たちの手伝いを 自ら進んでやっている # textflame 0 0 @ しかし、誰かを手伝っている以外で 他の姫と一緒にいるところを 見たことがなかった # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "surprise" # voice 530181 "forcas_c_0022" @フォルカス …! # textflame 0 0 @ 仲良くなりたいんだけど、 あと一歩踏み込んでいない、 # textflame 0 0 @ いや踏み込めないんじゃないかなって とマスター # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フォルカス ……… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 5301811 "sad" # voice 530181 "forcas_c_0018" @フォルカス …どうして……それを… # textflame 0 0 @ なにか心当たりがあるんだね? フォルカスの目を見据え、 マスターが尋ねる # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @フォルカス …それは # textflame 0 0 @ 彼女が己の過去を語り始めた